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BCA土曜学校のコラムVol.34 ~ おもてなし~

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● BCA土曜学校のコラムVol.34●

おもてなし


 お茶の授業がスタートし、1回目は2年生と6年生が指導を受けました。今年度は、放課後の茶道クラブも開催されています。指導を受ける様子を見て、BCAを会場にして行われた裏千家淡交会の初釜での「おもてなし」にあふれた裏千家淡交会の皆様の姿がうかんできました。

 「おもてなし」という言葉は動詞「もてなす」の丁寧語で、とりなし、たしなみ、ふるまい、挙動、態度、待遇 馳走などという意味です。
 聖徳太子の言葉「和をもって尊しとなす」の「もってなす」が「もてなす」の語源だと言われています。
 「なす」に強調の「もて」をつなげ「お」をつけて名詞となった言葉で、接待に関して用いられるのは中世以降になってからなのだそうです。
 現在は、茶の湯から始まった大切な日本文化としての言葉だと言われています。

 「モノを持って成し遂げる」からきているお客様に対応するふるまいと、「表裏無し」つまり、表裏のない「心」で思いやる気持ちを持ってお客様をお迎えするという二つの意味を合わせたものという説が一般的なようです。
 この「モノ」とは、単に「物」だけではなく人の「気持ち」も含まれ、後の「成し遂げる」に続いています。お客様に合わせて、いろいろなことに心を配り最高のもてなしをすることが「おもてなし」です。
 ですから、お茶会の亭主の心配りはこまやかなところまでいき届かせ、「おもてなし」を受ける側も、亭主の所作からその配慮に対して感謝の思いを持つ。このような心遣いや、それらの所作を見逃さずに相手の心を受け止めるところに、日本人が大事にしてきた伝統の美しさが出てくるのですね。
 
 今年度は、各クラス4回程度の授業となります。
 お茶を頂く手順を覚えるだけではなく、相手を思いやる気持ちを持って対応することを勉強しているのだと思うと、お茶の授業がもっと大切な時間に思えるのではないでしょうか。楽しみですね。
#コラム

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BCA土曜学校のコラムVol.33 ~ 笑顔~

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● BCA土曜学校のコラムVol.33●

笑顔


 4月14日はBCA土曜学校の入学式・入園式が行われました。 
 2018年度の入学生、入園生、そして進級した皆さん、おめでとうございます。

 入学式は、アメリカはもちろん、カナダ、イギリス、フランス、ロシア、中国など9月スタートの国が多い中、日本は4月に行われていますが、実は日本も9月に行われていた時代があったのです。
 
 江戸時代の寺子屋、藩校、私塾はいつでも入学できました。
 明治時代の初めになると、西洋の教育が導入され9月入学が主流となりました。その後、国の会計年度が4月から3月になったことにあわせて小学校は1900年、中学校は1901年から入学式は4月になりました。
 大正時代になり、中学校卒業後の進学率が高くなった1921年には大学も4月に入学式が行われるようになり現在に至っています。
 
 どの国でも新年度は、新たな環境で成長できる一年にという気持ちで迎えます。
 BCA土曜学校の皆さんも、期待に胸をはずませこの日を迎えたことでしょう。
 年度はじめの学校は「笑顔」であふれていました。

 「笑」という文字は、神様に仕えて神のおつげを人に伝える巫女(みこ)が両手をあげ、身をくねらせて舞い踊る姿を表しているといわれています。
 「竹かんむり」はふりかざしている両手を表し、その下の「夭」は人の体で、「若さ」や「しなやかに」曲がるものを意味します。
 巫女(みこ)が、神様に訴えようとするとき笑いながら踊り、神様の気持ちをやわらげ、楽しませようとする様子が「笑」。そう思って漢字を見ると、楽しそうに踊る若い人が見えてくるようですね。

 「笑顔」になると心が明るくなり、幸せな気持ちになります。
 BCAで学ぶ「若い」皆さんが、様々なことに「しなやかに」対応しながら、勉強がわかって「笑顔」になり、友達と仲良くして「笑顔」になり、先生と話して「笑顔」になる。
そんな一年にになることを願っています。
#コラム

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BCA土曜学校のコラムVol.32 ~ 卒業式~

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● BCA土曜学校のコラムVol.32●

卒業式

 BCA土曜学校では、3月24日に卒園式・卒業式が行われました。
 ご卒園・ご卒業、心からおめでとうございます。
 年長さんと6年生の晴れやかな姿には、今までの一人ひとりの頑張りが表れていました。 
 正装して式に臨んだ卒園生・卒業生は、担任の呼名に元気よく返事し、誇らしい顔で校長先生から証書を受け取りました。実に礼儀正しいさわやかな振る舞いでした。

