夜に駆けないでほしい
10月
20日
モンスター1話のテーマを、
「勝利の方程式」でやっていたら、
きっともっと違った展開になったんだろうな、と思う。
というか、モンスター1話の中で何度か出てきた「あの言葉」や概念を、
そんなに簡単に扱うこと自体、
その是非を問わずにただ使い捨てること自体、
私には無理なのかもしれない。
「勝利の方程式」であれば、
きっとそこに向き合ったうえで、
テンポの良いリーガルサスペンスに昇華しただろうなと思うから、
見てみたいとは思うけど。
でも「モンスター」の場合は、
「モンスター」の存在を示唆することに注力しすぎて、
センシティブなテーマへの配慮や向き合い方が不十分というか。
真のモンスターは誰で、
主人公はどこまで迫れるのかに重点が置かれていて、
それもまるでゲームやホラーのようだから。
ものすごくおもしろいのに、
抵抗を感じてしまう作品だなぁと思う。
まさに、メロディーやテンポは最高なのに、
歌詞に抵抗を感じてしまう、あの曲みたいに。