2012年度 10月 - Matcha and Its Strength
日時: 2012年10月10日(水)、6:30PM - 8:30PM
会場: ニューガーディナ・ホテル
講師: 杉田文弘(すぎた ふみひろ)氏
講演録担当:武藤 秀毅
講師略歴:
愛知県西尾市生まれ
家業の抹茶メーカーあいやは日本一の製造規模を持つ抹茶メーカー。
あいやが北米進出にあたりAiya America社に入社し、現在はGeneral Managerとして地元特産の抹茶を北米市場に展開中。
http://aiya-america.com/
講演内容:
番号は資料に準拠。一部省略
1-1. Aiyaについて:
・創業1888年、120年以上家業として営まれている会社。
・愛知県西尾市が本拠。西尾市は、日本一の抹茶生産を誇る市。
・世界最大の抹茶製造メーカー。
1-2. 西尾地方:
・1271年、禅僧により抹茶が西尾に持ち込まれた。
・日本全体の30%の抹茶生産量。宇治と西尾が日本の二大生産地。
・周りが工業化されておらず、抹茶生産に適した環境
2-1. 抹茶生産量:
・日本の緑茶の生産量: 95,500トン
・碾茶(抹茶の原料)の生産量: 1,780トン
抹茶の生産量は、緑茶の2%弱に過ぎない。
2-2. 抹茶生産量順位:
1位 京都府宇治 44%
2位 愛知県西尾 28%
3位 静岡 12%
4位 岐阜 4%
5位 奈良 2%
3-1. 抹茶生産の流れ:
1) Pre-harvest
2) Harvest
3) Basic refining 以上農家
4) Refining
5) Blending
6) Grinding
7) Shifting
8) Packing
3-2. Pre-harvest:
・土壌の準備。2〜3m 掘り起こし。
・栽培
5年間は、トリミング、雑草除去などのメンテナンス期間
2年間 Test Harvest
・葉を収穫するが、使用しない
・収穫されることに慣れさせる期間
3-3. Harvest:
・収穫前に3〜4層のシェードを掛ける。
・葉が広く、薄くなる
・アミノ酸を多く含み、カテチンとのベストなバランスを保つための措置
・手摘みで、若い葉を選別して収穫
3-5. Basic Refining:
Steam Treatment
・酵素の働きを停止させる
・緑を保つために発酵を停止させる
・栄養素を茶葉に閉じ込める
Dry Process
・工場のドライヤーで乾燥させる
・本工程で、粗茶になる
3-6.Refining:
Cut (抹茶独自の工程)
・挽くのに適切なサイズにカットする
Separarte ・茎や葉脈を除去
・切断された葉が、ブロワーにより抽出、収集される。
Heat
・水分を除去するため加熱。
本工程により、粗茶から碾茶になる。
3-8. 碾茶の状態で試飲:
3-9. Blending:
3-10. Grinding:
石臼で甜茶を粉にして抹茶にする。
工場で機械化された現在も、石臼で挽いている。
3-11. Sift and Pack:
ふるいにかけて、パッキング。
2-1. 抹茶生産量:
・日本の緑茶の生産量: 95,500トン
・碾茶(抹茶の原料)の生産量: 1,780トン
抹茶の生産量は、緑茶の2%弱に過ぎない。
2-2. 抹茶生産量順位:
1位 京都府宇治 44%
2位 愛知県西尾 28%
3位 静岡 12%
4位 岐阜 4%
5位 奈良 2%
3-1. 抹茶生産の流れ:
1) Pre-harvest
2) Harvest
3) Basic refining 以上農家
4) Refining
5) Blending
6) Grinding
7) Shifting
8) Packing
3-2. Pre-harvest:
・土壌の準備。2〜3m 掘り起こし。
・栽培
5年間は、トリミング、雑草除去などのメンテナンス期間
2年間 Test Harvest
・葉を収穫するが、使用しない
・収穫されることに慣れさせる期間
3-3. Harvest:
・収穫前に3〜4層のシェードを掛ける。
・葉が広く、薄くなる
・アミノ酸を多く含み、カテチンとのベストなバランスを保つための措置
・手摘みで、若い葉を選別して収穫
3-5. Basic Refining:
Steam Treatment
・酵素の働きを停止させる
