LA Roadster Show 2022! / LA ロードスターショー!
もの言う牧師のエッセー 第143話 再投稿
「 おやかた 」
「おやかた」の本がベストセラーという。“親方“ ではなく「親の家を片づける」という意味で、”親家片” と書いて “おやかた”と読む新語まで出来たというから驚いた。本の帯には「団塊世代を襲う、新しくて大きな問題!」などと思わずギクッとするような言葉が。親が施設に入る時、認知症を患った時、あるいは亡くなった時、40〜60代は膨大なモノの 詰まった親の家の片付けに直面する。
亡き親の思い出が深過ぎて何も捨てられず何年もかかってしまう人や、逆に捨てたがらない親と衝突し親子関係を悪くしてしまう人など、今年50歳の私にとっても切実な問題である。なぜなら牧師だった私の父は膨大な書籍を持ち、聖書だけでも100冊はあるかも知れず、他に手塚治虫全集やら日本文学全集やらを合算すると優に数トンはあるのではと推測される。
母も負けていない。元デザイナーの彼女は衣装持ちで雅なドレスが多くある。果たして私はそれらを捨てることが出来るのだろうか。だが今さら言うまでもなく、人間は何一つとしてこれらのものを “あの世” へ持って行くことは出来ない。キリストは言う。
「人は、たとい全世界を手に入れても、誠の命を損じたら、何の得がありましょう。その命を買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。」
マタイの福音書16章26節
と。人はそれぞれ一生の間いろんなことに励んだりモノを手に入れたりするが、死の前にはなすすべがない儚き存在だ。結局のところ、死から復活したキリストを信じ、永遠の命をいただき、“その日”に備えて可能な限り慎ましく生きること以外に、さし当たって解決法などない。片付けたり、片付けられたりする前に神を信じよう。神は我々を片付けたりせず、新しい世界を用意して下さるから。 2014-7-17
「青春:YOUTH」 by Samuel Ullman
青春とは人生のある期間ではなく、心の有り様を言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
逞しい意志、豊かな想像力、燃える情熱を指す。
青春とは人生の深い泉の清涼さを言う。
青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持を凌駕する冒険心を意味する。
時には、二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを刻むが、情熱を失えば心にしわを作る。
苦悩・恐怖・自己不信により気力は地に這い 精神は塵にまみれる。
六十歳であろうと十六歳であろうと人の胸には、
驚異に惹かれる心、幼な子のような尽きることなき未知への探求心、人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも通信局が心にあり、美・希望・励まし・勇気・力の言葉を人から神から受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪に覆われ悲観の氷に閉ざされる時、
二十歳であろうと人は老いる。
しかし、頭を高く上げ希望の周波をとらえる限り、
八十歳であろうと人は若さの中で人生を全うする。
*「青春」を原題の「若さ」に置き換えると、
よりピンと来る気がします。
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この色サイコー!/ Excellent color!
もの言う牧師のエッセー 第146話 再投稿
「 女性が輝く国 」
非政府組織である「セーブ・ザ・チルドレン」が、「お母さんに優しい国ランキング2014」を発表。日本は世界178カ国中32位で、これは先進7か国中最下位、アジアにおいてはシンガポールの15位、韓国の30位より低かった。理由はズバリ “女性の議員が少なく、女性の声が繁栄されにくい” ことにあるそうな。
なるほど森雅子氏が安倍内閣で、内閣府特命少子化対策・男女共同参画担当相に就任し、秘書官を女性にしようとしたら役所に断られたことがあった。大臣秘書官になるのは入省15年目の官僚で、“女性の15年選手はいない“ というのがその理由だ。「じゃあ、飛び級させて」と言うと「7年も飛び級できない」とごねる。何とか粘ってやっと女性を秘書官にしたという。
出産などの問題を抱える女性がキャリアや政治で不利なのは明白だ。安倍首相の掲げる成長戦略でも ”女性が輝く社会” は最重要案件であったはずだが、その担当大臣にしてこの有様である。今さら言うまでもなく、70%の日本人女性は第一子を出産後、職場を去り大多数は戻って来ない。
日本企業において女性は経営幹部の1.6%に過ぎないことも知られている。科学界でも、日本の科学者全体に占める女性の割合は15%に満たず、英国の4割、米国とイタリアの3割、独仏の2割5分に到底及ばない。さらに指導的立場にある教授クラスになるとたった8%にまで落ち込むという。一体どこが女性の輝く国なのだろうか。
