「昭和の台所」という言葉に触れただけで、どこか懐かしく、温かい情景が浮かびます。 そこには最新の設備も、洒落たデザインもないかもしれません。 でも不思議と、そんな場所からにじみ出るのは「豊かさ」そのもの。 鍋一つ、やかん一つ、ふきんのかけ方や調味料の並べ方にさえ、暮らしの知恵と、手をかけてきた時間が感じられます。 モノは少なくても、それぞれが「選ばれて」「使われて」「大事にされて」いることが伝わってくる。 流行りや便利さだけでは語れない、「心ある暮らし」がそこにあります。