 「卒業式」は「卒業証書授与式」が略された言葉で、教育課程を修了したことを認め、そのお祝いをする式のことです。
 「卒」は、終わる・終える・済む・完了する。
 「業」は行為を意味し、過去に成したことの結果を表しています。

 「卒業式」は、1872年の学制の施行から試験終了者に卒業証書を授与したことに起源を持ち、明治10年ごろから、現在のような儀式として定着したそうです。
 小学校と中学校と高等学校、そして中等教育学校と特別支援学校で行われる儀式が「卒業式」です。
 幼稚園は「卒園式」とよばれ「卒園証書」が授与されます。

 日本の卒業式は、学校教育法施行規則によって定められた学校行事で、「学校生活に変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機付けとなる活動」と示されています。
 年度の節目となる3月に行われる重要な儀式的行事です。
儀式的行事の意義の中に、「国民としての自覚を高めるとともに広く国際理解や人間愛の精神の滋養に役立つこと」とあります。国旗掲揚や国歌斉唱が行われるのもここからきているのだそうです。
 
 BCAの卒業式では、壇上に日本とアメリカの国旗が仲良く掲げられ、式歌として両国の国歌が歌われました。
「The Star-Spangled Banner」と「君が代」の音の響きに、儀式の意義である「国際理解や人間愛の精神」が重なり感動しました。
 アメリカで日本語を学ぶ生徒さん達が、国家や国民を象徴するものとして歌った二つの国歌が、格別に心に響いた「卒業式」でした。
#コラム

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● BCA土曜学校のコラムVol.31~春~

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● BCA土曜学校のコラムVol.31●



日に日に暖かさが増し、「春」を感じるいい季節になりました。
 桜の名所、ワシントン大学の桜も今満開です。アメリカらしいどっしりした建物と日本の優しい色合いのソメイヨシノがマッチした風景、とても素敵でした。

 新緑が芽吹く「春」、美しい風景の中を歩きたくなる「春」、優しい風に触れたい「春」、楽しくわくわくする気持ちになる「春」。何かいいことが起きそうな「春」。
 「春」は、四季の中でいちばん過ごしやすい季節ですね。

 季節の「春」は、太陽暦では3月から5月、陰暦では1月から3月、天文学的には1日の中で夜よりも昼の時間が長くなる時期をさします。
 文字の「春」は「萅」の略字で、「艸」と「日」と「屯」が組み合わさり、寒い冬の間じっとしていた草の根が、太陽の光をあびて芽を出そうとする意味を表しています。

 語源は、草木の芽が「張る(はる)」ふくらむ季節だから。水田に水を「張る(はる」季節だから。田畑を「墾る(はる)」季節だから。気候の「晴る(はる)」から。スタートの季節「発る(はる)」だから。などの説があります。

 春のつく言葉は、二字熟語からことわざまでたくさんあります。少しだけ紹介します。
・春光(しゅんこう)春の日の光、春の景色 ・春意(しゅんい)春ののどかな気持ち
・春月(しゅんげつ)春の夜の月、おぼろ月 ・春信(しゅんしん)春のおとずれ。
・春うらら 春の空が晴れていて日ざしが穏やかに照らすようす。
・春爛漫(はるらんまん)春の気配があたりに広がって鮮やかに輝いているようす。
・春秋富(しゅんじゅうとむ)年が若くて将来が長いこと。
・春日遅々(しゅんじつちち)日が長くて、暮れるのが遅いこと。
・春風致和(しゅんぷうをいたす)のどかな春風にのって、和やかな空気が充満してくる

 春に関連する言葉はさらに多くあります。日本人が好きな言葉だからですね。
 「卒業」も「春」に関連した言葉です。
 今週の土曜日24日は、BCA土曜学校の「卒園式」「卒業式」です。
 卒園生・卒業生それそれのよい「春」「発る(はる)」になることと思います。
#コラム

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BCA土曜学校のコラムVol.30 ~ 未来~

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● BCA土曜学校のコラムVol.30●

未来

 3月10日の基礎国語は、45分間の書写の学習でした。
 「文字を正しく整えて書く」ことをめあてに、毛筆の基本的な筆使いと、字形のポイントを意識して「未来」という文字に取り組みました。
 横画・縦書・左払い・右払いという基本的な線が組み合わされた「未来」という文字を、始筆・送筆・終筆のリズム、筆圧、点画のつながり、文字の外形と中心、部分どうしの位置や大きさの関係に留意しながら練習しました。
 日本では、書写は小・中学校の国語科で学びます。毛筆と硬筆があり、毛筆書写は、普段書いている鉛筆などで書く硬筆に生かされることを目指して学習します。
  