・緑を保つために発酵を停止させる
・栄養素を茶葉に閉じ込める
Dry Process
・工場のドライヤーで乾燥させる
・本工程で、粗茶になる
3-6.Refining:
Cut (抹茶独自の工程)
・挽くのに適切なサイズにカットする
Separarte ・茎や葉脈を除去
・切断された葉が、ブロワーにより抽出、収集される。
Heat
・水分を除去するため加熱。
本工程により、粗茶から碾茶になる。
3-8. 碾茶の状態で試飲:
3-9. Blending:
3-10. Grinding:
石臼で甜茶を粉にして抹茶にする。
工場で機械化された現在も、石臼で挽いている。
3-11. Sift and Pack:
ふるいにかけて、パッキング。
4-5. 抹茶の効能:
CAP-e test結果 ・Aiyaの抹茶は、グラム当たりブルーベリーの68倍の抗酸化作用 ・1サーブ当たりでも、ブルーベリーよりも強い抗酸化作用
5-1. 抹茶の作り方:
1. 抹茶をふるいにかける。
2. 竹さじ2杯使用する。(ティースプーン半カップ)
3. 180F/80C のお湯を2oz 注ぐ
4. かき混ぜる。
お好みにより、更にお湯を加える場合はかき混ぜた後にお湯を加える。
5-3. 抹茶の量:
竹さじ2杯(ティースプーン半カップ)、サーブ当たり2g
2gより少ないと、泡立ちが悪くなる。
5-4. お湯:
・180F/80C のお湯を2oz
・軟水を使用する。軟水により甘さが引き立つ。Crystal Geyserがお薦め。
・かき混ぜる前に、2o以上のお湯を注いではいけない。
5-5. かき混ぜ方:
1. MまたはW字状にかき混ぜる。茶筅を底に若干当てる程度。
2. 泡立てて、酸素をお茶に混ぜる。
3. 茶筅を軽く持ち上げ、表面を撫でで泡を取り除く。
3つのキーポイント
1. 竹さじ2杯(ティースプーン半カップ)、サーブ当たり2g
2. お湯の量:2oz
3. お湯の温度:180F/80C
6. 新しい抹茶の飲み方:
・ 抹茶スムージー
・ 抹茶ラテ
・アイス抹茶シロップ入り
・抹茶グリーンティー・アーノルドパーマ−(レモネイド)
最後に、抹茶ラテ作りの実演と、参加者全員に試飲が提供された。 簡単に作れて、とてもおいしいと評判であった。
会場: ニューガーディナ・ホテル
講師: 杉田文弘(すぎた ふみひろ)氏
講演録担当:武藤 秀毅
講師略歴:
愛知県西尾市生まれ
家業の抹茶メーカーあいやは日本一の製造規模を持つ抹茶メーカー。
あいやが北米進出にあたりAiya America社に入社し、現在はGeneral Managerとして地元特産の抹茶を北米市場に展開中。
http://aiya-america.com/
講演内容:
番号は資料に準拠。一部省略
1-1. Aiyaについて:
・創業1888年、120年以上家業として営まれている会社。
・愛知県西尾市が本拠。西尾市は、日本一の抹茶生産を誇る市。
・世界最大の抹茶製造メーカー。
1-2. 西尾地方:
・1271年、禅僧により抹茶が西尾に持ち込まれた。
・日本全体の30%の抹茶生産量。宇治と西尾が日本の二大生産地。
・周りが工業化されておらず、抹茶生産に適した環境
2-1. 抹茶生産量:
・日本の緑茶の生産量: 95,500トン
・碾茶(抹茶の原料)の生産量: 1,780トン
抹茶の生産量は、緑茶の2%弱に過ぎない。
2-2. 抹茶生産量順位:
1位 京都府宇治 44%
2位 愛知県西尾 28%
3位 静岡 12%
4位 岐阜 4%
5位 奈良 2%
3-1. 抹茶生産の流れ:
1) Pre-harvest
2) Harvest
3) Basic refining 以上農家
4) Refining
5) Blending
6) Grinding
7) Shifting
8) Packing
3-2. Pre-harvest:
・土壌の準備。2〜3m 掘り起こし。
・栽培
5年間は、トリミング、雑草除去などのメンテナンス期間
2年間 Test Harvest
・葉を収穫するが、使用しない
・収穫されることに慣れさせる期間
3-3. Harvest:
・収穫前に3〜4層のシェードを掛ける。
・葉が広く、薄くなる
・アミノ酸を多く含み、カテチンとのベストなバランスを保つための措置
・手摘みで、若い葉を選別して収穫
3-5. Basic Refining:
