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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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俺の夢分析だっつーの

スレッド
『俺は夢に勝てるのか』

今回のテーマは、これだぜ。小学生の頃から見ていた夢に出てくるあの怖いヤツ。もしかしたら、もっと前からの話かもしれない。ヤツはいつも俺を追いかけて、足首を掴もうとする。その後どこかに連れて行くのか、そのまま食べられてしまうのか、って夢。でもヤツに触られたことはない。その前に「ぎゃー」と叫び、自分の声で目が覚めてしまうからだ。朝になるとお母さんから「またずいぶんと汗かいたわね、今日は雨だから布団を干せないから困ったわ」なんていわれ、おねしょじゃないんだからいいじゃないか、そう思うことが度々あった。「とつぜん、なにを語りだすんだよ」って、君はバカバカしいこの詩だかなんだか分からない字の羅列を拒絶してしまうかもしれない。だけど俺は語らずにいられないから仕方ない。我慢して読んで欲しいくらいだけどさ。まあ、どうでもいいや。俺は、勝手に進んで行くよ。

そうそうテーマに戻ろう。『俺は夢に勝てるか』ってことなんだけど、もう分かっていると思うけど、その夢って希望とかの夢じゃなく寝ている時に見る夢のことだぜ。俺はどうやら夢の中で、恐怖による脅しを受けると変貌し、自分の穏やかな性格(?)がトゲトゲになって攻撃的になることが分かった。それっ、キレるって感じかな。でも、さすがに小学生の頃はそれを発動させることはなかったから苦しんだ、ってことはあったんだけど。

ちなみに俺は、学校をサボり気味の十七歳。この間も朝からダルダルだったから午後から学校に行ったんだけどさ、駅からとぼとぼ歩いて校舎にたどり着くと「おい、今日の授業はもう終わりだぜ。お前、やる気ねえなあ、相変わらず」なんて、校舎から出てきたクラスメイトにいわれたよ。なんと昼で授業は終わりでさ、仕方ないからそいつの下駄箱に「やる気満々!」って、マジックで落書きして帰ったよ。たくっ、よ。

おっと、脱線してしまったぜ。今回のテーマ『俺は夢に勝てるのか』の話に戻すよ。その結果は、さっきもいっちゃった感じがするけど昨日、夢に勝っちゃたんだなあ。十年以上もあの怖いヤツに苦しめらてきたけど、もういつ来てもいいぜ。カモンって、感じさ。

さあ、ここからが本番。もしかして君、寝ていないよね。「うおっー、起きろ!」って、叫んでみた。それで、昨日の夢の舞台は学校の教室、それも夜で電気がついていない。月明かりの薄暗い感じ。怖くなるような演出で迫ってきているみたいだけど、怖いって感じがちっともしない。授業を受けるためなのか、椅子に座っている生徒たちが五人。はいはい、こいつらが怖いヤツだ。今まで恐怖を与えながら追いかけてきたロクデナシだ。そして、俺は初めてヤツの後ろ姿を見た。ん〜なんだかウケる〜、今日は追いかけられるどころか俺がヤツらの背後にいる。そうそう俺は精神的に強くなったんだ。だてに十七年も生きてないぜ。もう支配されやしないし、この世界が夢だってことも薄々分かっているし、現実を取り巻く社会と夢が連動していることもすでに分かっていた。今までビビって負け続けていたけど、やってやるぜ。もう、俺はキレまくっているし、今までの仕打ちを百倍返ししてやる。まず、お前からだな、なんでもこいや。俺は窓側に座るヤツの顔を覗いた。えっ、えっ、なんだよ顔がねえじゃん。それに全身がすぐ消えちゃってさ、すでに透明? お前も、お前もか、怖くないねえ、闘わずにあらら呆気ない勝利。やってやった感がゼロだぜ。なんだろう、今までの苦悩を考えると空くなるようなこの感覚。ああ、終わったな〜、ちょっと寂しいくらいだぜ。正直にいうとそんな感じ。

結句、同じこと再三いうけど『俺は夢に勝った』、そういうこと。「はいはい、そりゃ良かったね」って君、今いったね。はいはい、良かったよ。今度は、君の夢に俺がすげえ特殊メイクで参上するから覚悟しておけよ! 世界地図を描くことになると思うぜ! ふっ、じゃあ、おやすみな!


