93. 不育症克服のための自律訓練法
7月
15日
自律神経が交感神経優位になっている
(緊張感が強い)人を、
副交感神経優位な
(リラックスした)状態にする方法です。
妊娠を意識したとき、
あるいは妊娠反応が陽性になったとき、
喜びと同時に、
頭が真っ白になりませんでしたか。
すぐに、
緊張度が上がり、
また流産したらという恐怖心を抱きませんでしたか。
今までに繰り返して辛い経験をしているのですから、
条件反射的に、
体と心が悪循環の方向へ
反応してしまうと思います。
無意識に力が入ってしまい、
その筋肉の緊張がさらに、
心の緊張度も高めてしまうのです。
交感神経優位になると、
アドレナリンが過剰に分泌されて、
NK細胞活性を高めます。
そして免疫系は、ご本人を守るため、
胎児細胞(半分は異物)を拒絶するのです。
また、
子宮内のらせん動脈(胎児細胞への栄養動脈)
を細くしてしまい、
胎児細胞は十分な酸素が摂取できずに
流産してしまいます。
自律訓練法は、
この悪循環を断ち切るために、
まずは、体の緊張をゆるめるところから始めます。
意識を集中できる静かな場所が必要です。
仰向けに寝るか、いすにゆったりと腰掛けてください。
少し大きくゆっくりと複式呼吸をしてください。
目を閉じてください。
「気持ちが落ち着いてきた」
と自分に言い聞かせてください。
体の力が抜けていくことを感じるはずです。
筋肉がゆるんでいきます。
そうすると、
血行がよくなり、
体がすこし温かくなるように感じるはずです。
お腹のなかの赤ちゃんのまわりには、
フレッシュな酸素と甘いフルーツと、
それはそれは居心地のいい環境である
というイメージを作り上げてください。
あなたのお腹のなかには
赤ちゃんという白くて小さい天使が宿っているのです。
お腹の中が暖かくなってくるはずです。
自己暗示です。
あなたのお腹が温かく感じられるようになったら、
不育症克服のための自律訓練法
は成功です。
この方法を時間があるときに訓練して、
自分のものにできれば、
いざというときに、
本当に頼りになりますよ。
投稿日 2010-07-24 00:25
ワオ!と言っているユーザー