先々月号の「子育てと仕事の両立」の回で、「アメリカ人男性と結婚した日本人女性がまず驚くのは夫がまっすぐ帰ってくること」と書いた。そして「残業なし社会」が子育てを大いに支えている、と。すると、編集部のTさんから「どうやったら „残業なし〝 が可能になるのでしょう」という質問が来た。 確かに。やってもやっても終わらない仕事の山、残業しても足りない時間。そんな仕事現場で、皆が毎日定時に涼しげに帰れるというのは、どんなからくりがあるのか。 その答えは簡単。有無を言わせぬ最大の強制力―そう、法律だ。アメリカでは「サービス残業」は1時間でも違法である (※1)。2015年度には1万496件 (※2)が...
プレミアムフライデーのニュースで愕然!米国から観ると、日本のビジネスパーソンはいつ働くのか?と感じざるを得ません。ちなみに祝日を日米で比較すると下記の通り。米国の祝日の( )は政府系組織や学校は休みになりますが、一般企業は就業する会社が多いと思います。 米国の祝日 日本の祝日(2017年)1月 1日 正月 1日 正月 (第3月曜日 キング牧師生誕日) 2日 振替休日 9日 成人の日2月 (第3月曜日 大統領の日) 11日 建国記念日3月 20日 春...