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投稿日 2022-09-01 04:00
Mr.Toriiのつぶやき
by
torii
人生を幸せに生きるためには、なんと言っても健康でなければなりません。特に“70歳が老化の別れ道”、そして“80歳の壁を乗り切る”必要があります。先月(7月)86歳になりました。80代半ばを過ぎた私には、今までの一年が五年のような感じがしています。ですから、自分がしたい事は躊躇せず実行するよう心がけ、...
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免疫系は、自分以外の物質(細菌やウイルスなど)や、異常な細胞(ガン細胞など)を見つけて、攻撃するシステムです。生きるために絶対に必要なものです。免疫系が弱ってくると、感染症や、ガンになりやすくなり、免疫系が敏感になりすぎると、アレルギーになりやすくなります。受精卵と子宮内膜の関係も同じです。受精卵は...
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「 妊娠中に インフルエンザワクチン予防接種 を受けた約5千人の妊婦さんは、 受けなかった妊婦さんに比べて、 死産率が約50%低下していた。 」という研究報告がオーストラリアから2016年3月にありました。(Clin Infect Dis. 62: 1221-1227, 2016)この結果より、1)...
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つらいとき、気が休まらないとき、花粉症がひどくなったり、蕁麻疹がでてきたりしませんか。それは、あなたの免疫系が異物の侵入からあなたを守るため、異常に強く反応するからです。免疫系はあなたを守るため、ときどき暴走してしまうのです。流産、着床不成功の原因のひとつとしても、あなたの免疫系があなたを守るため、...
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免疫は、異物の侵入から自分の身体を守る生物学的システムです。花粉症、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎等のアレルギー気質の方は、ある種類の異物や刺激に免疫系が過剰に反応しているのです。受精卵、胎児も夫由来の異物性を持っています。免疫系が一部に過剰反応してしまえば、局所的な炎症を伴って、受精卵、胎児を排除してし...
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昨日(平成27年4月5日)の夜9時から50分間、テレビでNHKスペシャルとして、「新アレルギー治療」花粉症・完治への挑戦、発症を抑え込む細胞!食物アレルギー新展開が、放映されました。発症を抑え込む細胞としての「Tレグ細胞」の重要性が判明してきているのです。たとえば、母親がピーナッツアレルギーがあり、...
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自分の細胞が癌化したとき、その細胞は異物化しています。癌細胞は、無秩序に際限なく増殖しようとします。しかし、自分の免疫細胞が癌細胞より強ければ増殖を止め、壊してくれます。胎児も自分から見れば半分異物です。胎盤になる絨毛細胞は異物であっても自分の免疫系が正常ならば、壊されることなく、制御されながら、子...
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妊娠の成立と維持のためには、善玉NK(ナチュラルキラー)細胞が活躍しているんですよ。子宮内膜には、善玉NK細胞がたくさんあって、いろいろな物質を出すことにより、胎盤になる細胞の浸潤を調節しているのです。また、新しい血管の構築にもかかわっていますよ。ですから、善玉NK細胞は妊娠の維持から見て、善なので...
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NK細胞とは、ナチュラルキラー細胞のことであり、白血球のなかのリンパ球の一種です。粘膜免疫という外界との最前線で、侵入物を攻撃して排除する働きを持っています。1985年頃より、正常妊娠とNK細胞との密接な関係が明らかにされてきました。1995年に、NK細胞活性が約40%以上の不育症患者さんはそれ以下...
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外敵を退治する白血球、そのなかのリンパ球が免疫系の主役です。リンパ球は、細胞性免疫を担うT細胞とNK(ナチュラルキラー)細胞、液性免疫を担うB細胞の二種類に分けられます。細胞性免疫の軍団は、いわば、刀 を持った兵隊に似ています。武 器 は 刀 ですから、接近戦の攻撃となります。そのなかでも、ナ チ ...