#詩

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語ル世界ニハ

スレッド
詩ノ表現シ世界ヲ酷評スルナラバ
ソノ言葉ノ深キトコロニ
真愛ヤ真実ガナケレバナラナイ

詩人ノ言葉ハ個ノ中ニ在リシ信念ノ生キ様
描イタ世界ハソノ者ノ自由タル具現

詩人其ノ物

ヨッテ浅ハカナ酷評ハ悲シキ景色
云ウモノ聞クモノ哀レナル景色

ダダシ詩人タル者
全身全霊デ描カントセネバ
コレマタ虚シキ景色ナリ
其ノ空疎ニコソ酷評スベシ

#詩

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眠れる山の手線のおやじ

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ゆらゆら夢心地
温かな足もとから根が生える

「次は新宿、新宿、お出口は右側です」

聞こえているけど
聞こえないよ
俺はもう……

あれっ
ほんとうに足の裏から
もやしみたいな根が出てきたよ
靴を抜け
根はどんどんなり太くなり
恐ろしいほどに伸びてゆく
車両の床に突っ込み
枕木を巻き込み

あらあら
俺の上半身は気球のように巨大化
車両を突き破り植物ゴジラって感じになっているぞ
それに頭の上にパンタグラフがのっているし

根に覆われた車両はもう見えないぞ
俺の下半身はマングローブ化している
この現実ってどうなんだい

いや〜
それにしても景色が最高
ひとも車も家もビルもちっちぇえな〜

俺は違う意味でビックになったぞ
でもさ〜
この腹まわりの大木的なぽっこりは嫌だなあ
痩せないと生活習慣病でとんでもないことになるぞ
気を付けなきゃ

いやいや俺はもう植物ゴジラだから
そんなこと気にしないでいいんだ

ラーメン、カツ丼、寿司、ステーキ
そうそうご飯を大盛りで食べてやれ
カロリーからの解放
やっほ〜

そうだ そうだ
俺は植物ゴジラ
遠慮なんていらない生き方ができるし…

「おい、重てえんだよ、どけよ!」

んっ
誰か何か言った?

「ネクタイおやじが!」

……あれれ、俺、もしかして寝ていたのか!

「すいません!」

お兄さんの肩に寄りかかっていたのか
めちゃ恥ずかしい
こんな時はまた寝たふり 寝たふり

やってしまったようだ
それにしてもここはどの辺だろう
俺は何をやっているんだ
変な夢も見ていたし

「上野 上野」

ありゃ
俺はどこまで来てしまったんだ
まず降りて立ち食いラーメンでも食べるか
まてよ
健康診断の結果でなんだかヤバイ数値が出ていたよな
我慢 我慢

このままもうひと眠りしよう
俺は疲れているんだ
山の手線を何周したっていいじゃないか

とにかく俺は今
プチ堕落して癒されたいんだ
足の裏から根っこが生えてもいいじゃないか

#詩

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聞こえる世界から聞こえない世界へそしてない世界へ

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聞こえないとこに
僕はのぼって行きました
嫌になって逃げたのではありません
ちょっとお誘いがあったので

だから安心してくださいね

聞こえない世界は
とても素晴らしいところです
動いているものは何もありません

僕はお日さまの光に身体をつつまれ
胸の上で指をかさね
目も閉じながら感じています

今までいろいろありましたが
すべてが素晴らしい思い出になって

静けさの中にはゆるされる世界があります
特別ですから
一生の終わりに一度だけ

その先の世界ですか

わかりません
行ったことがないので
でも知ったところでなにも変わらない
そう僕は思います

やはり今のしあわせを感じるほうが
素敵じゃないですか

聞こえない世界にいる僕はそう思います
それに聞こえる世界も素晴らしいところでしたよ

#詩

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高等学校を辞めます。大学を辞めます。

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年々、税金やら福利厚生費など
給料から引かれる金額は増えてゆく
ベースアップはなく、昇給もほぼないに等しく
暮しはかなりギスギスしてきている
これは個人的に吐露しているわけでなく
大学に入学しても学費が払えず
学生がアルバイトしても追いつかず
家族で頑張っても卒業できない
そのような現実が数字で現れ
子どもをもつ家庭であれば
金銭的にかなり苦しくなっている


日本国憲法 第26条、日本国憲法第3章
『教育を受ける権利および義務教育について規定』

第二十六条
すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。


簡単に解釈すれば
高等学校以上の教育を受ける権利がある
それだけで先は何も見えない
そして学費は高額であり
奨学金制度も無返済や無利子のものはほんの一部
ほとんどの利用者は就職後に十年以上の返済が待っていて
一括返金しなければ家庭を持ち子どもができても
奨学金の返済をしている場合もある

