「渭城朝雨浥軽塵」 「渭城」は「咸陽」のこと。長安と渭水をはさんで北側にあります。 西域に行く人を見送る場合ここで別れるのが常でした。 ■友人との別れの酒は感慨深いものでしょう。死ぬのも別れの一つです。 私たちにとっても、いつかは必ず訪れる時です。 西域に通じる道は車馬が埃を立てて行き交っています。 ところが今朝雨が降って土埃の道を潤してくれました。 別れの日の雨は日本なら気分が沈みますが、乾燥の地では汚れをきれいに流してくれるすがすがしい雨です。