5日前、大切な仲間が永眠しました。
私と同じ種類の病気でした。
出会いは、入院していた大学病院の談話室のような場所、
当時、全身がぐちゃぐちゃで、人目を避けて、柱の影にひとり隠れて居たわたしに、
「ね、良かったら、一緒にしゃべろうよ」って。
この声を、笑顔を、忘れることはない。
みんなで元気になろうぜって、約束したのに。
喪失感の大きさに、心の中にも雪が降り積もっているようです。
2013年がスタートしました。
今年は、もうちょっとブログを更新しようと思います。
「ゆうこ新聞」2年ちょっとかけて創刊10号まで作りました。
多くのひとが「まさかこんな続くとは思わなかった」と言います。
なんでもネットで出来てしまう時代、
環境問題のために、ペーパーレスが謳われる時代、
それを逆走していると言えるゆうこ新聞です。
今日、ポストに年賀状が一枚でも届いていた方、それをちょっぴり嬉しく感じた方、
私が大切にしたいのは、その「感じ」です。
ダウンロードした曲も、ドーナツ盤に針を落として聞く曲も、はたして同じ音でしょうか。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
皆さんにとって素晴らしい一年となりますように。
初めまして、ようこそ!
0歳のお誕生日、おめでとう!
よく、生まれてきてくれたね。
まだ、名前を教えてもらってない君、2500グラムちょいで、
ちょっと小さいけど、これからグングンでっかくなるんだもんな。
君のパパは、クローン病という難病を持っている。
辛い治療や、食べたいものも食べれない日々を、頑張って乗り越えて来た。
ママは、そんなパパを献身的に支えて来た。
9カ月間くらい、ぶっ通しで入院していた頃も、ママはパパのお見舞いを一日も欠かすことはなかったんだよ。
君と出会うために、パパとママは本当に本当に長いこと頑張った。
ママはママで、君を身ごもってから、ちょっと身体の方に心配ごとが
出来ちゃって、でも、君のために一生懸命頑張ったんだ。
そんなふたりの間に生まれた君は、きっとめちゃくちゃ大切に育ててもらえるだろう。ラッキーだぜ!
ちなみに、ママと私は親友なんだ。もう、25年近くたつよ。
これからも、よろしくね。
今は遠くに住んでいるけれど、来年はきっと会えると思う。
滋賀県にお住いの読者の方から、嬉しい贈りものを頂きました。
心をこめて作ってくれたんだ。
それに、一緒に10号を喜んでくれて、本当に嬉しかった。
北島康介じゃないけど、ホントに感激した時って、
なんも、言えねえ。
今号は、10号記念でページ倍増!
お待たせ致しました「ゆうこ新聞・2012年・冬の号」が出来ました。
おかげ様で創刊10号目、いつも読んで下さる方、感想を寄せて下さる方、
様々な形で応援して下さる方、本当にありがとうございます。
創刊当初の読者は、家族と、数人の友人でした。
取材の申し込みをして「ゆうこ新聞と申します」と言うと、
怪しまれたり、いたずらかと思われ電話を切られたりしました。
新聞の趣旨を熱く書いて出しても、返事をもらえないなんてことが
たくさんありました。
でも、不思議と、開いた眼を閉じようという気持ちにはなりませんでした。
病気になって、今までとは変わってしまった暮らしの中で、
なんとなくポツーン・・とした気持ちで、部屋にいる誰かが絶対にいる。
そんな時に、ポストにお手紙のような新聞が届いたら、きっと嬉しいんじゃないかな。
この考えだけには、何故か根拠のない自信があって、だから新聞に自分の名前をつけたりしたんです。
ちょっとかっこ悪くて、でもちょっとかっこいいんじゃないかなと(笑)
それに「名前」は「変わらない」から、という意味も含まれています。
もちろん、病気になってもそんな気持ちにはならないわ、そんな新聞、いらないわって言われたこともあります。
それはそれで、良いのです。正解なんてのは、ありません。
その後、ゆうこ新聞は全国を旅しました。
北は北海道、南は九州まで。
作り手の「私」は、すぐ疲れちゃうので、なかなか旅は出来ませんが、
行ったことのない、きっとこれからも行くことは難しい遠くの方が
私の新聞を楽しみにしてくれていると思うと、なんだか涙が出そうです。
だんだんと、びっくりありがたいことに、新聞やテレビや雑誌で紹介していただくようになり
やっと「本当に読んでもらいたかったひと」の手元に届けることが出来るようになりました。
それは、例えば生活が苦しくインターネットが出来ない環境のひと、
病気を持ってひとり暮らしをしているひと、雪国のご高齢のひと、などです。
そう言う方々の情報源は、ネットではなく、新聞だったりテレビだったり、薬局に置いてある雑誌やフリーペーパーだったりするからです。
もちろん、こうして今ブログを読んでくれている方々で、新聞を読んで下さっている方々にも、本当に感謝していますよ!(^^)
これからもどうぞ、どうぞよろしくお願い致します。
新規購読ご希望の方は、
yuko-news@hotmail.co.jp までメールをお願い致します。
