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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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共働きの子育て

スレッド
雨の中
熱のある我が子を
濡らさないように抱っこして

保育園で熱のある子は預かってはくれない
そして、独身の上司に
「どうにかして、出勤しなさい」
そう言われ通話が切られる

悔しさから吐き出す言葉は
「お前にだけは負けねえよ、絶対。
お前みたいに小さい人間にだけは、ならねえよ」
だった

上の子を保育園に預け
熱のある下の子を抱っこして
電車を使い実家へ向かう

「母ちゃん、悪い」
「あいよ」
母はそう言って孫を抱っこする
俺はその言葉にどれだけ救われたことか

共働き
そりゃ自分たちが選んだ道だけど
違うよな
子育てもままならぬ
この社会の風潮や対応はおかしい

でも
進んでいかなくちゃいけない
この試練が俺を父親にしていくのだ
無理やりに思い込ませた

そんな日々が続くと
精神より先に身体がダウンしてしまう
けっきょく
病院で点滴ぶら下げ妻に負担をかける

ちくしょう
こんちくしょう

何年ぶりの涙だろう

しかし
俺はこのことで学ぶ
家族を守る
それは権利を主張することも大事だと
「子どもに熱があるので、出勤は出来ません」
はっきりした態度で
仕事を休もうが
上司にどう思われようが
与えられた年次休暇は使う
そんなあたり前のことをどうして躊躇していたのだろう
もう体裁なんて関係ない
どんどん主張しなくちゃ良くならないだろう
この社会

それから二十年近く経ち
共働きの子育て環境は相変わらず改善されていない
待機児童(保育園の入園を待たされる)
兄弟で違う保育園に通う
まだ問題は山積みだ
改善を願う

お母さん、お父さんたちが
子どもを保育園に送り迎いする姿
懐かしい気持ちと相まって
頑張っているな
そんな声を掛けたくなるんだ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

スレッド
青

青く
海から
空へと繋がり
僕にも青が反射する
誰もいない砂浜を歩いていた
それは僕の中にいる誰かを探しているようで
生きていることさえ怪しいほどに僕は青く染まりながら海と空の間を行く
#詩

ワオ!と言っているユーザー

背後占い『字念屋』 「 楽」「拒」「願」「天」(連載もの10)

スレッド
ようこそ
いらっしゃいませ
あら
お電話の声ではわかりませんでしたが
高校生のお兄さんかな

そうですか
どうぞ
こちらにお座りになってください
大丈夫ですよ
無理に話をしようとしなくても
まずはリラックスしてくださいね
男性は占いに興味のない方が多いですけど
こうして来店いただけると嬉しいです

そうですか
お友だちからのお薦めで電話をいただいたのですね
字念屋はいまだにホームページなどは開設していませんので
人伝いにご紹介していただき皆さまには感謝です
お友だちによろしくお伝えくださいね
ごめんなさい
話が長くなってしまって
それでは
あなたの中核になる文字から見ていきますね

そうですか
そうなんですね

はい
あなたに見えている文字は
楽しい
「楽」の文字が見えています

自分の世界で楽しむことができ
何をするにしても想像豊かなオリジナルティで
ひとが驚くようなことをしてしまう
魅力のある文字をお持ちです
しかし
この中核をなす「楽」の文字が
とても萎んでしまっていますね
そして「拒」こばむの文字が
肩の上に重くのっています
その手で払い避けようとしている対象は
ずばり
ご両親ですね
「願」ねがいの文字が
「楽」の重石になっています
今まで勉強を楽しくしてきましたが
より良い進学という両親の願い期待に
耐えらなくなってきたのですね

まだあなたはとてもピュアなこころの持ち主なので
文字の向こう側がよく見えます

大丈夫ですよ
どうぞ
ハンカチをお使いください
涙は恥ずかしいことではありません
今まで
あなたは頑張ってきたのですね
その努力は決して無駄にはなりませんし
知識というのはいつしか自分を助けてくれたり
励ます知恵となりますから
どうぞ
前向きに気をお持ちください
それと
ご両親のことはそんなに拒まないで下さいね
あなたの将来のことを真剣に考えてのことですので

