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サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。

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  • 2005年度 7月 「 あなたのお金が3倍の価値になる。知られざるセカンドライフ天国、マレーシア 」

2005年度 7月 「 あなたのお金が3倍の価値になる。知られざるセカンドライフ天国、マレーシア 」

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講師 - 川口 輝明 氏

1976年、東京外国語大学アラビア語科卒。76年から82年末までイラクのバグダッド、83年はじめから90年末までサウジアラビア、91年はじめから99年10月までマレーシアのクアラルンプール、そして99年11月から現在まで、Sumitomo Electric U.S.A Inc.のVice President & COOとしてサウスベイで勤務、海外生活は通算で約30年に及ぶ。若いときから「終の棲家」候補地を奥様と訪ね歩いてきた。その数、マレーシアのほか、コスタリカ、フィンランド、ポルトガル、ドイツ、イタリア、ギリシャ、オーストラリア、タイ、カナダ、フロリダなどなど多数。

講義内容

1-なぜマレーシア、特にクアラルンプールが、セカンドライフに適しているか?
「マレーシア・マイ・セカンド・ホームプログラム」という外国人引退者のためのプログラムがあること。このプログラムはオーストラリアのプログラムと違って、普通の人でも簡単に手が届くこと。

クアラルンプール(KL)は洗練された都会で、清潔で快適な生活環境。気候が温暖。交通機関が整備されて移動が楽。マレーシア人の性格が穏やかで友好的。日本人の地位が高い。英語が通じる。日本との距離は飛行機で約6時間。時差は1時間でそれほど遠くない。

2-マレーシアの生活環境
気温はホノルルの7-9月とほぼ同じ。年中雨が降るが、朝晩は過ごしやすい。地震、台風などの天変地異はない。物価と生活費はアメリカの3分の1。生活費は夫婦2人で月1500米ドルあれば、実質的4500米ドル相当の生活ができる。つまり、年金で豊かな生活ができる物価水準。住宅(KL地区のコンドミニアム)は、中級中古物件が45-90千米ドル、高級物件は90-200千米ドルで購入できる。過剰供給状態なので、特殊な例外を除いて、投資には向かない。また、1年単位の賃借コンドや短期滞在用サービスフラットもある。中級コンドの家賃(家具付)は月600から1000ドルくらい。
食事は、中華料理、マレー料理、インド料理が中心。日本料理店もKL地区で50軒以上ある。そのほか、韓国料理、イタリア料理、ファーストフードなども多数ある。屋台での食事は1.2米ドル・品くらい。贅沢しても6-10米ドル(アルコール別)という水準。
日系金融機関では東京三菱銀行が営業権あり。そのほか欧米系(CITI、HSBなど)銀行もある。またMay Bankなど地元銀行もしっかりしている。外国人は、マレーシアリンギ(RM)でも外貨でも口座持てる。RMの定期預金金利は約4%・年。


3-マレーシアの生活の質
メイドがいる生活が可能(週3回の通いで約100米ドル・月)。75万円で高級ゴルフ会員権が買える。Monthly Feeは30米ドルくらい。様々な、芸術文化活動を安い金額で楽しめる。習い事は一回3米ドル(グループレッスン)。車社会でありながら、公共交通機関も整備されている。買い物天国。日系デパート・スーパー(伊勢丹、JUSCOなど)も充実。マレーシア国内、近隣諸国にリゾート多数あり。タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポールは飛行機で2時間以内の距離。インターネット、携帯電話、衛星放送(NHK)も整備されている。
  
4-マレーシアの社会と人間
治安は東南アジアの中できわめて安全。不安要素は不法外国人労働者(特にインドネシア人)。テロの心配はほとんどない。麻薬は死刑。政治的にも安定している。過去の政権交代はすべて平和裏に行われた。 マレーシア人(特にマレー人)は温和な性格。争い事を好まない。KL在住の日本人は約1万人。永住組は少ない。コミュニティーはこじんまりしており、まとまりがよい。
  
5-マレーシアの医療と保険  
医療制度はイギリス式で、レベルは東南アジアではシンガポールに次いで高い。日本語対応可能な病院・クリニックはKL地区に5ヶ所ある。医療費は、高級私立病院での診察費が初診・保険なしで60米ドル、市中のクリニックでの診療費が保険なし、薬込みで18米ドル程度。医療・傷害保険は欧米系(AIAなど)、日系保険会社、マレーシア独自の保険(Takaful)がある。そのほか、海外旅行者傷害保険の利用者も多い。
  
6- 「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム(MMSHP)」
マレーシア政府が推し進める、主として50歳以上の外国人を対象にした、引退者用のプログラム。夫婦の場合、マレーシア国内銀行に15万RM以上の5年定期預金をするか、または 日本での収入が1ヶ月 1万RM以上あることを証明すると、5年間の滞在ビザがもらえる(更新可能)。MMSHP資格者が受けられる恩典は、
 -1戸 15万RM以上の住宅を2軒まで購入可能。
 - 車1台無関税輸入ができる
 -年金は無税、それ以外の不労所得(金利、配当、家賃収入など)も所得税免除。 ?
 -メイド(使用人)を1名入国させるビザを発給する。

7-マレーシアを絡ませた様々なセカンドライフの考え方
「ベース(米国あるいは日本)+セカンドホーム(マレーシア)」、「べース(マレーシア)+セカンドホーム(日本あるいは米国)」、「移住型(マレーシア)」などのバリエーションが考えられるが、まずは視察と体験が重要。SBMSでは、来年マレーシア視察旅行(1週間~10日間)を企画したい。



マレーシアでのセカンドライフとセカンド・ホームプログラムの情報をもっと知りたいという方は、マレーシアKL日本人会のホームページと、実際にKLでセカンドライフを満喫されている阪本さんというかたの情報満載のホームページをご覧ください。
以上
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