しかし、実は聖書には驚くべき事実が書かれている。
「彼はその第一の娘をエミマ、第二の娘をケツィア、第三の娘をケレン・ハプクと名づけた。ヨブの娘たちほど美しい女はこの国のどこにもいなかった。彼らの父は、彼女たちにも、その兄弟たちの間に相続地を与えた。」 ヨブ記42章13節。
この箇所は、世界最古の書物である聖書の中でも最も古く、モーセ以前の族長時代に書かれた知恵文学として知られる。正義の人ヨブがある時、財産と家族全てを失い重病に伏せり、それを見舞った4人の男たちとヨブが、世の不条理や苦難、死と病などについて、延々と繰り広げるダイアローグ(対話)を中心に話は進む。と言えば聞こえは良いが、“オッサン”たちのクドクドと続けるボヤキに見えなくはない。
そして最後に一番若い男が登場し、ヨブを含む年長者たちを叱りつけたかと思うと、今度は神様が登場。ヨブは癒され一件落着と思いきや、最終場面になって何と3人の娘たちが実名で登場し、しかも通常は男にしか与えられない “相続地” を与えられたのだ。これは彼女らが単なる美女ではなく事業家だったことを示す。
日本の戦国時代でさえ才覚ある女性たちの選択の自由は限られていたのだが、ましてや4000年前の古代ヘブルの世界では考えられないこと。まさにこれが「神の国」の真骨頂である。最後になってオッサンどものボヤキは吹っ飛び、女性が男どもと平等に祝福に与ったのである。神を信じた者の集う国こそ、女性が輝けるのである。そう言えば日本ではキリストを神と信じる人は少ない。女性を取り巻く環境は、それと無関係ではあるまい。 2014-8-1
元ロッテ監督のバレンタインさんが店に食べに来てくれました。
近所に住んでおられると言うのでビックリ!
もの言う牧師のエッセー 第145話 再投稿
「 ジャスティン・ビーバーの洗礼 」
宿泊先のオーストラリアのホテルで落書きしたり、過去の人種差別発言で“炎上”したり、市街地で酔っぱらって高級車でドラッグレースをして捕まったりと、何かと話題の多いジャスティン・ビーバーが、洗礼を受けたというニュースが6月頃に世界中を駆け巡った。が、つい最近も隣人宅に卵を投げつけたりと、全くろくでもない二十歳の若者だ。
しかし一方で、「好きでもない女の子とはセックスするべきではない。」などと、やりたい放題のセックスには否定的な見方を示したり、3/11の東日本大震災の際には、他のアーチストらが “放射能汚染“ を恐れて尻込みする中で、2ヶ月後の5月には東京にやって来て被災児童たちを慰めたりと、なかなか情に厚い男でもあるようだ。
さらに驚くべきことに、「僕はクリスチャン。神を信じるし、僕の罪のためにイエスが十字架で 死なれたことを信じている。僕がここにいるのも彼がいるからこそなんだ。」 などと発言して 来たことは世界中に知られている。いったい全体彼は “いい人間” なのか何なのか。しかし、彼の頓珍漢な行動は、
「もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。」 ローマ人への手紙10章9節、
と記されている聖書の言葉の意味を改めて考えさせられる。彼を見ての通り、クリスチャンとは “いい人間” なのではない。無論そうあるべきだし、信じた後にキリストが下さる聖霊の力でそうなって行くのは可能だが、問題は彼が言ったように「自分の罪のためにキリストが十字架で死なれたこと」を信じることだ。つまり彼は聖書の言うとおり “救われた” のだ。
ビーバー君は若くて金持ちで有名なので、救われる必要などない、と誰もが感じるところであろうが、ここで言う救いとは、いわゆる助けとか癒しとかの類を越えるもので、ズバリ「死」からの救い、そして死後の裁きと地獄からの救いをさす。そう、彼のような不良でも、救われたら天国に行ける永遠の命を授かるのだ。何と “オイシイ話” なんだろうか。これを「福音/ゴスペル(良い話)」と呼び、人の人格や行動とは関係なく、キリストの恵みによって与えられるものである。
そして、洗礼を受けて罪を洗い流したら何もかもOKではない。なぜならクリスチャンも引き続き罪を犯すし、それはなくならない。彼のように善と悪のせめぎ合いは毎日続く。頓珍漢な失敗もしてしまう。だが、キリストを救い主と信じる者は、神の恵みによる救いをもはや失うことはない。周囲の方々に迷惑をかけつつも、毎日神に感謝し、悔い改めつつ歩んで行く。お陰さまで、私も何とかクリスチャンをさせていただいている。キリストの愛にただ感謝である。 2014-7-27
私は、善には褒美を、悪には罰を与える”神学の神”を信じない。
私の神は法則を造り、それらの世話をされる。
神の宇宙は、憧れのような考えによって成り立っているのではなく、
不変の法則によって支配されている。
アルバート・アインシュタイン
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