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投稿日 2009-04-20 21:34
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は「第9回サントリーミステリー大賞」(1991年)の佳作入選作品で、著者のデビュー作に当たりますが、訂正加筆され刊行されたのは2005年5月、光文社カッパ・ノベルスからでした。1990年(平成12)年12月、忘年会に出席していた警察署長の素に、15年前に起きた高校女性教師の自殺事件が、実は殺人事...
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投稿日 2009-04-19 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
素直に読後感は「驚愕」という一言で、冒頭からこのような結末に結びつくとは、予測できませんでした。第一章『教唆』で読者は、何が原因なのかわからないまま<ボク>という人物がどこかの街から逃れてきた公園で手荷物を奪われ、ホームレス生活を始め、食料を探していた神社で小学5年生の<麻由>という女の子から、お弁...
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投稿日 2009-04-17 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は神奈川県警捜査一課の<真崎薫>です。手配中の連続殺人犯<青井猛郎>をコンビを組んだ所轄の刑事<赤澤奈津>と追い詰めた<真崎>でしたが、<奈津>を庇ったことで深手をおい、1カ月ほど入院していました。現場復帰も犯人を逃走させたことによりマスコミもうるさく、しばらく自宅療法を命じられ捜査から外され...
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投稿日 2009-04-16 20:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本屋さんの棚を独占するように場所を取っていた『おとなのねこまんま』という書籍。「ねこまんま」という言葉が理解できるのかと思い、足が止まりました。中身を見てみましたが、貧乏学生なら誰もが経験したことのある、ご飯の食べ方が写真入りで掲載されています。玉子かけご飯などは定番でしょうが、身近にあるおかずをご...
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投稿日 2009-04-12 20:04
日々是勉学
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らっち
15歳にも読める「私の履歴書」+ビジネス啓蒙書最後の最後に書かれていた「自分」と言う切り口で物事を意識すべきだという内容(記述は「自分」というキーワード)が、今の僕に染み込んできた。きっちり啓蒙されて良かった。...
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投稿日 2009-03-29 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
駅に近いファッションビルの6階にある「成風堂書店」を舞台に、24歳のしっかり者の<木下杏子>と、推理の感が鋭いアルバイトの女子大3年生<西巻多絵>が、書籍や書店にまつわる事件の謎解きを中心に5話の短篇が収められています。著者は13年間書店に勤務していた経験があり、書店業界の日常実務を細かく描きながら...
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投稿日 2009-03-25 12:56
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
のぞみ22号に無事乗り込みました。春休みなのでしょう、子供連れが目立ちます。これから長い乗車時間ですが、先だってブログル仲間の<南極帰りの大城>さんが読んでいた、『最後の黄金時代が来た』を偶然本屋さんで目についたので、購入しました。東京駅までに、読みきる予定です。...
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投稿日 2009-03-17 21:33
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
ミステリー作家<島田荘司>の出身地である広島県福山市で、同氏を選者として開催された「第1回福山ミステリー文学新人賞」の受賞作品が、本書です。小説の舞台は日本ではなく、ボストン郊外のコーバンという町を設定、イギリスから清教徒が移住した300年以上前にさかのぼる事件が伏線として描かれています。3ヶ月前に...
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投稿日 2009-03-15 21:35
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<新・旅情ミステリー>シリーズとして、柏木圭一郎の 『奥入瀬渓谷殺人情景』 などを読んできていますが、本書もその一環として「警察庁広域捜査官・梶山俊介」を主人公に据えて、日本の各地に出向いての捜査が描かれています。秋田県角館で、日本刀による「辻斬り」的な事件で県議の娘<美奈>が殺され、<梶山>は部下...
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投稿日 2009-03-13 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
医学の発達と共におおざっぱに括られていた障害の分類が、それぞれの特性に応じて細分化され、「広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)」 や 「注意欠陥多動性障害(ADHD)」 ・ 「学習障害(LD)」などに分けられています。本書は増える軽度発達障害の傾向が詳しく分析され、また歴史上の偉人といわれる<ニュートン>や<アインシュタイン>・<坂本龍馬>・<エジソン>などがみな(ADHD)であった逸話などを取り上げ、その特殊な才能を伸ばす教育環境の大切さを説かれています。親の感情を踏まえながら、その子供にとって何が幸せなのかを成長過程に合わせて対処していく姿勢の大切さを、教育学<鈴木陽子>の立場と医学<金澤...