しかし
あなたの人生は高校生とは言え
これからは自分自身で切り開いて行って欲しいですね
あなたの「楽」の中核をなす文字をお持ちの方は
世間では秀でていらっしゃる方たちです
それを活かさなくてはもったいないと思います
あなたは勉強に関しても楽しめます
今一度
原点に戻り
学問の面白さを味わっていた頃に戻り
親の為ではなく
自分の為に好きな分野から手をつける

いうのはいかがでしょう
ちなみに
あのアインシュタインですら
学校の勉強はできなかったようですよ
それで
舌を出したアインシュタインの有名な写真がありますよね
そこからあなたと同じ「楽」の中核文字が見えているのですよ
これって珍しことで
写真から念字が見えてしまう
アインシュタインはとても強い「楽」の文字を持っていたのですね
そして
あなたも素晴らしい「楽」の文字をお持ちなのだから
大丈夫ですよ
きっとご両親もあなたの「楽」による生き生きとした
姿を見たらわかってくれるはず
あなたの将来はとても明るいことは間違いはありません

そうですか
そうおっしゃってくださると
わたしもほっとします
学校はあなたの小さな社会
気持ちの持ちようではやはり楽しいところになります
卑屈になったらなにもかも楽しめない
「楽」を念じれば今までと違う景色が見えてきますよ
家に閉じこもってばかりだと
心身ともに悪い文字が入りがちです

「天」
すなわち空をご覧になられると
「楽天」というあなたにとっては相乗効果になる
気分転換になりますよ
これお勧め
お試しくださいね
それにあなたには良いお友だちもいらっしゃるから
楽しい日々が待ってますよ

ご丁寧にお礼をいただき
有難うございます
だいぶ表情がほころびましたね

そうですか
それはよかったです
また
こちら字念屋に気軽にお越しくださいね

はい
靴べらどうぞ

あら
青空に月が浮いています
とても楽しい空ね

本日は御来店誠に有難うございました
#背後占い字念屋の詩

ワオ!と言っているユーザー

片影

スレッド
君の面影
路傍の花と重ねてしまう

その花に手を添えようとして
僕は躓く

君は笑う

夜に隠れてしまう君は
笑い声だけを残し
僕の抜け殻を揺さぶる

拙い
I love you.

返事のない
Me too.

それでも君は
咲き消せない
僕の花
#詩

ワオ!と言っているユーザー

紙ひこうき

スレッド
涙に濡れた紙ひこうきを
なるべく遠くに飛ばしましょう

力を抜いて
どこまでも どこまでも
そんな気持ちで
そっと

そしたら
ひとびとは浮き沈む
紙ひこうきを見て

がんばれ
がんばれ
だいじょうぶだよ
みんなが見守っているよ


声をかけてくれます

街をひと回りした紙ひこうきは
やがて
やさしさを持ち帰ります

幸せの紙ひこうきは
なるべくきちんと重ねて
宝箱に入れましょう

幸せでいっぱいの宝箱
開けてみれば
宝物はきれいに並べられ
キラキラ笑顔も輝きます
#詩

ワオ!と言っているユーザー

俺の居場所

スレッド
最近なんだか疲れすぎて……

夜中に眠れず近所を歩き出せば、
やはりおなじみの公園へたどり着くことになってしまう。
ほかに行くところはないのか。
いや、それすら考えることも面倒になり、
自分の中にある鬱蒼とした
つまらない俺をコンビニのゴミ箱に捨て公園へ向かう。
「なんか、嫌な感じがするもの、入っているぞ」
と、ゴミ箱を覗くアルバイトの兄ちゃんの声が
遠くから響いて聞こえてくる。
「ごめん、ごめん。
家庭のゴミ、いや、自分のグロテスクを投棄してしまった。
帰りにたくさんの買い物をして行くから許してくれ。
まあ、そんなことを言ってもアルバイトの兄ちゃんには
売り上げがどうだとか、関係ないよな」
と、ぼそぼそと長いひとり言。

公園は大好きだ。
なぜ好きか。
ひとりになれた感が心地よく、自分がここにいる感が満載だからだ。
孤独を今宵無く愛したい時がある。
じゃあ、部屋の中ではダメなのか。
ああ、ダメだね。
そこは俺の存在が濃すぎて、
自分のニオイにむせて他人になってしまうからダメダメ。
えっ、自分が他人って矛盾しているよ!
君はそう言うかもしれないが、
自分なんて所詮は他人、君が俺なんだからさ、何も恐れることなんてない。
僕のはじまりは君で、君の終わりは僕なんだから深く考えないことだ。
簡単なことだからさ。
感じればいいんだよ。

