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2008年度 8月 - 最新インプラント治療

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2008年度 8月 - 最新イ... 2008年度 8月 - 最新イ...
日時
2008年8月13日(水)、6:30PM - 8:30PM
会場
ニューガーディナ・ホテル
テーマ
最新インプラント治療
講師
山下恒彦氏(やました つねやす)
講師のプロフィール
1960年 大阪府生まれ
1983年 Osaka College of Dental Technology 卒業、渡米
1988年 DenTech International Inc. 設立
1995年 UCLA インプラント顎顔面補綴科 研究員
1997年 Aion International、Inc. 設立(歯科材料、機材の開発、輸出入)
1998年 USC  歯学部非常勤講師
1999年 日本歯科大学 非常勤講師
2000年 Teeth Art, プランタン銀座デンタルクリニック開業(日本初の本格ティースホワイトニングセンター)
     The Aesthetic and Implant Technology Institute開設(日本からの歯科医師と歯科技工士の卒後教育機関)
2003年 明倫短期大学 非常勤講師
2006年 大阪歯科大学 非常勤講師
2007年 USC 歯学部ポストグラジュエート 生涯研修専任講師
2008年 現在、米国及び日本において約100数名の社員の教育、育成に従事し、日米両国を中心に審美歯科、インプラント治療の教育講演を行っている。

講義内容

1. インプラントの歴史

50年前
・骨膜下インプラント
骨体内に位置しないため抜けてしまう。失敗例が多い。
・ブレードインプラント
骨との親和性が低く、とれてしまう。失敗例が多い。
30年前
・サファイア人口歯根(京セラ)
生体材料であり、骨との親和性が高く爆発的に売れる。
口腔内の過酷な環境に対する経験が無く、7割は失敗。
失敗の歴史から、日本では20年技術が後れた。
現在
・オッセオ・インテグレーテッド・インプラント
スウェーデンのBranemark教授が開発。チタンが骨との結合性が高いことに注目し、高い成功率を達成。
1965〜1980
・限定された埋め込み部位(下顎の骨の厚い部位のみ)
・機能回復に重点
1980年初頭に米国に導入され、応用範囲が拡げられ、上顎への埋め込みや審美性の回復にも用いられた。
成功率が80%に落ちる。

その後の様々な技術開発、改良により、成功率向上・応用範囲の拡大を経て、現在に至る。

2. 様々な技術革新

新技術を紹介する山下氏

新技術を紹介する山下氏
外科処置
歯が抜けた後は、骨が収縮するため再生が必要。
・水平方向に骨を足す。比較的簡単、顎の骨+人工骨
・垂直方向に骨を足す。難易度が高い、尻の骨を移植、Jグラフト
Minimal Intervation (最小の外科処置)が現在のトレンド

アバットメントの革新と多様化
インプラントフィクスチャの進化

CTスキャンによる診断
ソフトで診断、テンプレートの作成まで行う。
現在のインプラントでは、絶対に必用な技術。(歯科医選びの重要な目安)

3. 歯以外への応用

目や鼻などの欠損を覆うカバーを固定。従来はボンドを使用していたが、固定が確実でなかった。インプラントにより確実な固定が可能。

会員からの質疑を応答する山下氏

会員からの質疑を応答する山下氏

結論

・インプラントは大変優れた治療法。しかし、天然歯牙には及ばず、健康な歯を保つための予防が重要。
・インプラントの技術は、日進月歩。また、使用されるパーツの品質も様々。経験豊富で最新技術を導入している歯科医選びが重要。
・歯がない=老けて見える アンチエージングの一つ

記録担当 武藤 秀毅
記録者所感:ワイド画面で動画を駆使した迫力のプレゼンに圧倒されました。ユーモアにも富んでおり、大変面白くためになる講義でした。また、質問も多数寄せられ、大変活発な講義となりました。
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