2004年度 10月 - 中国3千年の歴史、「中国伝統風水」を紐解く
講師 清水昭子氏
講師紹介と略歴
「風水」という言葉を、時々耳にされたことはありませんか。風水健康法、風水大開運、風水百科、風水革命、風水師など、風水にまつわる話も含め、色々聞き覚えのある言葉が飛び交っています。風水は、環境学、地理哲学、方位学、統計学、時には気学とも言われています。馴染みの無い言葉かも知れませんが、「陰陽五行説」というのが、風水の基本的な考え方となっており、あの東洋医学も考え方は同じです。いわゆる中国3千年の歴史が生んだ学問の一つであります。そして興味深いことに、京都や奈良といった日本の古都が、古代中国の「風水」の原理によって建設されていたことが発見されています。
では、その陰陽五行説とは、いったいどういうことなのか、風水がもたらす影響とは何なのか、歴史や理論なども含めた基本的なところを、今回、清水昭子講師にお話して頂くことになりました。「風水」で健康になったり、ビジネスが成功したり、幸せな家庭を築けたり、ほんまかいなと思うようなことが色々言われていますが、答えはいかに。是非とも我がセミナーで、その「風水」の実体を探ってみましょう。
〔清水昭子氏の略歴〕
「札幌出身。札幌大学女子短期大学卒。ソニー、フォードトラクターを経て、87年よりドイツ勤務。90年、アメリカ転勤。90年後半よりアメリカ風水研究所(http://www.amfengshui.jp/)で風水のほか、中国五大芸術(易経、占星術、人相・手相など)を学ぶ。現在、本業のERP(企業統合管理システム)のコンサルタントの傍ら、アメリカ風水研究所で日本語による風水講座を受け持つ。風水インストラクター 兼 風水鑑定師。2004年11月、「風水必読」(翻訳)発行予定。また、まぐまぐのメルマガにも寄稿中。詳細はhttp://www.windandwater168.com/を参照。」
紹介者 -
講義内容
風水の歴史は今から3千年ほど前に遡り、古代中国の時代には支配者であった王朝が、健康、富、権力などを維持するために用いた密議だったそうです。講師の清水昭子氏は、風水の歴史的背景から誕生年で計算する簡単な性格傾向判断に渡るまで、大変興味深いお話を披露してくださいました。
中国五大占術のひとつである易経から派生した風水は、易経の基本説と複雑な計算に基づいて、理論的に分析してゆく科学的学問(中国地相土占学)と表現することができる。現代において風水は、色々な流派に分かれている。ここでお話するのは『正統派中国伝統風水』であり、その中でも生きている人の家の相をみる『陽宅風水』である。ちなみに死んだ人の家となるお墓の相をみるのは『陰宅風水』で、親子3代に渡って影響を及ぼすと言われている。
風水の基本原理には、陰陽、五行、八卦、方位、氣、太陽系システムなどが含まれる。人間、環境、建物、時間を軸として相互関係を調べることで、理想的な環境を作り、悪い環境を回避、改善することが可能になる。特に『氣』は重要な概念で、生命のエネルギー、栄養物と言い表すことができる。人間にとっても環境にとっても、氣のバランスをとることが健康、調和、繁栄などの良い結果に結びつくことになる。
風水では、ひとつのエネルギー・サイクルが20年続くとみている。2004年2月4日からは8番目のサイクルが始まっており、2023年2月3日まで続くことになる。このサイクルは、若者や子供を象徴している。ゆえに若いリーダーの台頭、若者や子供の動向などが、注目される時代になるだろう。
最後に、避けるべき環境と、疑わしい風水鑑定師の見分け方をご紹介しよう。
<避けるべき環境>
・ 梁の下に寝ない。
・寝る足元の方向に鏡を置かない。
・お墓、ごみ捨て場、フリーウェイの傍に住むのは避ける。
<疑わしい風水鑑定師の見分け方>
・八卦鏡、水晶、風鈴などを用いる。
・物を売りつけようとする。
・建物の建設完成年や住んでいる人の誕生日を尋ねない。
・方位磁石(コンパス)を使用しない。
・実際の建物を見ないで平面図だけで鑑定しようとする。
(清水氏が管理するウェブサイト(www.windandwater168.com)と講義の内容を参考にして、セミナー副委員長の矢部が作成いたしました。 2004年10月)
