今日も、風が通り過ぎていく。
12月
23日
今日も、風が通り過ぎていく。私はただ、縁側に腰を下ろし、帰っていく背中を見送っている。
それでいい。
それが、今の私の「風の帰る場所」なのだから。
老いとは、失うことではない。風の行き先を、静かに見届けられるようになること。
そう思えるようになったとき、人生は少しだけ、深く呼吸を始める。



















