〔概要〕
1.能楽の650年の歴史を振り返り、なぜここまで守られてきているのか?(簡単な歴史)
2.現代社会が急激にAI化が進む中、今後の能楽はどのように発展していくのか? 海外公演のことなど
3.私たちにとって能楽は何をもたらしてくれるのか?(能楽と私たちとの関連性、魅力など)
4.コロナ禍での苦戦や逆によかった点(SNS)の活用や副産物
5. 個人的な人生での過去の成功談や失敗談、人生観、今後の目標、世阿弥の残した言葉
講師: 森澤勇司(もりさわ ゆうじ)氏プロフィール
公益社団法人能楽協会正会員。能楽師。小鼓方。重要無形文化財「能楽」保持者(総合指定)。テンプル大学日本校在学中に能楽を志す。能楽の舞台に出演していた2010年3月に脳梗塞のため舞台上から集中治療室に運ばれるが、後遺症なく復帰。病後のうつ状態がひどく向精神薬をすすめられるが、これをきっかけに日本メンタルヘルス協会にてカウンセリングを学び克服する。心理学を学び、人の心と向き合ううちに、現代心理学と能楽に共通点が多く、人間の本質や感情そのものが凝縮された心理劇であることを再確認。日本人が気がついていない強みを伝え、心の豊かさと文化意識の向上に貢献する活動をしている。
新宿区未来創造財団主催事業講師。東京都「こども能チャレンジ」2005、2006、2007、2008講師。文化庁伝統文化こども教室事業講師。文化庁「文化を活かした観光振興・地域活性化事業」委員などを歴任。1万人以上に小鼓の打ち方を指導。映画「失楽園」、大河ドラマ「秀吉」、明治天皇生誕150周年記念能などに出演。