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四季織々〜景望綴

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ピスタチオ

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ピスタチオ
いえいえ、ピスタチオケーキのおはなしではありません(笑)

本のおはなしです。
久しぶりに梨木さんの長編小説が出たので、読みました。
どうにか最後まで読めました。



『ピスタチオ』 梨木香歩著 筑摩書房
物語の水源へ すべては、繋がり、死に、生まれ、また流れてゆく。 
なにものかに導かれてやってきた、アフリカ。棚は、すでに動きはじめたこの流れにのるしかない、と覚悟をきめた…。待望の最新長篇小説。

緑溢れる武蔵野に老いた犬と住む、ライターの棚。アフリカ取材の話が来た頃から、不思議な符合が起こりはじめる。そしてアフリカで彼女が見つけたものとは…。物語創生の物語。
『ちくま』連載を書籍化。

★4つというところでしょうか?
ますます神秘的になってきました、梨木作品。
難解な内容(さらっと読めません・・・多岐に渡って意味がありそう)ですが、地表の奥底の流れる水音を聴きながら読み進みました。
表紙からもピスタチオが繁茂する地球の源が窺えます。読了後なら静謐な音が聴こえてきそうです。
日本とアフリカを描いた作品です。
日本とアフリカは、地球の根源で繋がっているようにまた、人間と地球はたまた宇宙は見えない力で繋がっているように、壮大な広がりを感じます。
数年先に再読すると、また深まりそうな気がする作品です。

『f植物園の巣穴』


歯痛に悩む植物園の園丁がある日、巣穴に落ちると、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、愛嬌のあるカエル小僧、漢籍を教える儒者、そしてアイルランドの治水神と大気都比売神……。人と動物が楽しく語りあい、植物が繁茂し、過去と現在が入り交じった世界で、私はゆっくり記憶を掘り起こしてゆく。怪しくものびやかな21世紀の異界譚。

この作品は、前世は犬だった歯科医の家内のおはなしのところで、扉が閉じてしまって進んでいません。
こちらも摩訶不思議な作品なのです。

#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2011-01-16 12:59

いわゆる伝奇小説ってことですかね・・・。

作者は初めて聞く名前です・・・。

ワオ!と言っているユーザー

この投稿へのコメントはできません。
keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2011-01-17 19:28

伝奇小説といえばそうなのですが、少しニュアンスが違う気がします。
幻想小説ですね。

映画にもなった『西の魔女が死んだ』の作者です。

ワオ!と言っているユーザー

エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2011-01-16 22:31

本当に不思議な作品ですね。
SFでもないまさに奇想天外な世界で迷子になりそう。

ワオ!と言っているユーザー

keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2011-01-17 19:29

摩訶不思議なのですが、それでいて、いまそこに在りそうな物語なのです。

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dote
doteさんからコメント
投稿日 2011-01-16 22:40

ナッツのお話だと思いました

ワオ!と言っているユーザー

keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2011-01-17 19:31

ピスタチオ・ナッツのおはなしでもあります。
アフリカの不毛地帯にピスタチオ・ナッツから芽が出て、辺り一帯に繁茂する場面がでてきます。

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