風流な中国の人たちは消えたのか・・・・・・
6月
11日
別れの詩のわりには悲しみよりもすがすがしさがあります。
1句2句の「朝雨」「青青」「柳色新」などがそのイメージを作っています。
当時唐の王朝は絶頂期、西域との交流も非常に盛んでした。西域に行くことにうらぶれた感じはなく、「壮挙」としてとらえられていました。
この気分が詩の前半に反映されているのでしょう。
それでも一度別れたらいつまた会えるかわからない時代です。
別れは少しでも先に延ばしたい、その名残惜しさ、別れの辛さが後半で表現されています。