 校長先生が、最初に書いた字と清書の字を見くらべて写真を撮って下さいました。
短時間で驚くほど上手に書けるようになったのは、まさに生徒たちが教える側の気持ちを受け取りそれを真摯に受けとり真剣に学んだ証であると嬉しそうに微笑まれました。
 墨の香りのする静かな空間で、昔から用いられている筆記用具「筆」で心静かに書をたしなみ、日本の文化を味わうのもいいものですね。 
 上の写真は、生徒さんの書いた「未来」です。左が最初に書いた文字、右が清書です。
頑張りの成果が表れています。

 「未来」という熟語の「未」は、「木」に横線が一本加わっている象形文字で、成長の途中の植物が春を迎えてこれから葉を付けていく様子を表しています。
 今のところは目立たないけれど、これから成長するかもしれないという、「いまだ、まだ」「まだ~しない」という意味です。また、十二支の「ひつじ」の意味も持っています。
  
 「来」は、「來」の略字で「らいむぎ」の形からできた文字です。「くる」「近づく」「届く」「通じる」「少しずつ移行してその状態になる」「何かによって反応が起こる」「起源、始まり」「近いうちにそうなる」「ある状態を招く」「これから先」などの意味を持ちます。
 
 二文字合わせた「未来」は、「現在のあとに来る時、これから来る時、将来」「これから実現するもの」「何が起こるか全く想像の域をでないこれから先のこと」の意です。
 
 これらを合わせて考えると、「未来」は将来への可能性や成長や希望を感じさせ、これからに期待を込めたくなる文字のように思えます。
 
 書き上がった清書を見て、無限の可能性をもっている生徒さんの「未来」が輝かしいものになるようにと願いました。
#コラム

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BCA土曜学校のコラムVol.29 ~ ひなまつり~

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●BCA土曜学校のコラムVol.29●

ひなまつり


 3月3日の土曜学校幼稚部では、おだいり様とおひな様の塗り絵を行いました。
子ども達は、着物の部分は千代紙のちぎり絵にしてきれいに飾り、思い思いの衣装を楽しそうに描いていました。

 「ひなまつり」は、ひな人形や邪気をはらう力があるといわれる桃の花を飾り、色とりどりのちらし寿司やはまぐりを食べて女の子の幸せを祈る節句です。 
 節句とは、暦の上で節目となる日のことで1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の5日間を指します。節句は季節の変わり目に災難や厄から身を守ることを願う日で、奇数が重なる日は、邪気をはらうことができるのだそうです。

 3月3日は、「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」や、桃の咲く時期と重なることから「桃の節句」とも言われ、中国での上巳節が起源だと言われています。遣唐使が日本に伝えたということですから、ずいぶん昔のことですね。
 日本のお祓いや、形代(かたしろ)という身代わり信仰が上巳節と結びつき、「上巳の節句」として日本の文化となりました。
 人形(ひとがた)に穢(けが)れを移し川に流す流し雛も、平安時代に紙の人形をつかったままごと遊から男女一対の人形ができたのも、上巳節と結びついたものだと言われています。
 その後、人形作りの技術の進歩から質の良いひな人形ができて、ひな人形が「流す人形」から「飾る人形」になってきました。
 江戸幕府が五節句を定めてから、3月3日が「桃の節句」女の子の節句として定着し、娘の厄を受けるひな人形も華やかさを増していったということです。
 その後「ひなまつり」は一般に広がり、我が子の幸せを願う行事として親しまれ今に至っています。

 ひな人形は、女の子の厄を引き受けてくれる有り難い存在で、桃の花は魔除けや長寿のパワーがあるなど、「ひなまつり」という言葉やひな人形の由来を知ると、「ひなまつり」がより身近に感じられるのではないでしょうか。
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BCA土曜学校のコラムVol.28 ~ さようなら~ 

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●BCA土曜学校のコラムVol.28●

さようなら

 BCA2のフロントオフィスに、面白い仲間がいます。
 子ども達が挨拶すると返事をする大人気の仲間は、今年の干支(えと)のかわいい”子犬”です。
 土曜学校を終え、お友達と小犬に「さようなら」と挨拶し、お友達と子犬の「さようなら」を受けて、笑顔で校舎を出る生徒さんの姿を見かけ微笑ましく思いました。

