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投稿日 2013-04-28 19:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
「もぐら」<シリーズ>として5作目になる『もぐら 闘』です。主人公は、元警視庁組織犯罪対策部に所属していた「もぐら」こと<影野竜司>です。新宿のビル街にあるオープンカフェ似て大規模な爆破事件が起こり、多数の死者がでますが、その中にiPS細胞の研究に関わる研究員がいたことがわかり、また爆破に用いられた...
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投稿日 2013-04-24 21:04
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ファルコン
副題に「考古探偵一法師全」と付いていますが、『葬神記』に次ぐ<考古学ミステリー>シリーズの第二冊目です。第一冊目は読んでいなくても独立した内容ですので困りはしませんでしたが、前作との関連が出てきますので、シリーズ物としては順番に読むのが王道のようです。主人公は遺跡発掘アルバイトをしている<古屋達司>...
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投稿日 2013-04-22 20:04
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ファルコン
2003年「インディゴの夜」で、第10回創元推理短編賞を受賞、2005年受賞作を含む連作短編集『インディゴの夜』を刊行、以後も連作短編集としてこの『Dカラーバケーション』(2012年2月)で4冊目になります。登場人物たちは、渋谷のホストクラブ「club indigo」の女性オーナー<高原昌>を中心に...
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投稿日 2013-04-20 14:27
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ファルコン
著者の<家族小説短篇シリーズ>として、 『家族の言い訳』・『こちらの事情』(双葉文庫) ・
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投稿日 2013-04-18 21:04
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ファルコン
東京放送ネットワーク(TBN)の夜の11時のニュース番組『ニュース・イレブン』の遊軍記者<布施京一>が、主人公で、
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投稿日 2013-04-16 17:27
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ファルコン
著者は、韓国の作家として数多くの文学賞を受賞されている作家で、2008年7月31日肺がんにて68歳で死去されていますが、死後に大韓民国より「金冠文化勲章」が授与されています。表題の二編は、共に1985年に発表された作品で、2010年8月に菁柿堂から刊行されました。『隠れた指』は朝鮮戦争最中を舞台に、...
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投稿日 2013-04-14 20:19
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ファルコン
父親が突然失踪した息子の<沢村一成>は、大町署の刑事<袴田>から、雪解けに伴って父親の自動車が発見されたことを知り、現場に向かいます。宿泊先の娘<深雪>と知り合い、二人して父親の捜索を始めますが、何者かによる妨害行為を受けることになります。捜索を進めてゆく過程で、霊感師<オババ>の話などから、突如と...
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投稿日 2013-04-12 21:27
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ファルコン
なんとも異色な小説と出会いました。主人公の<斉藤カユ>は「村」の掟通り70歳を迎え、口減らしのために極楽浄土を願いながら『お参り場』に捨てられます。ふと目を覚まし極楽浄土かと思った所は、『お参り場』に捨てられた老婆たちが密かに作り上げた『デンデラ』という共同体でした。三十年前に捨てられた100歳の<...
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投稿日 2013-04-10 21:27
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ファルコン
異質な刑事が活躍する小説として、天才数学者<御子柴>が数学的な統計学でもって捜査を進める 『確率捜査官御子柴岳人』 、仮説・実験・証明をもとに論理的思考で計画された完全犯罪を覆す 『実験刑事トトリ』 と読み進め、今回は、「行動心理捜査官」の肩書きを持つ<楯岡絵麻>が主人公です。全5話から構成されてい...
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投稿日 2013-04-08 21:27
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ファルコン
昨年11月3日(土)からNHK総合で全5回「土曜ドラマスペシャル」として放送された西田征史脚本の番組を吉田恵里香さんがノベライズされ、ドラマを観られた方もおられるかもしれません。主人公は動物学者から、警視庁に中途採用された43歳の新米刑事<都鳥博士(ととりひろし)>で、教育係としての年下の<安永哲平>と組んで殺人事件を解決して行きます。前回に読みました神永学の 『確率捜査官御子柴岳人』 では天才数学者の<御子柴>が数学的な統計学を用いて事件の深層に迫りましたが、こちらは現場の状況を再現するために仮説を立て<都鳥>自身が実験を行い、論理的思考で事件の真相を突き止めて行きます。一見ひょうひょうとし...