2011年度 6月 - 脳はいくつになっても成長できるーMRI脳画像から見た日本人力
日時: 2011年6月25日(土)、2:30PM - 6:00PM
会場: Miyako Hybrid Hotel
講師:加藤俊徳(かとう としのり)氏
講演録担当:武藤 秀毅
講師略歴 新潟県出身。発達脳科学者。医師・医学博士。株式会社脳の学校代表。
医師としての研究・臨床活動の傍ら、独自のMRI脳画像の鑑定技術・脳相診断法を生み出し、胎児から超高齢者まで1万人以上の脳を分析。脳計測NIRSの原理発見者として国内外で活躍中。
1991年の脳画像法の研究成果が認められ1995年に渡米。 2001年まで、米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病や脳科学の研究に従事。 帰国後、臨床診療の経験を生かし、慶応大学、東京大学等で脳研究に従事。 2006年、「株式会社脳の学校」を創業。 現在、脳の学校では、MRIを見て脳相診断をする「脳個性検査」をはじめ、脳科学を生かした教育・研究事業、企業、組織の人材育成プロジェクトを行う。
テレビ番組の脳科学監修・出演も多く、AKB48をはじめ芸能人の脳相診断も実施。現在、雑誌、新聞、ラジオなどで活動中。
主な著書「脳の強化書」「脳番地を鍛える」「MRI分析から分かった東大脳の勉強習慣」 「脳はこの1冊で鍛えなさい」「脳は自分で育てられる」『絶対「ボケない脳」を作る7つの実験』他、多数
[編集] 講演内容
「~脳はいくつになっても成長できるーMRI脳画像から見た日本人力~」
3歳の頃の新潟地震が、先生の一番古い記憶。また、阪神大震災でも被災状況を目の当たりにした。その経験から、日本人は復活できる力があると信じている。脳科学技術革新が、復活の手助けになると信じている。
「脳の学校」サイトを開設。菅直人やAKB前田敦子よりも、ヒット数は上。長年、脳に関する啓蒙活動を行ってきたが、脳相診断により、一気にブレーク。
ギリシャ時代から言われてきたテーマ「汝自身を知る」。脳科学技術革新により、「脳から汝自身を知る方法」が可能に。脳こそ汝。
脳相診断、脳計測の意義
従来の医療は、脳の病巣に注目。治療できなければお手上げ。
MRI画像から脳の正常部分の「脳相発達」に注目。個性(脳相)が見える。悩み、潜在能力、未来の可能性が見える。
脳に障害があっても、壊れたままではない。壊れていない脳番地が育つ。
脳は、役割により脳番地に分けられる。それぞれの脳番地が、経験により成長する。
脳の成長反応は2段階。
情報+神経活動 > 脳で酸素が消費。(一夜漬け)
一夜漬けの積み重ねで、脳内ネットワークを形成(脳相発達)
20歳の脳障害患者の例
20年間コミュニケーションが取れず、その能力があるのか不明。即ちコミュニケーションの経験がない。
COE脳計測により、コミュニケーション能力があると判断。お気に入りのドラえもんのビデオを見せ、クリックボタンでビデオ操作を経験させる。その結果、クリックボタンによるコミュニケーションが可能に。
脳の成長原理
脳の重量 子供(2歳)1000g、大人 1350g
重量は16〜21歳がピーク、4,50歳まで横ばい。脳は、100歳になっても未使用の細胞が余っている。脳の成人は、30歳。
植物が光合成をして枝ぶりを伸ばすように、脳は経験によって脳番地の枝振りが伸びる。
脳の枝振り = 脳相、世界で1つだけの花。
27歳女性:左脳優位、2年間の訓練後右脳の働きが活発化
50歳男性:左前頭葉を使用していない、3年の訓練後左右均等に使用できるように。
脳は番地ごとに成長する 脳番地論
脳番地トレーニング
まず、1つの得意分野を更に強くする。脳番地の枝が育ち、番地ごとの枝が繋がり、能力が生まれる。
目標、夢、挑戦によって脳が成長する。
走ること、歩くこと、話すことも脳番地トレーニング
老化への挑戦
元気な高齢者の脳から学ぶ
走ることで運動系脳番地を鍛える。
俳句で思考系脳番地を鍛える。
何事もおもしろがる、予定を立てる、工夫する、勉強をする。
健康な脳を育てることで、30歳脳を若返らせることができる。
優柔不断は脳に良くない。記憶力が悪く、ボケやすい。
SRI脳番地診断
MRIによらず、問診票に答えるだけで、脳の個性と活性度を診断。
問診でできる右脳と左脳の脳番地診断。
夢をかなえる人生の4つの挑戦
1.0歳から30歳
脳の成人式を迎える準備する挑戦
2. 30歳から60歳
自分らしさを知り、世に表現する挑戦
3.60歳から90歳
自分も世の中も幸福にする挑戦
4. 90歳から120歳
自分の生きた価値を後世に伝承する挑戦
脳の成長 > 老化 ならば、脳は衰えない。50歳以降成長する力をもつために、日々、人生4つの挑戦を続ける。