 「さようなら」は、「左様(さよう)ならば」の「ば」だけが略され、現在の挨拶言葉になりました。
 「左様(さよう)ならば」は、「そういうことならば」「それならば」「それでは」という意味です。
 「左様」は、「そう」の丁寧な言い方で「然様」のあて字です。「そうです」「そのとおりです」という意味を持ちます。
 「然」は、「そうある」という意味ですから、「然様」は「そうある様」です。
 「左」という文字があて字として使われているのは、「右大臣」よりも「左大臣」のほうが上だったように、同じ位でも「左」のほうが上位を示したということから、「左の方の通りに」と相手に敬意を表しているということです。

 もともと「さようなら、ごきげんよう」という挨拶言葉が、明治時代に男性は「さようなら」、女性は「ごきげんよう」と分けて言うようになり、昭和に入ってから女性も「さようなら」だけを言うようになったという説もあります。
 「ごきげんよう」は漢字で書くと「御機嫌好う」。室町時代に宮中の女官が用いたことが由来になっています。「機嫌」は、気分のことではなく体調のことを指していますので、健康を気づかい、どうぞお元気でお過ごしくださいと相手を思いやる気持ちが込められています。

 古くから使われている言葉「さようなら」には、周りの人や、生きている今を大事にしましょう。きっといい日になるであろう明日また元気に会いましょうという意味が込められているのですね。
 背景や意味を知って「さようなら」と言うと、言う度に相手を大切にして応援しようという気持ちがふくらむのではないでしょうか。
 「じゃあね」「バイバイ」「お疲れ様」などで代用されるようになりつつある「さようなら」は、余韻が残る優しく美しい日本語だと思います。
大事に残して、伝えていきたい言葉ですね。
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BCA土曜学校のコラムVol.27 ~芽~ 

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● BCA土曜学校のコラムVol.27●



 BCA土曜学校の5年生と6年生がまいたレタスの種から、やわらかい緑色のかわいい芽が出てきました。
 LEDの光と液肥で、着実に成長していく様子に植物の生命力を感じます。
 1回目の植え替えも終わり、レタスの芽はとても元気です。

 「芽」という漢字は、並んで生えている草を表す「艹(くさかんむり)」と、動物の歯を表す「牙(きば)」とでできています。
鋭く力強く生えてくる動物の上下の「牙」。その上に「くさかんむり」がつき、植物の先端が生えてくる様子を示しているのです。

 国語辞典には、次のような意味が載っています。
①植物の種子から最初にもえ出す茎や葉。
②卵の黄身の上にある、将来ひなに育つ部分。
③大きくなったり、発展したりしそうに思える状態にあるもの。
 これらの意味から、「新しいものごとの始まり」や「生命力の強さ」、「成長」や「将来」、そして「希望」などの含みも感じられますね。
 
 「芽」のつく言葉は、「萌芽」「芽生え」「芽吹き」「芽が出る」「芽を出す」「芽を伸ばす」等々たくさんありますが、
「芽を摘む」のようなマイナス言葉はほとんどなく、プラス言葉が多いのも特色です。

 これからの可能性を強く感じる文字「芽」は、未来を切り拓いて生きるBCAの生徒さんと重なって見えました。
また、たくさんの植物が芽吹くあたたかい「春」とも重なって見えます。
 
 節分が過ぎてから、ベルビューには春の気配が感じられるようになりました。
花のつぼみがふくらむ芽吹きの季節も、間もなくやってきそうです。

 今年巣立ちを迎える6年生、進級する5年生の名前と、レタスの「芽」が一緒に仲良く並んでいる栽培槽を見て、すくすくと健やかにと願いました。
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BCA土曜学校のコラムVol.26~節分~

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● BCA土曜学校のコラムVol.26●

節分


 今年の「立春」は2月4日、前日の2月3日が「節分」でした。
 2月3日の土曜学校では、校長先生より「節分」にまつわる食べ物「福豆」と「恵方巻」のお話をしていただきました。