「くそっ! ここは、俺の席だぞ、どけよ!」
なんてことだ、ベンチならいくらでもあるのに、
どうして今日に限ってここに昨日の俺が座っているんだよ。
こいつは他人の自分だ。俺という他人で、昨日の俺だ。
いったい、どうすればいいんだ。
昨日の俺は、今日の俺の怒鳴り声などまったく怖くない。
すべて俺の考えなんてお見通しなんだからさ。
なら、昨日の俺を脅してこの席を奪い取るにはどうしたものか、
ん〜、
なんだかごちゃごちゃ世界に突入しているじゃないか、
おいおい。
得体のしれない、予想もできないものを人間は恐れる。
昨日の俺も人間。
例えば、どろ〜ん、
みたいに幽霊系で、昨日までの俺にはない
身につけたものはないだろうか。
ないな。
ん〜、かなりのインパクトがなければ、
昨日の俺、追い出し作戦は成功しないだろう。
そうだ真逆だ。
今までの俺のぐうたら自分からは考えられない、
なんだか熱い人間になればいい。
そうすれば、こいつは何を考えているんだ、
訳のわからない危ない奴だと逃げ出して行くだろう。

「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
スネ毛ぼうぼう、内股スタイルで可愛く言ってみた。
「もう一回、言ってくれ。スマホで録音させてくれたら、消えてやるよ」
昨日の俺は目を輝かせながら言った。
「ああ、そうか、わかったよ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
「あれ、録音失敗。もう一回!」
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
「やっぱり、動画にさせてくれ!」
「おう、ノってきたぜ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
腰に手をあて微笑む俺。
「オーケー、いいの撮れたから退いてやるよ。
ほら、座れよ。
しかし、お前、最低だな。
いったい何者だよ、まあ、どうでもいいや。
ごきげんよう」
昨日の俺は、消えて行った。
真逆作戦はなんだか一応成功?!
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
う〜ん、癖になっちゃう」
新しい俺、発見。意外と今夜はいい日なのかもしれない。

やっとひとりになれた。
随分と疲れたようだ。
俺は昨日の俺が嫌いで、昨日の俺フェチじゃないということだ。
収穫、収穫。
「おい! 君は今、俺のことを見ているんだろう。
これだと、ひとりって言えないんだよ。
ああ、そう。
ええっ、俺のことを見てないって君は言うけど、
おもいっきり見ているじゃないか、俺のことを!」
なんて、突然、大きな声で話してみる。
反応なし。
間違いない、俺はひとりだ。

灰色の空、黒い雲、それは叙情的なただの夜空。
俺にとっては最高の陰日だ。
目立たぬようになるべく消えることに努める。
隠の癒しに浸るのが俺のステイタス。
まず、カラダを消してみる。
これがなかなか難しいんだ。
イメージ的には、空気をたらふく吸い込んで
カラダを薄めていくという作業。
これを取得するのに三年かかった。
まあ、俺じゃなきゃ一生無理な話だが、
最近は手軽に姿を消す方法、見つけたから教えてやるよ。
「ザ・馬鹿になれる実」だよ。
紙に「カバなバカはカバ」を上下、左右を逆さまに書く。
書き順も逆から書く。
それで、書いた紙をなるべく小さくして丸めて飲み込むんだよ。
この時のコツは、
小さく書いて、紙も小さく、なるべく飲み込みやすくすることだ。
もちろん、水は必須だよ。
でも、これ、俺の専売特許だから勝手に製品化したら、お仕置きだぞ!
ああ、話しそれた。
そんなんでカラダが消えるんだよ。
あっ、水を忘れた。
まあ、俺はベテランだから水なしで頑張るか。
「ザ・馬鹿になれる実」を飲み込む。喉、痛っ。

