53. 待合室の風景
9月
5日
みじめで、
情けなくて、
時には嫉妬心を感じて、
できれば、
一刻も早く逃げ出したくなる場所
ではなかったですか。
普通の産婦人科外来の待合室は、
妊婦さんでいっぱいです。
幸せいっぱいの笑顔であふれています。
壁には、天使のような赤ちゃんの写真が
自然と目に入ってきたと思います。
多くの妊婦さんは、流産を繰り返す不育症
の存在すら知りません。
多くの先生や看護師さんでさえ、
不育症の全体像がよくわかっていません。
そのため、なんとも言えない孤立感を感じませんでしたか。
ときどき、その言葉や態度に、
大きなストレスを感じませんでしたか。
不育症の治療には、精神的サポートが非常に大切です。
ですから、理想的には、
待合室は、不育症患者さん専用、
あるいは不妊症患者さんと同室が良いと思います。
さらに、
できれば旦那さんといっしょに、
ゆったりと、
診察を受けていただくことが理想です。
私は、日本で最初に不育症専門クリニックを開業しました。
まだまだ、不備な点が山積していますが、
スタッフ一同、日々、改善するよう努力しています。
投稿日 2009-09-06 22:24
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2009-09-16 10:29
ワオ!と言っているユーザー