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- NHK岩手/アメリカ兵が戦利品として持ち帰った日章旗を遺族のもとに返還(Japanese TV featured successful flag return)
太平洋戦争でアメリカ兵が戦利品として持ち帰ったとみられる日章旗がインドネシアで戦死した岩手県盛岡市の男性のものであることがわかり、26日、遺族のもとに返還されました。
この日章旗は、昭和19年6月にインドネシアのニューギニア島で戦死した盛岡市の谷藤幸二郎さんのものです。
26日、盛岡市役所で返還式が行われ、谷藤市長から遺族の谷藤國雄さん(79)と佐藤勝利さん(77)に手渡されました。
日章旗は、アメリカの非営利団体がフロリダ州在住の元アメリカ兵の持ち主の娘から5年前に依頼を受けて調査を進めたところ、記載されていた地元の町内会の名称や寄せ書きをした親族の名前などから、幸二郎さんのものであることが判明したということです。
持ち主の娘、メアリー・ジョンソンさんは動画でメッセージを寄せ、「返還に時間を要し申し訳なく思っています。ご遺族の安らぎとなることを願っています」と話していました。
遺族の2人は、幸二郎さんの直接の記憶はないということですが、國雄さんは「幸二郎の母親の墓前には息子がみ霊とともに返ってきたよと報告しました。みなさんの協力に感謝しています」と話していました。
また、佐藤さんは「『青天の霹靂』とはまさにこのことだと思いました。よく返ってきたなというひと言に尽きます」と話していました。
日章旗の返還に取り組むアメリカの非営利団体「OBONSOCIETY」などによりますと、太平洋戦争中、日本兵が持っていた日章旗は戦利品としてアメリカ兵が持ち帰ることが多かったということです。
この団体では日本遺族会などと連携して子や孫などから譲り受けた日章旗を遺族に返還する活動を12年前から行っています。
アメリカ国内での活動の浸透もあり、これまでにおよそ400枚が遺族の元に返還されたということです。
去年は新型コロナウイルスの影響で外出を控えた人が倉庫などを片付けていた際に偶然発見し、返還を希望するケースもあったということです。https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20210426/6040010570.html?fbclid=IwAR1CdGPiaP2X_2Ex6G1GGpAG8d9zLoAswtt7Syvzqq1yJviYW4DuqNwUnYg
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