あとは意識をなくすことなんだけど、これも難しい。
成功率三十パーセント、って言うところだろうか。
深呼吸をして、豆腐の数を数えるんだよ。

「豆腐が一丁、豆腐が二丁、豆腐が三丁目イエイイエイ、
豆腐が四丁目の階段を上って、豆腐が五丁、豆腐が六丁、
豆腐が七丁八丁九官丁、豆腐が十丁、豆腐が十一丁、
豆腐が十二丁丁夫人、豆腐が十三丁、豆腐が十四、、
豆腐…とっ……と………くうっ…がっ
ぐっ、くうっ〜〜
がっ、くうっ〜〜〜
けっけっけ、くうっ
んがっ、くうっ〜〜、ふぅ〜〜

〜〜うっがっ、ああ、あああ、あああ、あっ

なん、なん、なんだよお前、昨日の俺じゃないか!
なんで、さっき消えて行ったじゃないか。
それに俺は、姿に気配も消していたじゃないか、
なんで声掛けられたんだよ、俺の姿が見えるなんて、
いったいお前は何者なんだ!」
「普通に見えていたし。
お前は、ただ居眠りこいてる馬鹿か、死にたい馬鹿か、
なんでもいいから、4Kの最新映像が撮れるスマホを持ってきたから、
さっきのやってくれよ!」
「はい? はい?
……俺は、俺は、ただひとりになりたいだけなんだよ、
あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺん…お尻り……
お、し、り!」


ふんがっふふ!
#詩

ワオ!と言っているユーザー

勇敢なラガーマン

スレッド
弾めばどこへ行ってしまうのか
予想もつかぬボールのように
番狂わせの邁進
弱小と言われたチーム
ブレイブ・ブロッサムが吠えた

ワールドカップ
下馬評では必敗と予想されたジャパンチーム
だが積み重ねられた世界一の練習量

悔しさと夢を追う強さはすべてを覆した

その強さは
並大抵の努力から生まれたものではないはず
チームに携わるすべての者たちの
スクラムは強く硬かった
ジャパン・ウエイを走り続け
誇り高いラガーマンへの称賛は止まない

恐れに打ち勝ち
ドンキホーテのように体当たり
今このグランドで当たっては砕け
それでも這い上がり痛みを超える男たち
渾身の一撃は勇敢な結晶として
散りばめられた

ラガーマンの理(ことわり)
それは我々に勇気と夢を与え
揺さぶられた魂は自分の進むべき場所へ
圧倒的な説得力で背中を押してくれた

有終の涙に我々は少しも朽ちることなく
全身全霊で闘うブレイブ・ブロッサム
その輝きは我々の心の中で咲き続ける

白と赤のボーダー
胸にはチェリー・ブロッサム
我が国の誇りは永遠に
#詩

ワオ!と言っているユーザー

インナーチャイルド

スレッド
だから
おばあちゃん子はダメなのよ

小学校の先生はとても残酷に
私を暗いところに追いやった
クラスメイトも私を避けはじめ

悔し涙で家に帰れば
我慢しなさい

仕事に疲れた母が言う

祖母は
そんな理不尽な

学校へ向かおうとする

それを止める母

父の存在を知らぬ私
自分の感情を抑え込もうとする毎日
祖母だけが私の救いだった

一番辛い時に
母から自分を守ってもらえなかった悲しみは
色褪せやしなかった

時は流れ
私も大人となり
母親になっても
心の傷は消えはしなかった

どうして
私をあの時
助けてくれなかったの

初めて母に問う

母は言葉を失い
なんてことを言い出すの
そんな表情をしては
私の求めている言葉は聞けない

ごめんなさい

その一言で何もかも許せるのに
なぜ
私に寄り添ってくれないのだろう
母だから心から愛したいのに

癒えない心の傷
そこに
そっと手を添える母を
私は待ち続けている
#詩

ワオ!と言っているユーザー

僕へ

スレッド
疲れた
辛い
綴ってみれば
遠ざかるどころか近づいて

光がこんなにも
わざとらしく感じては
曇ってしまうばかり

倒れそうな風の中で
僕は僕を忘れたくて仕方ない

でも
なくなってしまえと思えば思うほど
輪郭は深く掘られていく

僕というカタチから
逃げようとすればするほど
追いかけて来る

逃げようとすればするほど
惨めになるばかり

逃げようとすればするほど……
#詩

ワオ!と言っているユーザー

君の涙を知っている

スレッド
君の涙を知っている
iPadで絵を。。。
#詩

ワオ!と言っているユーザー

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