2007年度 8月「 生活習慣病予防法と阿波踊り体操 」
講師 - 田中俊夫教授
『田中俊夫教授のプロフィール』
1960年 生まれ 倉敷市出身
1986年 岡山大学大学院教育学研究科修了(保健体育専攻、教育 学修士)
同年 (財)倉敷市スポーツ振興事業団スポーツ指導員、おかやま社会保険センター主任専門員
1993年 徳島大学・大学開放実践センター講師 専門分野スポーツ社会学
1997年 同 助教授
2000年~2001年 文部省在外研究員としてアメリカ合衆国カリフォルニア州に8ヶ月間滞在)
2006年 徳島大学・大学開放実践センター 教授
2007年 第10回秩父宮記念スポーツ医科学賞 奨励賞受賞
日本健康運動指導士会理事、NPO法人徳島みらいネットワーク理事、
県や市町村の健康づくり事業の講師、委員など多数
2006年 徳島県からの依頼を受けて「阿波踊り体操」を制作
主な著書・制作 「くらしの中の健康運動」大学教育出版
「腰のリフレッシュ体操」大学教育出版 「ログステップ・げん木くん」木魚屋
「みんなの健康スポーツ」明研図書 他
徳島新聞「からだを動かしてみませんか」(1999年4月~2000年3月)連載担当
四国放送「朝630(月)」2002年年4月~2003年
「かんたん体操」2003年4月~2004年3月「シェイプアップ体操」に出演
講義内容
生活習慣病予防法と阿波踊り体操
講演の前半は手渡しの資料やプロジェクターを用いて「メタボリックシンドロームと運動」と題して生活習慣病予防法の講義中心で進み、後半はその予防法の一環として開発された。
「阿波踊り体操」の実演と聴講者全員参加の講習会となり、皆で健康な汗をかくというユニークなセミナーとなった。
1. メタボリックシンドローム(以下メタボと略す)とは
内臓脂肪症候群のことで、脳卒中・心筋梗塞を引き起こす原因となる。40歳以上の男性の二人に一人、女性の5人に一人が該当する。日本に1960万人いる。
2. 健康を保つ七つの健康習慣
適正な睡眠(7時間とる)
喫煙しない
適正体重を保つ
過度の飲食をしない
定期的な運動をする
朝食を毎日しっかりとる
間食しない
以上の項目を守っている60歳代は守っていない20歳代と同等の体といわれている。まずはできる項目から実施することがメタボ解消の第一歩である。
3. メタボの診断基準
内臓脂肪蓄積:へその上で測ったウエスト周囲が男性85cm以上、女性90cm以上。
体重1kgの増減は、ほぼ腹囲の1cmの増減となる。5kgの減量をすれば5cm腹囲が減る。
4. メタボ予防には
【まずは歩く】
・ 1日当り3000歩、増加を目指す。最終目標は1万歩。
1日当り30分間、歩行などの運動を増やす。最終目標は1日トータルで1時間。
強めの運動なら短時間でOK:
速帆24分、スイミング15分、サイクリング12分、水中歩行24分、ジョギング12分
【歩数判定】
3000 外へ出て歩くべき
5000 生活習慣病になりやすい歩数
6000 徳島の平均(地方都市のほうが歩かない。LAはもっと歩かない)
7000 日本全国平均
8000 高齢者の目標
9000 全国平均の目標
10000 「元気で長生き」のための目標ライン
【運動でなくても体を動かす生活活動ならOK】
屋内掃除・片付け30分、買い物で歩く30分、床磨き・風呂掃除24分、子供と遊ぶ23分、
高齢者や障害者の介護23分、庭の草むしり・農作業20分
【今より動く工夫をする】
車を自転車に、自転車を歩行に
なるべく階段を使う
トイレは遠い場所を利用する
駐車場はなるべく遠くに入れて歩く
考え事は歩きながら
無駄足をいとわずこまめに動き回る
社内ではEメールの代わりに歩いていって話する(注:これは井出のやり方)
【ウオーキングと同じ効果のステップ運動】
10~15cmのステップ台を上がり降り
一分間のステップ運動を毎日必ず
運動不足の日はプラス・アルファー
時間があればプラス・アルファー
【万歩の道も百歩から】
一分余分に歩けば100歩増える
無理ない強さ、無理ない量の運動ならば継続できる
楽しく行うことのできる運動は継続できる
少しずつ長く、少しずつ強く行えるようになれば必ず健康上の効果が現れる
スクワット:俳優・森光子が1日150回やり健康の秘訣としている例もある 。
5. なぜ阿波踊り体操がメタボ予防に良いか
踊れる人も踊れない人も楽しめる
肩や腰をほぐし、良い姿勢と強い足腰を保つ効果がある
青少年から車椅子の高齢者まで体力や体調に合わせて行える
6. 阿波踊りの映像は下記のサイトからダウンロードできます
徳島県庁ホームページ>健康・医療)PR/健康づくりツール
佐那河内村のホームページ>ビデオライブラリー>阿波踊り
受講者全員が阿波踊り体操の指導を受けた結果、ゆっくりな動作ながら結構な運動量となって会場は
熱気むんむん、健康な汗を流す結果となった。
