■いつ再会できるかわからないため、別れが一層名残惜しく感じられます。
6月
11日
「渭城朝雨浥軽塵」
「渭城」は「咸陽」のこと。長安と渭水をはさんで北側にあります。
西域に行く人を見送る場合ここで別れるのが常でした。
■友人との別れの酒は感慨深いものでしょう。死ぬのも別れの一つです。
私たちにとっても、いつかは必ず訪れる時です。
西域に通じる道は車馬が埃を立てて行き交っています。
ところが今朝雨が降って土埃の道を潤してくれました。
別れの日の雨は日本なら気分が沈みますが、乾燥の地では汚れをきれいに流してくれるすがすがしい雨です。