「地球にやさしい」が囁かれはじめたエコな時代に、見直され始めている風呂敷です。 昨年「着物を包むのにいいかも・・・」と買い求めたのは、白山紬の家紋入り風呂敷です。 最近になって「体操服包み」になりました。 選択授業の武道着包みにも大風呂敷が必要らしいです。 「体操服入れが大風呂敷なの?!」少し驚きましたが、100年前からの伝統なのか・・・? これからも驚くことが満載?!ちょっぴり、この驚きを楽しんでみるつもりです。
【弥生きもの】のつもりでしたが、三月は、天候とおでかけ日が合わなくて、結局着る機会に恵まれませんでした。 本日は、久しぶりにひとりお稽古に励みました。 【菜の花きもの】 菜の花のイメージです。 この半幅帯(はじめから半分の幅に仕立てています)は、梅の頃に締めたかったのだけれど・・・。 久しぶりに着たわりには、それなりに着ることができました。 気温は18℃。 袷の着物では暑くなりました。 単衣の季節に入りそうです。
四月の誕生色は<花舞小枝> わたしの誕生色です。 染めと織りの街・新潟十日町の繊維工業組合が 美しい名をつけて十二ヶ月の色を選んだものが、 誕生色です。 誕生色をクリックするとあなたの誕生色が分かります。
素晴らしい笑顔に出逢いました。 しあわせを運ぶ笑顔です。 重要無形文化財天覧織永井千代子さんに出逢いました。 わたしに何度も「以前にもお逢いしましたね」と笑顔でおっしゃいました。 お逢いするのは初めてでしたので、きっと前世でもお逢いしたことがあったのかもしれません。 「結城は空気をたくさん含ませて育てるので袷にしないで、単衣で十分に暖かい」ということが分かりました。 お蚕さんから育て、真綿を手で紡ぎ、図案を描き、一本一本の糸を右、左と杼で通し、いざり機で身体全体を使って空気をふんだんに含ませて、育てる・・・織るのではなく【育てる】と表現していました。 おはなしをされている間には、何度も手を合わせて、すべてのことに謙虚に感謝されていました。 そうして出来上がった反物は、織ったものではなく、育てたものなのでしょう。 染め結城を纏わせていただきました。 いつの日にか、再び千代子さんがこの日に育てていた反物に巡り合えますように・・・。 <阿吽> 悉曇(しつたん)の文字の初めと最後の文字に漢字をあてたもの。この二文字で全宇宙を表す。 五十音図も「あ」ではじまり「ん」で終わる。 人は、息を吐いて生まれ、息をひきとって一生を終える。
雛祭りの朝、京より桜抹茶大福が届きました。 桜色の大福の中には、抹茶クリームが詰まっています。 冷たく冷やして召し上がれ♪ とても仄かな甘さで、桜の儚さを感じる大福です。 ぼんぼり<雪洞>は、もともと「せつどう」と読んで、お茶席にお客さまがいない時、炭を長持ちさせるために炉に被せておく覆いのことでした。白い紙で作り、くりぬいた窓を開けていたので、雪の洞窟に見たててそう呼ぶようになったとか。 ぼんぼりは、ぼんやりとかほのかという意味。 優しい灯りで、雛祭りの夜を演出するのもよさそうです。
残りの二月の週間予報は、ほとんど曇りときどき雨模様・・・着物でお出かけできないままに終わりそうです。 昨日、ときどきお世話になる京都のお店から、半幅帯(普通の帯幅の半分の帯)が届きました。 木綿の梅菊文なので、一年中締められそうです。 この半幅帯は、京都から長い長い迷走の旅をしてきました。小さなお品だったので、宅配便にせず、定型外郵便でお願いしました。日本の郵便を信じていました。 18日(水)の夕刻京都を出発したのですが、21日(土)になっても届きません。通常ですと20日(金)に届くはずです。 おかしいと思って、郵便局に問い合わせてみると「本日の最終便にもありませんでした」との返事です。 電話に出た方がとても感じのよい応対で「明日の当直に引き継ぎますので、明日またご連絡いたします」でした。 22日夕刻「本日の便にありました。何故遅れたのかは分からないのですが・・・お待たせしましたので、今からお届けします」と嬉しい電話が入りました。 