継続は非メタボなり阿波踊り・・・お後がよろしいようで・・・。
『田中俊夫教授のプロフィール』
1960年 生まれ 倉敷市出身
1986年 岡山大学大学院教育学研究科修了(保健体育専攻、教育 学修士)
同年 (財)倉敷市スポーツ振興事業団スポーツ指導員、おかやま社会保険センター主任専門員
1993年 徳島大学・大学開放実践センター講師 専門分野スポーツ社会学
1997年 同 助教授
2000年~2001年 文部省在外研究員としてアメリカ合衆国カリフォルニア州に8ヶ月間滞在)
2006年 徳島大学・大学開放実践センター 教授
2007年 第10回秩父宮記念スポーツ医科学賞 奨励賞受賞
日本健康運動指導士会理事、NPO法人徳島みらいネットワーク理事、
県や市町村の健康づくり事業の講師、委員など多数
2006年 徳島県からの依頼を受けて「阿波踊り体操」を制作
主な著書・制作 「くらしの中の健康運動」大学教育出版
「腰のリフレッシュ体操」大学教育出版 「ログステップ・げん木くん」木魚屋
「みんなの健康スポーツ」明研図書 他
徳島新聞「からだを動かしてみませんか」(1999年4月~2000年3月)連載担当
四国放送「朝630(月)」2002年年4月~2003年
「かんたん体操」2003年4月~2004年3月「シェイプアップ体操」に出演
講義内容
生活習慣病予防法と阿波踊り体操
講演の前半は手渡しの資料やプロジェクターを用いて「メタボリックシンドロームと運動」と題して生活習慣病予防法の講義中心で進み、後半はその予防法の一環として開発された。
「阿波踊り体操」の実演と聴講者全員参加の講習会となり、皆で健康な汗をかくというユニークなセミナーとなった。
1. メタボリックシンドローム(以下メタボと略す)とは
内臓脂肪症候群のことで、脳卒中・心筋梗塞を引き起こす原因となる。40歳以上の男性の二人に一人、女性の5人に一人が該当する。日本に1960万人いる。
2. 健康を保つ七つの健康習慣
適正な睡眠(7時間とる)
喫煙しない
適正体重を保つ
過度の飲食をしない
定期的な運動をする
朝食を毎日しっかりとる
間食しない
以上の項目を守っている60歳代は守っていない20歳代と同等の体といわれている。まずはできる項目から実施することがメタボ解消の第一歩である。
3. メタボの診断基準
内臓脂肪蓄積:へその上で測ったウエスト周囲が男性85cm以上、女性90cm以上。
体重1kgの増減は、ほぼ腹囲の1cmの増減となる。5kgの減量をすれば5cm腹囲が減る。
4. メタボ予防には
【まずは歩く】
・ 1日当り3000歩、増加を目指す。最終目標は1万歩。
1日当り30分間、歩行などの運動を増やす。最終目標は1日トータルで1時間。
強めの運動なら短時間でOK:
速帆24分、スイミング15分、サイクリング12分、水中歩行24分、ジョギング12分
【歩数判定】
3000 外へ出て歩くべき
5000 生活習慣病になりやすい歩数
6000 徳島の平均(地方都市のほうが歩かない。LAはもっと歩かない)
7000 日本全国平均
8000 高齢者の目標
9000 全国平均の目標
10000 「元気で長生き」のための目標ライン
【運動でなくても体を動かす生活活動ならOK】
屋内掃除・片付け30分、買い物で歩く30分、床磨き・風呂掃除24分、子供と遊ぶ23分、
高齢者や障害者の介護23分、庭の草むしり・農作業20分
【今より動く工夫をする】
車を自転車に、自転車を歩行に
なるべく階段を使う
トイレは遠い場所を利用する
駐車場はなるべく遠くに入れて歩く
考え事は歩きながら
無駄足をいとわずこまめに動き回る
社内ではEメールの代わりに歩いていって話する(注:これは井出のやり方)
【ウオーキングと同じ効果のステップ運動】
10~15cmのステップ台を上がり降り
一分間のステップ運動を毎日必ず
運動不足の日はプラス・アルファー
時間があればプラス・アルファー
【万歩の道も百歩から】
一分余分に歩けば100歩増える
無理ない強さ、無理ない量の運動ならば継続できる
楽しく行うことのできる運動は継続できる
少しずつ長く、少しずつ強く行えるようになれば必ず健康上の効果が現れる
スクワット:俳優・森光子が1日150回やり健康の秘訣としている例もある 。
5. なぜ阿波踊り体操がメタボ予防に良いか
踊れる人も踊れない人も楽しめる
肩や腰をほぐし、良い姿勢と強い足腰を保つ効果がある
青少年から車椅子の高齢者まで体力や体調に合わせて行える
6. 阿波踊りの映像は下記のサイトからダウンロードできます
徳島県庁ホームページ>健康・医療)PR/健康づくりツール
佐那河内村のホームページ>ビデオライブラリー>阿波踊り
受講者全員が阿波踊り体操の指導を受けた結果、ゆっくりな動作ながら結構な運動量となって会場は
熱気むんむん、健康な汗を流す結果となった。
継続は非メタボなり阿波踊り・・・お後がよろしいようで・・・。