Steam Treatment
・酵素の働きを停止させる
・緑を保つために発酵を停止させる
・栄養素を茶葉に閉じ込める
Dry Process
・工場のドライヤーで乾燥させる
・本工程で、粗茶になる
3-6.Refining:
Cut (抹茶独自の工程)
・挽くのに適切なサイズにカットする
Separarte ・茎や葉脈を除去
・切断された葉が、ブロワーにより抽出、収集される。
Heat
・水分を除去するため加熱。
本工程により、粗茶から碾茶になる。
3-8. 碾茶の状態で試飲:
3-9. Blending:
3-10. Grinding:
石臼で甜茶を粉にして抹茶にする。
工場で機械化された現在も、石臼で挽いている。
3-11. Sift and Pack:
ふるいにかけて、パッキング。
2-1. 抹茶生産量:
・日本の緑茶の生産量: 95,500トン
・碾茶(抹茶の原料)の生産量: 1,780トン
抹茶の生産量は、緑茶の2%弱に過ぎない。
2-2. 抹茶生産量順位:
1位 京都府宇治 44%
2位 愛知県西尾 28%
3位 静岡 12%
4位 岐阜 4%
5位 奈良 2%
3-1. 抹茶生産の流れ:
1) Pre-harvest
2) Harvest
3) Basic refining 以上農家
4) Refining
5) Blending
6) Grinding
7) Shifting
8) Packing
3-2. Pre-harvest:
・土壌の準備。2〜3m 掘り起こし。
・栽培
5年間は、トリミング、雑草除去などのメンテナンス期間
2年間 Test Harvest
・葉を収穫するが、使用しない
・収穫されることに慣れさせる期間
3-3. Harvest:
・収穫前に3〜4層のシェードを掛ける。
・葉が広く、薄くなる
・アミノ酸を多く含み、カテチンとのベストなバランスを保つための措置
・手摘みで、若い葉を選別して収穫
3-5. Basic Refining:
Steam Treatment
・酵素の働きを停止させる
・緑を保つために発酵を停止させる
・栄養素を茶葉に閉じ込める
Dry Process
・工場のドライヤーで乾燥させる
・本工程で、粗茶になる
3-6.Refining:
Cut (抹茶独自の工程)
・挽くのに適切なサイズにカットする
Separarte ・茎や葉脈を除去
・切断された葉が、ブロワーにより抽出、収集される。
Heat
・水分を除去するため加熱。
本工程により、粗茶から碾茶になる。
3-8. 碾茶の状態で試飲:
3-9. Blending:
3-10. Grinding:
石臼で甜茶を粉にして抹茶にする。
工場で機械化された現在も、石臼で挽いている。
3-11. Sift and Pack:
ふるいにかけて、パッキング。
4-5. 抹茶の効能:
CAP-e test結果 ・Aiyaの抹茶は、グラム当たりブルーベリーの68倍の抗酸化作用 ・1サーブ当たりでも、ブルーベリーよりも強い抗酸化作用
5-1. 抹茶の作り方:
1. 抹茶をふるいにかける。
2. 竹さじ2杯使用する。(ティースプーン半カップ)
3. 180F/80C のお湯を2oz 注ぐ
4. かき混ぜる。
お好みにより、更にお湯を加える場合はかき混ぜた後にお湯を加える。
5-3. 抹茶の量:
竹さじ2杯(ティースプーン半カップ)、サーブ当たり2g
2gより少ないと、泡立ちが悪くなる。
5-4. お湯:
・180F/80C のお湯を2oz
・軟水を使用する。軟水により甘さが引き立つ。Crystal Geyserがお薦め。
・かき混ぜる前に、2o以上のお湯を注いではいけない。
5-5. かき混ぜ方:
1. MまたはW字状にかき混ぜる。茶筅を底に若干当てる程度。
2. 泡立てて、酸素をお茶に混ぜる。
3. 茶筅を軽く持ち上げ、表面を撫でで泡を取り除く。
3つのキーポイント
1. 竹さじ2杯(ティースプーン半カップ)、サーブ当たり2g
2. お湯の量:2oz
3. お湯の温度:180F/80C
6. 新しい抹茶の飲み方:
・ 抹茶スムージー
・ 抹茶ラテ
・アイス抹茶シロップ入り
・抹茶グリーンティー・アーノルドパーマ−(レモネイド)
最後に、抹茶ラテ作りの実演と、参加者全員に試飲が提供された。 簡単に作れて、とてもおいしいと評判であった。