そして、雨の中、配達してくださいました。 ありがとうございます。 今、また、初めに電話に出た方から、配達確認の電話が入りました。 やっぱり、日本の郵便は素晴らしいです。 二月には、温かい結城紬を着ようと思っていたけれど、実現しそうにないので、画像に残すことにしました。結城紬は、着るほどに身体に馴染んで来るらしいけれど・・・まだその域に達していません。 気持は、弥生着物へつづきます。 <寒苦鳥> インドの雪山に寒苦鳥という鳥がいるそうです。夜はとても寒いので「夜が明けたら巣を作ろう」と思うのですが、陽が昇ると暖かいので忘れてしまう・・・結局巣を作らないまま終わってしまうという戒め。 (わたしの着物を着たいけれど、なかなか着られないと同じみたい・・・)
「わたしには、関係ないわ」と思っていたけれど・・・ ショコラ通信を眺めていると、気になるショコラを発見!! ショコラバーで、カフェラテとともに味わってきました。 お好みのショコラ2品を選べます。売り切れ続出で、半分以下の中から選びました。 一つ目のショコラは、白いハート型の【クールブラン】 重税に苦しむ庶民の救世主として活躍したレディ・ゴディバに敬意を評してこのゴディバを!! 二つ目のショコラは、デカダンスドュショコラの【抹茶プラリネ】 抹茶のマーブリングが絶妙です。 そして何よりもわたしを魅了したのは、源氏物語千年紀を彷彿とさせる京の嵯峨乃彩の【手毬ショコラ】 玉手箱の中に雅な手毬が収められていました。 見ているだけで、平安京な気分になりました。 <恋衣> ひとときの恋衣を纏ってショコラを愉しみましょう♪
節分を過ぎたので、お雛さまを出しました。 和紙でできたお雛さま〜二千の舞。 2000年を記念して、わたしの許にきました。 毎年、必ず出しています。 お雛さまの思い出は・・・ 初節句に買ってもらった段飾りのお雛さまは、中学時代から蔵で眠り・・・大人になったときには、湿気で傷んでいました。 大切にしなかったので、婚期が遅くなりました。 【教訓】お雛さまは、大切にしましょう。 お雛さまの本では・・・ 『わが恋う人は』遠藤周作著 女雛の愛による呪い・・・愛する人を呪えばいいのに、罪のない人を呪うのは何故・・・。 宮本輝氏の本にも、女雛が出てくる小説があったのですが、その作品を思い出せないままです。 <氷面鏡〜ひもかがみ>
わたしの中では「如月きもの」に位置づけられているようです。 昨年二月にも着付練習会で、これを着ました。 文様は、菊文なので、どちらかといえば、秋のイメージなのですが・・・ 全体的なイメージが「如月きもの」なのです。 生地が少しウール交織で、温かみを含んでいるからでしょうか? 少し前に届いた昭和初期のあま茶色錦紗ちりめんの手作り帯締めと帯揚げを合わせて見ました。 本日は、まぁまぁな着付でした・・・難点はありますが。 春の陽気の予報が、小雨の降る曇天になり、相変わらずのどんより寒いお天気でした。 <天狼> 冬の空に燦然と輝く一番明るい星・シリウスのこと。 狼の語源は「大神」
「鬼」の語源は、「隠」 隠れていて見えないものを恐れて「鬼」という怪物をしたてたようです。 若くして逝った父は、必ず節分には、豆まきをしていました。 「鬼は外、福は内」 その声を思い出します。 そして、立春は父の誕生日でした。 節分で連想するのは・・・ 『おにたのぼうし』 あまんきみこ:文 岩崎ちひろ:絵 ポプラ社 おにたは、こっそり住まわせてもらっている家のためにお手伝いをする「よい鬼」なのに、節分になると豆まきをする家には住めません。 節分の日に追い出されて・・・珍しく豆の匂いのしない家をみつけました。 病気の母を看病する少女の家でした。 おにたは、少女のために自身が黒豆になります。 「おにだって、いろいろあるのに。おにだって・・・・・・」と呟くおにたの言葉が忘れられません。 少女は、神さまの御加護と喜び感謝します。 「人間だって、いろいろあるのに・・・」ですね。