講師紹介と略歴
「風水」という言葉を、時々耳にされたことはありませんか。風水健康法、風水大開運、風水百科、風水革命、風水師など、風水にまつわる話も含め、色々聞き覚えのある言葉が飛び交っています。風水は、環境学、地理哲学、方位学、統計学、時には気学とも言われています。馴染みの無い言葉かも知れませんが、「陰陽五行説」というのが、風水の基本的な考え方となっており、あの東洋医学も考え方は同じです。いわゆる中国3千年の歴史が生んだ学問の一つであります。そして興味深いことに、京都や奈良といった日本の古都が、古代中国の「風水」の原理によって建設されていたことが発見されています。
では、その陰陽五行説とは、いったいどういうことなのか、風水がもたらす影響とは何なのか、歴史や理論なども含めた基本的なところを、今回、清水昭子講師にお話して頂くことになりました。「風水」で健康になったり、ビジネスが成功したり、幸せな家庭を築けたり、ほんまかいなと思うようなことが色々言われていますが、答えはいかに。是非とも我がセミナーで、その「風水」の実体を探ってみましょう。
〔清水昭子氏の略歴〕
「札幌出身。札幌大学女子短期大学卒。ソニー、フォードトラクターを経て、87年よりドイツ勤務。90年、アメリカ転勤。90年後半よりアメリカ風水研究所(http://www.amfengshui.jp/)で風水のほか、中国五大芸術(易経、占星術、人相・手相など)を学ぶ。現在、本業のERP(企業統合管理システム)のコンサルタントの傍ら、アメリカ風水研究所で日本語による風水講座を受け持つ。風水インストラクター 兼 風水鑑定師。2004年11月、「風水必読」(翻訳)発行予定。また、まぐまぐのメルマガにも寄稿中。詳細はhttp://www.windandwater168.com/を参照。」
紹介者 -
講義内容
風水の歴史は今から3千年ほど前に遡り、古代中国の時代には支配者であった王朝が、健康、富、権力などを維持するために用いた密議だったそうです。講師の清水昭子氏は、風水の歴史的背景から誕生年で計算する簡単な性格傾向判断に渡るまで、大変興味深いお話を披露してくださいました。
中国五大占術のひとつである易経から派生した風水は、易経の基本説と複雑な計算に基づいて、理論的に分析してゆく科学的学問(中国地相土占学)と表現することができる。現代において風水は、色々な流派に分かれている。ここでお話するのは『正統派中国伝統風水』であり、その中でも生きている人の家の相をみる『陽宅風水』である。ちなみに死んだ人の家となるお墓の相をみるのは『陰宅風水』で、親子3代に渡って影響を及ぼすと言われている。
風水の基本原理には、陰陽、五行、八卦、方位、氣、太陽系システムなどが含まれる。人間、環境、建物、時間を軸として相互関係を調べることで、理想的な環境を作り、悪い環境を回避、改善することが可能になる。特に『氣』は重要な概念で、生命のエネルギー、栄養物と言い表すことができる。人間にとっても環境にとっても、氣のバランスをとることが健康、調和、繁栄などの良い結果に結びつくことになる。
風水では、ひとつのエネルギー・サイクルが20年続くとみている。2004年2月4日からは8番目のサイクルが始まっており、2023年2月3日まで続くことになる。このサイクルは、若者や子供を象徴している。ゆえに若いリーダーの台頭、若者や子供の動向などが、注目される時代になるだろう。
最後に、避けるべき環境と、疑わしい風水鑑定師の見分け方をご紹介しよう。
<避けるべき環境>
・ 梁の下に寝ない。
・寝る足元の方向に鏡を置かない。
・お墓、ごみ捨て場、フリーウェイの傍に住むのは避ける。
<疑わしい風水鑑定師の見分け方>
・八卦鏡、水晶、風鈴などを用いる。
・物を売りつけようとする。
・建物の建設完成年や住んでいる人の誕生日を尋ねない。
・方位磁石(コンパス)を使用しない。
・実際の建物を見ないで平面図だけで鑑定しようとする。
(清水氏が管理するウェブサイト(www.windandwater168.com)と講義の内容を参考にして、セミナー副委員長の矢部が作成いたしました。 2004年10月)