 「節分」は、季節が変わる節目「季節を分ける日」のことです。もともと立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの前日に年4回あったものでしたが、現在は1年のはじまりの春の「節分」だけを指すようになりました。
 節分に豆をまく慣習は中国から伝わったと言われています。豆には生命力と魔除けの力が備わっていることや、「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるという語呂合わせから、豆をまいて鬼を追い出す行事になったそうです。
 おに(鬼)の語源はおぬ(隠)で、目には見えない想像上のもの、この世にはないものを意味します。鬼は季節の変わり目に現れると言われており、「節分」は鬼を追い払う日となりました。
 豆まきの豆は、まいた豆から芽が出てしまうと縁起が悪いので生ではなく炒った豆を使います。「炒る」は「射る」にも通じ、最後に豆を人間が食べてしまうことで鬼を退治したということになるからです。年の数の豆を食べ厄除けとします。
 かけ声は、「福は内、鬼は外」「鬼は外、福は内」「鬼は内、福は外」「福は内、鬼は内」「福は内、鬼は内、悪魔は外」「福は内、鬼も内、鬼の目玉ぶっ飛ばせ」「福は内」「鬼は内」などと地域によって様々です。

 日本では、古くから伝わる豆まきに加え、節分の食べ物として「恵方巻」がブームになっています。
「恵方巻」とは、恵方を向いて食べると縁起がよいと言われる太巻きです。
 七福神にちなんで具は七種類。食べ方は、今年の福をよぶ神様(歳徳神・年神様)のいる「恵方を向いて」、いい縁を切らないように「切らすに」、話をせず「願いをこめて」食べるとよいそうです。ちなみに今年の恵方は、南南東やや右です。
 もともとは、大坂の船場で商売繁盛願う風習として始まったものが新しい食文化として全国に広がっているのはおもしろいですね。
 
 アメリカで豆まきをなさったご家庭の様子を聞くことができました。
 福に満ちた1年になるようにと願いを込めて、日本の文化をアメリカで伝えておられるお母さん達、すごいと思います。
                                        (「鬼の絵」は、BCA長友裕子先生の作品です。)


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BCA土曜学校のコラムVol.25 ~箸~

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・箸にも棒にもかからない(ひどすぎてなんとも扱いようがない。)
・箸が転んだのもおかしい(若い娘がちょっとしたことでも笑うこと。)
・箸の弱いのと男の弱いのは食えない(箸と男が弱くては生きていけない。)
 など、「箸」のつくことわざや慣用句、熟語がたくさんあります。それだけ、「箸」は 日本人の生活に馴染んでいるもの、なくてはならないものだということですね。

 BCA土曜学校では、給食の時間に清水校長先生より「箸」についてお話がありました。
うつわと箸の取りあげ方、箸の持ち方、箸の正しい使い方が確認できたことと思います。

 箸は、中国から日本に7世紀には伝来していたと言われています。
 聖徳太子が日本で初めて新しい箸食(はししょく)制度を朝廷の儀式で採用し、一般市民に広まったのは8世紀になってからです。
 箸の語源は、① 食べ物を挟む役割をはたす②.端(はし)の方でつまむ③見た目の形が「橋」や「柱」に似ている④鳥のくちばしに似ているなどの説があります。

 数え方は、鎌倉時代に一人用の膳(ぜん)にそれぞれの箸がそえられたことから、一膳・二膳、「膳」と数えられるようになったそうです。「膳」という文字に、体に関する文字に入る「月(にくづき)」が使われていることから、箸が単なる物ではないことが伝わってきます。食べ物で体をつくるという意味も含まれていることがわかります。
 食事の時には箸に神様が宿り、口に運ぶ先は人のものでもう片方の端は神様のものといういわれもあるようです。

 箸だけを使って食事をする作法が確立されているのは日本だけです。
 箸は、二本一組の「一膳」を片手で操り、はさむ・運ぶ・裂く・ ほぐす・はがす・すくう・くるむ・のせる・押さえる・分ける・混ぜるという機能を持つ優れものです。
 日本人が手先が器用なのは、箸を使うからだとも言われています。

 箸で、美しく美味しく食べるのが和食の作法です。
 してはいけない「嫌い箸」を下に記しますね。
 気持ちのよい食事をするために、自己チェックしてみてはどうでしょう。

・指し箸(箸で人や物をさすこと。)・よせ箸(箸でうつわを引きよせること。)
・刺し箸(食べ物に箸を刺すこと。)・ねぶり箸(箸の先をなめたりかんだりすること。)
・わたし箸(食べている途中で、箸をうつわの上に渡しておくこと。)
・もぎ箸(箸の先についた米つぶなどを口でもぎとること。)
・まよい箸(どのおかずをとるかまよって箸をうろうろさせること。)
・さぐり箸(うつわの奥にあるものをひっぱりだして食べること。)
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