今週は、火曜日以外すべて病院、という一週間でございました。
壊死している股関節が痛みだし、ついにこの時が来たかぁと
思っていましたが・・
幸い、この痛みは「壊死の進行」によるものではないということが
判明しまして、
じゃあなんなんだ?と言うと、椎間板ヘルニアになりかけによるものでした。
良かった良かった。
5分程歩くと、もう限界( ̄∇ ̄;)
でも、私は今、とにかく入院と手術をまぬがれれば、何でもいいのデス。
やりたいことがたくさんあるのデス。
「今週は、3回も病院に行かにゃーならん」と思いながら、
歩く道すがら、ちょっぴり甘~い香りがしてきた。
少し元気が出て、なんだか得した気持ちになるのでした。
全国の薬局などで無料配布している「からころ」
ゆうこ新聞が階段の1段目にいるとしたら、100段くらい先にいるようなそんなすごいフリーペーパーです。
からころの配布場所はこちらから
フルカラー、充実した内容。
もう、とにかくすごいです。
インタビューしている相手も著名な方ばかりで、スゲーっという感じ。
私の新聞は4ページしかないのですが、「からころ」はなんと38ページもあります。
現在、最新号の28号を配布中の「からころ」ですが、
18ページの「うららかピープル」というコーナーで、なんと「ゆうこ新聞」が登場します。
なぜ、私がこの新聞を作ろうと思ったのかなどが、書かれています。
もう、包み隠さずとはこういうことかという位、そのまんま。
ライターの方も、私が話したことをそのまま、本当に分かりやすくまとめて書いてくれました。
手にする機会がございましたら、読んでみて下さい。
どん引きする人、共感する人、何も感じない人、私の方が・・!という人、いろんな人がいるでしょう。
「生きたい」と「死にたい」の境界線をフラフラしながら、
ひとりで、当時住んでいた町の商店街のゴミ拾いをしていた一年間に
ついても書かれています。
こうやってあらためて読むと、なんだか懐かしい気持ちになります。
そして、生きていて良かったなと思います。
そして今の自分は・・?というと、
這いつくばってでも生きてやる、と思っています。
どうしても「おばあさん」にまで生きたい理由が出て来たのです。
その理由については、またいつか。
永田町・参議院会館の会議室で行われた「当事者のための難病政策を考えるシンポジウム」の取材に行きました。
ここで言う「当事者」とはどんな人のことを差すかというと、
さまざまな病気の重い症状に苦しんでいて、生計を立てられるほど働くことが出来ず、日常生活もままならないのに、
「国の決まりごと」を満たしていないからということで、何の保障も受けれられず、とても辛い思いをしている人のことです。
障害者手帳をもらうには、様々な条件を満たす必要がありますが、
その道には、ポコポコと「穴」が開いています。
その「穴」は、「制度の谷間」と呼ばれています。
「制度の谷間」に落っこちて苦しんでいるひとに、生きる希望と、
明るい未来を、という志のもと、頑張っている人達がいます。
その人達もまた、それぞれが「病気を持った患者たち」です。
「○○病だから、国が助けます」
「え?苦しくて起き上がっていられない?数時間ごとに横にならないと身体がもたない?
お気の毒ですが、あなたの、××病は、国の決まりごとに入っていない病気です。自分でなんとかして下さい。」
おかしいと、思いませんか。
このシンポジウムの様子は「ゆうこ新聞・冬の号」で、
詳しく触れたいと思っています。
本物の新聞記者や、テレビ局。
報道各社にまぎれて、「にせものの新聞記者」が一名・・( ̄∇ ̄;)
でも、以前お世話になった毎日新聞の蒔田記者の心遣いのおかげで、
「それっぽく」報道席に座っていることが出来たのでした。
テレビ東京の番組撮影をきっかけに新聞を置いてもらっている、
チノップス薬局の前で、そこの社長を見かけた。
撮影に巻き込んでしまったお詫びとお礼を言うべく、何度か訪ねたが
入れ違いで会えなかったので、慌ててかけよってお礼を言った。
立ち話をほんの数分しただけだが、なんだか感動。
おだやかで優しいひとだった。
実は、本当は、撮影前から私は、彼のことを知っていた。
正確には「見ていた」←ストーカーじゃないよ( ̄∇ ̄;)
病院に行く日、私は朝8時過ぎに、この薬局の前を通る。
開店前のお店の周りや、その周囲の道をひとりせっせとほうきで掃除する男性がいた。
まさかこの人が社長とは思わなかったけど、ある程度年を重ねた男性が
朝早くからせっせとお掃除していて、えらいなぁ、と思っていた。
撮影の日、スタッフの方の「社長~!」という声とともに現れたのが・・
「お掃除のオッチャン(失礼)」だったのだΣ( ̄□ ̄lll)シャチョー?!
スタッフより早く出勤して、通りを掃除する姿に、
「本当に、偉いひと」を見た気がしたのだった。
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