小島敏郎氏は東大法学部を出て、1973年に環境庁に入庁。キャリア官僚として、環境基本法の成立や京都議定書目標達成計画の策定を主導した。
2005年に次官級ポストの環境省地球環境審議官に就任し、洞爺湖サミットを最後に退官。その後、青山学院大教授となり、弁護士としても活動している。
都政に関わるようになったのは16年、小池氏が都知事になる頃だ。彼女が環境大臣時代に「クールビズ」を共に推進した縁もあり、築地市場移転問題を中心に政策を提案。小池氏の都知事就任後は特別顧問に就いた。
17年の都議選で都民ファから55人の都議が誕生してからは、同党の東京都議団政務調査会事務総長を務め、小池氏の「側近」と呼ばれていた。
(文藝春秋より)