小倉城庭園で開催された小倉織のギャラリートークに参加しました。
小倉織は、着物を着ることに興味を持ち始めた数年前から気になっていたのですが、
縞模様の渋さと木綿の質感に違和感がありました。
わたしは、やわらかものの絹織物が好きです。
今年はわたしの中で「染めと織り」に興味が湧く年になりそうなので、まずは「小倉織」を
覗いてみることにしました。
いつもは貸し切り状態で、おひとりさま見学を満喫する展示室が染織家・築城則子さんの
ギャラリートークということで、100名を超える賑わいでした。
縦糸で文様を描くので、縞模様になるとか・・・
その縞が面白くないと今まで思っていたのですが、
今回目の当たりにすると、
微妙な色彩の縞模様に自然の息吹を感じました。
縞模様の中に風や匂いを感じたのです。
紅梅色 を出すためには、梅の蕾の頃の枝を煮出して色を作るのだそうです。
梅の花が咲いた後では、花に色を取られて、ベージュが強いピンク色になるそうです。
梨木香歩さんの『からくり からくさ』を連想しました。
徳川家康の遺品の中に「小倉織」が残されていたとか・・・。
江戸時代〜小倉織は小倉の織物として、名を馳せていたのに技術を後世に伝えるのに失敗して廃れていったとか・・・。
一番「へぇ〜〜〜」と感じたのは、小倉高校の霜降り制服が小倉織だったこと。
昭和40年代までは、小倉織で作られていたらしく・・・今の無駄に暑いポリエステルの霜降りとは違い、丈夫で涼しかったとのこと。
丈夫な生地の当時の霜降り制服が展示されていました。
夏目漱石の「坊っちゃん」にも小倉織が出てくるとか。
本日の小倉城もしっかり写真に撮りました。
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風は冷たいものの良く晴れた一日でした。
時折、雪が舞う寒い一日です。
熱いお茶が飲みたくなります。
そんな寒い日にご紹介するのは【生八ツ橋〜にっき】です。
友人から届いたストラップなのですが、生八ツ橋好き(珍しく好きなお菓子なのです)の
長男に譲ることにしました。
お財布を落とさないよう、お守りになってくれそうです♪
明日26日まで、リバーウォーク北九州には、
高さ12メートルのクリスマスツリーが飾られています。
毎年この季節になると群馬県の山から根っこごと
もみの樹の生樹が運ばれて、期間が終わると再び山に返されます。
ハンドルを回すとツリーのオーナメントが点灯します。
毎日、たくさんの方々が周りに集まっていました。
もみの樹は、静かな山から賑やかな街に来て、また静かな山へと戻ります。
何かを感じているのでしょうか?
もう門松が飾られています。
クリスマス前なので、
「もう!!」という気がしました。
会社だからでしょうか?
門松は、木の梢に神が宿ると
考えられていたことから
年神を家に迎え入れるための
依り代という意味合いが
あるとのことです。
門松に引き寄せられて
思わず写真を撮りました。
長男の三者面談に行ったついでに『今日の小倉城』のお顔を拝見してきました。
堂々とした風格を今日も見ることができました。
僅かに小雨が降る曇天が残念でした。
近くのデパートのHPにも『今日の小倉城』というカテゴリーがあります。
このお城を近くで見ると、つい写真に撮りたくなるのは同じです。
功山寺の総門を潜ると、そこには別の世界が展開されています。
足音は土に吸われ時は停止し、参道から見上げる山門の壮麗さ、山門を通して見る国宝の仏殿の微妙な曲線に時間を忘れます。
山門に流れるようにかかる日本画のような紅葉は、絶妙にこころ惹かれます。
静かなる 紅い楓の 流れ星
わたしの胸に 輝き届く
覚苑寺は、黄檗宗 元禄十一年(1698年)長府藩主・毛利綱元が 宇治黄檗山万福寺七世・悦山道宗禅師(中国福建省)を招き創建 功山寺・笑山寺とともに長府藩の菩提寺となる。
悦山以来学僧相次ぎ 藩士の中から従学する者多く、長府藩文教興隆の拠点となった 堂宇は明の黄檗流の様式を備え庫裏は明治六年に勝山御殿の一部を移したもの 境内地は わが国最初の金属貨幣「和同開珎」を鋳造した長門国鋳銭所の跡地で、国の史蹟指定を受け鋳銭遺物は重要文化財として現在長府博物館に寄託展示されている。
初めて訪れました。
見事な楓の敷き紅葉がお寺の周りに広がっています。
紅葉ばかりを堪能したので、「和同開珎」を鋳造した長門国鋳銭所の跡地ということを見逃してしまいました。
次は、功山寺へ向かいます。
大正3年、明治時代に活躍した軍人・乃木希典の郷里長府に乃木記念会が結成され、乃木希典が幼少時代を過ごした旧家を復元し、乃木の幼少期の像や遺品などを展示する乃木記念館とした。
大正8年、乃木記念館に隣設して乃木希典を祀る乃木神社が造営された。
見事な紅葉の小路を抜けて、乃木神社へ・・・。
鳥居を潜ったところにある樹が紅い花のように紅葉しています。
誰もが必ず見惚れる見事さです。
御手洗で清めて、御参りをしました。
入試合格のお守りをお願いすると、その場で祈念してくださいました。
これで合格です♪
次は覚苑寺へ向かいます。
明治36年、長府毛利家14代元敏によって建てられた邸宅で、明治天皇の行在所としても使われたところです。
重厚な母屋と白壁に囲まれた純和風の庭園が往時を偲ばせてくれます。薄茶のサービスもあります。
駐車場に車を停めるだけで、長い行列になるくらいの賑わいです。
毛利邸には、冬に一度、秋の紅葉の時期に一度訪れたことがあり、今回で三回目です。
邸の入口には靴が溢れていたので、邸に入るのを諦めました。
入口横の窓が数cm空いていたので、邸内をのぞきみしました。
そして、庭園へ続く門の隙間からも・・・。
古き良き時代の日本家屋は、静かに観て回りたいものです。
長府庭園は、長府毛利藩の家老格であった西運長(にしゆきなが)の屋敷跡で、小高い山を背にした約31,000平方メートルの敷地には、池を中心に書院・茶室・あづまやが残され、かつての静かなたたずまいが今日まで保たれています。
四季折々ゆったりと庭園美が楽しめる廻遊式庭園です。
紅葉に燃える庭園美を観ることができました。
曇り空の下、気温が低く寒い紅葉狩りとなりました。
あづまやの丸窓から望む紅葉は見事な日本画を観るように感動しました。
曇り空 冬の足音 感じつつ
漲る力 情熱の美
祝日のため、静かな城下町長府が凄い賑わいでした。
紅葉物語は、長府毛利邸へとつづきます。
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