血気盛んな男女が騒ぐ週末、深夜の道端
煌煌と黄色く光る看板がある
松屋だ
約10年前、転職して新しい会社に入社した
ばかりの頃、深夜の帰り道、地元の松屋に寄った
一人の店員が、もう一人の店員に怒鳴りつけていた
「お前、こんなこともわからないのかよ!」
「何度言ったらわかるんだ!!」
白髪交じりのおっちゃんが、初々しい大学生風の
兄ちゃんに怒られていた
おっちゃんにしてみれば
息子のような青二才だ
・・・
飲食店で働いた経験があれば、動きを見て
目配り気配りが出来ているか?
気づきがよいか?
キビキビと動いているか?
すぐに分かってしまう
おっちゃんは確かにトロかった
しかし、兄ちゃんの言い方もきつかった
親子くらい年齢が離れているだろうに
おっちゃんは、ただひたすら耐えていた
・・・
あれから10年
おっちゃんはこの仕事を続けていた
もう還暦を迎えただろうか
白髪だらけの頭で、キビキビと仕事をしていた
・・・
親の元で暮らす30代、40代
それはそれでいい
しかし、五体満足で健康なのに働かない
仕事が無いと嘆く
中には、生活保護を申請する人間までいる
嘘をつけ、仕事はあるよ
おまえが仕事を選ぶんじゃない
仕事がおまえを選ぶんだよ
誰よりも時間が膨大にあるくせに
怠惰に無為に一日を過ごす
それで、仕事が無いと言う
少しは、有る仕事に自分を合わせるべく
努力をせんかい
本当に仕事が無いのか?
本当は自分の能力が無いだけじゃないのか?
能力が無いなら
補えばいいだけのこと
難しいことは何一つない
働き盛りのニートよ
甘えるな
大概にしろよ
・・・
おっちゃん
牛丼大盛と
豚汁変更で
頼みます
梅雨明けが近づくにつれて
枯れはじめた
花は見るものを
楽しませてくれるが
枯れてゆく姿を
見るのは辛い
でも
しっかりと見届ける
こんな光景を目にすると
世の中のあらゆることに
旬があると感じる
不変の事実か
旬を大事にしつつ
旬を過ぎても
いつも最善を尽くす
またひと気はほとんどない砂浜
夏の準備もほぼ完了か
今年もいくつものドラマが生まれ
そして消えてゆく
実るものもあれば
心身ともに傷だらけになる人もあり
命を落とす人もあり
それでも波は寄せては返し
何事も無かったように
夏は去ってゆく
あーあ・・・
こういう思い切った行動を
久しくしていないなぁ
私も飛び込んでしまおうかな
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