高等学校や大学にて
自由に学ぶことはこの国では困難だ
諦めて学業から遠のいたひともいる

そして自分の家庭でも他人事ではなく
あの手この手と我が子のために心身を削り
どうにかしようとする訳で
それが愛なんだと無理やりに納得させながら

給料から引かれる税金等と
生活の質が釣り合っていない違和感は
自分の努力が足りないだけなのか
それともこの国の政治の話なのか

どう納得すればよいのだろう
とにかく、どうにかしなくては……

#詩

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風邪の日曜日

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熱が出て喉が痛い
風邪というのは弱気にさせ
何度も同じ夢ばかりみて

なぜか実家で寝ている
ああ、もう起きなくては遅刻だ
身体はぐったりして動きそうにない
でも、行かなくちゃ仕事に
ノート型パソコンが三台あり
通勤時に持っていかなければいけない
それに、自分の家で犬が留守番をしている
そのまま仕事には行けない
そっちを経由して
餌を入れトイレの片付けもしなければ
ああ、もうどうにもならない
いったい今、何時なんだ

時計を見ようとすると目がさめた
けっきょく自分の家で寝ていて
犬も二年前に亡くなっている
それにまだ日曜日のお昼だ

はあ、はあ、はあ
熱が続き頭が縛り付けられているようだ

いったい俺は何に呪われているんだ
社会のネジに成り下がり
ビクビク生きているというのか
それとも自分自身の弱さか

ともかく明日の仕事は休めない
どうにかしなくては……

#詩

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ねえㅤおとうちゃん

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ぼくちんのおとうちゃんは
いまㅤつきでやすんでいるんだ
おかあちゃんがいっていた
そしてねㅤそしてね
もっととおくにいって
ほしになるんだって
だからね おとうちゃんは
めちゃㅤすごいんだよ

おとうちゃんにさわったら
つめたかったんだ
そしたらねㅤそしたらね
おじちゃんがぼくに
おとうちゃんはここにいるからって
ぼくちんのむねをたたいたんだ
おじちゃんㅤおとななのにないていた

おとうちゃん
がいこつみたいにほねになったんだ
おとうちゃんㅤいまどこにいるのって
ぼくちんがきくと
みんなㅤなきだしたんだ

ねえㅤ おとうちゃん
たいへんㅤたいへんだよ
おとうちゃんのかえりを
みんながまっているよ

#詩

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壊し壊れそうなモノを

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最近、欲しいモノができた
俺にとってのカリスマ

山田かまちや岡 真史ではなく
身近にいるカリスマ
俺に足らないモノはそれなんだ
ひとりでは限界に達している

周りに魅力ある人物はいるが
想像を超えていない
しかも求めているのは
カリスマの詩人なのだから

ひとつ満たされれば
色の違う風船を膨らまして
悉く破裂させてきたけど
もう終わりを告げた

俺流の満足はもう卒業さ
求めているのは壊してくれる
そこにいるけど遠い存在

頭で描く世界は皺を埋める作業
カタチなんて拘らない
俺の時間を止めてくれる
そんなカリスマが欲しい

相手にしてくれなくても
そこに居れば

カリスマの熱度を感じたい
どうか現れますように

外へ出よう
声を出して詩を読もう
探しに行こう一生を掛けて

俺に足りないモノ
壊し壊れそうなカリスマ

#詩

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ムラサキ

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ムラサキ

君はムラサキ

なんていうのかな
特殊系な属性
高貴で近寄りがたい
その魅力の色は美しい
やはり生まれってあるんだね
君を見ているとそう思うんだ
だから触ることなんかできやしない

そういう色ってあるんだね
そういう君はムラサキ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

どっちですか?

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ダパッとそっちはグラッチョグー
そりゃパサラパサラのクルクルチョー

レイレレイレレイレレレイ
ロイロロイロロイロロロイ

ヌニョにミイミイのボンピップーのさき
ああぺヴィルぺヴィルのツッツーター

ラプララプララプラララプ
リプリリプリリプリリリプ

クックヨーとてもクックヨー
そうそうクックヨークックヨー
チョチョヨーとてもチョチョヨー

でもねプルプルプルプルッだから
そこを右に曲がってね

#詩

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