枝ぶり伸ばす最高の秘訣は「挑戦」
枝ぶりのいい脳にはいい花が咲く
以上
会場: Miyako Hybrid Hotel
講師:加藤俊徳(かとう としのり)氏
講演録担当:武藤 秀毅
講師略歴 新潟県出身。発達脳科学者。医師・医学博士。株式会社脳の学校代表。
医師としての研究・臨床活動の傍ら、独自のMRI脳画像の鑑定技術・脳相診断法を生み出し、胎児から超高齢者まで1万人以上の脳を分析。脳計測NIRSの原理発見者として国内外で活躍中。
1991年の脳画像法の研究成果が認められ1995年に渡米。 2001年まで、米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病や脳科学の研究に従事。 帰国後、臨床診療の経験を生かし、慶応大学、東京大学等で脳研究に従事。 2006年、「株式会社脳の学校」を創業。 現在、脳の学校では、MRIを見て脳相診断をする「脳個性検査」をはじめ、脳科学を生かした教育・研究事業、企業、組織の人材育成プロジェクトを行う。
テレビ番組の脳科学監修・出演も多く、AKB48をはじめ芸能人の脳相診断も実施。現在、雑誌、新聞、ラジオなどで活動中。
主な著書「脳の強化書」「脳番地を鍛える」「MRI分析から分かった東大脳の勉強習慣」 「脳はこの1冊で鍛えなさい」「脳は自分で育てられる」『絶対「ボケない脳」を作る7つの実験』他、多数
[編集] 講演内容
「~脳はいくつになっても成長できるーMRI脳画像から見た日本人力~」
3歳の頃の新潟地震が、先生の一番古い記憶。また、阪神大震災でも被災状況を目の当たりにした。その経験から、日本人は復活できる力があると信じている。脳科学技術革新が、復活の手助けになると信じている。
「脳の学校」サイトを開設。菅直人やAKB前田敦子よりも、ヒット数は上。長年、脳に関する啓蒙活動を行ってきたが、脳相診断により、一気にブレーク。
ギリシャ時代から言われてきたテーマ「汝自身を知る」。脳科学技術革新により、「脳から汝自身を知る方法」が可能に。脳こそ汝。
脳相診断、脳計測の意義
従来の医療は、脳の病巣に注目。治療できなければお手上げ。
MRI画像から脳の正常部分の「脳相発達」に注目。個性(脳相)が見える。悩み、潜在能力、未来の可能性が見える。
脳に障害があっても、壊れたままではない。壊れていない脳番地が育つ。
脳は、役割により脳番地に分けられる。それぞれの脳番地が、経験により成長する。
脳の成長反応は2段階。
情報+神経活動 > 脳で酸素が消費。(一夜漬け)
一夜漬けの積み重ねで、脳内ネットワークを形成(脳相発達)
20歳の脳障害患者の例
20年間コミュニケーションが取れず、その能力があるのか不明。即ちコミュニケーションの経験がない。
COE脳計測により、コミュニケーション能力があると判断。お気に入りのドラえもんのビデオを見せ、クリックボタンでビデオ操作を経験させる。その結果、クリックボタンによるコミュニケーションが可能に。
脳の成長原理
脳の重量 子供(2歳)1000g、大人 1350g
重量は16〜21歳がピーク、4,50歳まで横ばい。脳は、100歳になっても未使用の細胞が余っている。脳の成人は、30歳。
植物が光合成をして枝ぶりを伸ばすように、脳は経験によって脳番地の枝振りが伸びる。
脳の枝振り = 脳相、世界で1つだけの花。
27歳女性:左脳優位、2年間の訓練後右脳の働きが活発化
50歳男性:左前頭葉を使用していない、3年の訓練後左右均等に使用できるように。
脳は番地ごとに成長する 脳番地論
脳番地トレーニング
まず、1つの得意分野を更に強くする。脳番地の枝が育ち、番地ごとの枝が繋がり、能力が生まれる。
目標、夢、挑戦によって脳が成長する。
走ること、歩くこと、話すことも脳番地トレーニング
老化への挑戦
元気な高齢者の脳から学ぶ
走ることで運動系脳番地を鍛える。
俳句で思考系脳番地を鍛える。
何事もおもしろがる、予定を立てる、工夫する、勉強をする。
健康な脳を育てることで、30歳脳を若返らせることができる。
優柔不断は脳に良くない。記憶力が悪く、ボケやすい。
SRI脳番地診断
MRIによらず、問診票に答えるだけで、脳の個性と活性度を診断。
問診でできる右脳と左脳の脳番地診断。
夢をかなえる人生の4つの挑戦
1.0歳から30歳
脳の成人式を迎える準備する挑戦
2. 30歳から60歳
自分らしさを知り、世に表現する挑戦
3.60歳から90歳
自分も世の中も幸福にする挑戦
4. 90歳から120歳
自分の生きた価値を後世に伝承する挑戦
脳の成長 > 老化 ならば、脳は衰えない。50歳以降成長する力をもつために、日々、人生4つの挑戦を続ける。
枝ぶり伸ばす最高の秘訣は「挑戦」
枝ぶりのいい脳にはいい花が咲く
以上