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雨音

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11/07/2019








又吉直樹の「東京百景」を読み終えた。
なんだろう、この読後感は。
ひどく共感する場面が多々あり、また、こんな捉え方をするとは!!と驚く箇所もあり。
夏に日本に帰国した時には彼をTVで見ることはなかった。何年か前はTVで又吉がわたしの島に行く、というものの予告を見た。確か彼の母親か祖母が島の人だったと思う。それでこんなに親近感を覚えるのか、と腑に落ちた記憶がある。予告の中で見た彼は、もう芥川賞を受賞していたかどうか?覚えていないが、ぼそぼそと喋り、遠くを眺めていたり何かを考えていたりしていた。この本にも書かれていたが、なるほどけっして快活ではない。不器用。どことなくドギマギ。まるで素人が何かの手違いでインタビューを受けているような感じさえあり。でも、そういうところに「島っちゅ」を感じたりして、勝手に好感を持った。最近の彼はどんな感じなのだろう?活字になっている彼はよく目にするが、動いている彼(芸人としての彼も含めて)は2-3年、見たことがない。でもきっと、同じような感じなんじゃないかなぁ、と思う。「東京百景」を読んで、そんなことを思った。



昨夜、ベッドに入ってからのこと。
定期的に時計の秒針のような音がして、でも寝室の時計はデジタルなのでその筈はなく、ひとしきりその音の行方を探っていたら、それはceiling fanだとわかった。こんな音出してたっけ?と思いながら眠りにつこうとすると、今度はその音が気になって仕方がない。あ、そうだと思いたち、加湿器をオンにした。暖房を入れ始めてからというもの、夜間の乾燥が気になり、先週から加湿器を稼働。わたし側のものはほぼ静音なのに対し、夫側に設置してあるやつは古いタイプなせいか水滴が流れるような音がする。そっちの方がfanの音より心地良い。
と、仕切り直したところ、今度は何かで波の音がどうこう、という場面を読んだのを思い出した。あれは夜だったのか寝る前だったのか?とにかく波の音が心地良い、と言って、そのサウンドに耳を傾けるシーン。
先ほど読み終えた「東京百景」じゃぁない。そういうのはなかったと思う。じゃぁ何だ?その前に読んだMISSINGか???他には何がある?もしかして本じゃなくてTVドラマとかアニメか?気になって、この国のTV番組(その前の晩に見たGood Doctorとか)まで思い出す。一度はベッドから出て、PC部屋の本棚に戻したMISSINGまで手に取り、パラパラとめくった。やはり、違った。つい最近のことだ。ここ2-3日。だとしたら何だ?わたしの行動範囲なんてたかが知れてるじゃないか。だえrがその音を聴いていた?

波、波、波。水、水。雨、、、雨?雨か???

思い出した。
それは、雨の音だった。
元生徒から借りた「宇宙兄弟」だった。六太が雨の音を聴こうよ、と提案したんだった。


加湿器が雨音のようになって、やっと安心。そしてceiling fanはもうまったく気にならなくなった。













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