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サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。

2018年12月「手放すことで幸せが見えてくる」

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仏教の教えでは、すべてのものへの執着を捨て、自分を見つめなおすことが、平穏な心を持ち幸せに生きる方法と説きます。 
しかしながら私たち人間は弱い存在で、様々な煩悩に日々振り回され、抑えようとします。
欲望を抑えることが幸せにつながるのでしょうか?
 「欲」とうまく付き合えば、人生が変わる!
 自分が大事だからこそ、自分に甘くていい!
ストレス社会に生きる現代人の心と体の健康、そして明るい未来をサポートするべく、お話をしてまいります。



講師:妙乗院住職 酒井圓弘(さかい えんこう)

プロフィール

1963年 愛知県蒲郡市生まれ マグロ漁船の乗組員や食品の営業を経験

1989年 住職だった祖父の勧めで佛教大学へ
1990年 天台宗の総本山比叡山延暦寺に入山

1992年 愛知県東海市の妙乗院に入り現代に合った寺作りに尽力

2005年 第25代住職となる
2010年 滝行の施設を寺内に作る

2015年 ジャパンタイムズ紙「次世代のアジアを担うリーダー100人」の一人として選ばれる

日本のマスコミ、メディアにも多数出演。

著書『「がんばらない」ススメ』『人として生きる』 『Living a Life as Human』(英語Kindle版)
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これからどんな風に生きていくと楽しいのか。

10代:思春期 恋愛、勉強、悩み多き時代。 
20代:思夏期 就職、結婚 この時代も悩み多き時代。
40代〜:思秋期 
60代〜:思冬期 この時代がとても大切

母の実家はお寺ですが、父はサラリーマンで、サラリーマン一家に生まれました。
そして、小学2年の時に両親が離婚しました。
当時は離婚が恥ずかしいと思われる時代だったので、母は実家に戻ってくるなと言われ、
最初は父に引き取られました。
兄は病気だったので、一緒に住むことができなかったのですが、
その後、私は母のもとに引き取られました。
そして、手がかからないように努め、新聞配達などもしていました。
高校は水産高校。マグロ漁船に乗らないと卒業できないし、同級生は番長クラスばかり。
比叡山での修行もしましたが、マグロ漁船の方が辛かったです。
好奇心が旺盛だったので、就職では営業職を選び、自分にあっていたのか、19歳でトップセールスにもなりました。しかし、19歳で頂点を知った私は天狗になってしまい、その後数々の職場を転々とする生活になりました。
自分でもこのまま行ったらダメになると思ったそのころ、
母方の祖父が寺の住職で、その祖父のもとに行くことにしました。

好奇心旺盛な人が多いことは良いことです。
頭を働かせ続けるようにしましょう。そうしなければ、どんどん老化していきます。

手や腕を組んでください。
右が上は論理的な人。左は直感の人。

人と同じ生き方はありません。
自分でその生き方、個性を把握していると、楽になります。

寝ている時に手を握りしめている人は、本人としては頑張っている、その姿勢の表れです。
万歳をして寝ている人は、全てを解放し、あなたに委ねますという寝方。
こういう人はストレスがたまらない。解放している人です。

教育、教養は若い時には大切。
それが年を重ねるにつれて、「教育」は、「今日行く」に代わり、出かけることが大事で、
色々な人と話すことも大切。
そして、「教養」は、「今日、用」として、用事を作ることが大切になります。

頭を使う、手を使うという点では、写経もおすすめです。

身口意(しんくい)
例えば「ありがとう」という言葉を口に出すことだけではなく、行動に移すことが大切です。
身体的活動(=身)と言語活動(=口)と精神活動(=意)。

一生、亡くなるまで「欲」は無くなりません。それは執着が多く、
その欲をどうコントロールできるかが大切です。

12秒で口から吐く
6秒で鼻から吸う
6秒息を止める。

忘れている本当の意識、そして自分が、体の中心、丹田のあたりにたまっているんです。
それを全て体から出さないと、いいものを吸収できないのです。

12秒で口からゆっくり息を吐く
6秒で鼻から空気をゆっくり吸う
6秒息を止める。(体の穴という穴を全部しめる意識で)

アルファ2の脳波が出ます。これは練習したことができる、一番いい脳波です。

「滝行」
うちの寺ではくみ上げた地下水を使い滝行を行うことができます。
そして、焚き火をすることでとってもスッキリします。
これを何度も繰り返すことでストレスも軽減して行きます。

時折、一人でぼーっとする。そんな時を持てるかどうか。

私の夢は孤児院を作りたいということです。
日本では孤児があまりいませんので世界に目を向けました。
私の夢の叶え方は、世界に進出するためにまずは英語を勉強すること、そして米国に自分がまずは進出してみること、といったように、目的を定め、そしてどんな行動をとるかを決めています。

経営の経と、お経の経は一緒です。「経」、これは「縦糸」という意味なんです。
その縦糸が人生の目的、中心線となります。
中心線を決めた方が生きるのが楽になります。
そして必要のないものは自分の人生、中心線から離れていきます。

私の中心線は「孤児院を作ること」
それがわかっているのでブレにくく生きられています。

モチベーションを持って、生き続けることが大切です。

頑張りすぎてはダメです。

若い時は思ったまま行動していいと思います。
しかし、40代以降は体力も衰えますし、自分自身も変化をしなければいけません。

私でないとダメという世界ばかり作って日々を過ごしていると、自分が苦しくなり、
したいことが出来ない場合があります。
なので、自分の特性を理解し、また目的=縦糸を思い出し、
どうしたらいいか考え、そして行動し、今、10日間も日本を離れ米国に来ることが出来るようになりました。

意識はとても大切です。
思っていることは自然と出てしまいます。
夢も持っている人とそうでない人も違ってきます。
人を貶してばかりいると細胞レベルで、重力を感じてしまいます。
逆に褒めて感謝の気持ちを忘れないと、細胞レベルで身も心も軽くなるのです。

最後に
私の好きな言葉 「自灯明」をお伝えさせていただきます。
これは、お釈迦様がこの世を去る時に、
弟子に言った言葉だと言われています。
 
弟子は、お釈迦様がこの世からいなくなったら、
自分には、相談する相手がいなくなってしまうという不安を、お釈迦様に打ち明けたそうです。
 そこで、お釈迦様は、「自灯明」の教えを告げました。
この自灯明は、「自分自身を頼りとして生きていきなさい」という教えです。
みなさんも自分の中心線、縦糸を大切に、モチベーションを持って、生き続けてください。
#2018年セミナー

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