隣の市の道沿いに、こんな感じの「無人アパート」が立ち並び、異様な雰囲気です。 一棟すべてが空室も珍しくないようで、中国の「ゴーストタウン」を連想します。 外資系IT企業や大手機械メーカーの進出で、(たぶん)4,000人以上が働いていました。 市全体で工員向けのワンルームの賃貸物件の建設が促進され、金融機関やJAが融資を行い、非常に潤っていました。 リーマンショック以降、大幅な人員削減や撤退、派遣切りが始まり、潤っていた街は一変し、「空室地獄」と化しました。 一時は4万円の賃料をとっていた物件が今では5000円。「最初の3か月は2500円」の広告を打ってもだめ、諸費用をほとんど0円にしても空室らしいです。 ■固定資産が残り、投資資金がゼロにならない! 毎月の安定した家賃収入は、年金代わりの不労所得に。 「年金代わりの不労所得」という殺し文句のパワーはすごいです。 これを信じて投資した農家の老人が多かったようです。家賃10年保証は、2年で一方的に破棄されて、あわれな姿を晒しています。 で、家賃が高い人はこんな地方都市に住んではどうですか。管理費が2500円ぐらいありますが、 1日ちょうど250円です。 飛行場は近いし、魚も野菜もおいしいですよ! 人手不足で「店員募集」は、いくらでもあります。