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同窓カップル

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03/08/2025
 
 
 
 
 
 
 
 
幼馴染が数名、夢の中に出て来た。
わたしは島に帰省していて、もうすぐ帰国するという状況。
姉2と3が出先から戻る頃に合わせて夕飯の準備をしていると、「なんか遅れるらしいよ」と携帯を見ながら弟が言った。
どしゃ降りの雨で視界不良とのことで、姉2の元生徒の家に一時的に避難するとかなんとか。
 
嘘くさい、、、
 
と思ったのはわたしだけでなかったようだ。弟は、またかという顔をして、待たずに俺らだけで食べようぜ、と言った。
帰国の日が迫っているのに、と、少し淋しい気持ちになったが、まぁそれもそうだね、と、キッチンに戻ろうとした矢先、ドアベルが鳴った。
 
誰かと思うと、幼馴染のT。
昔、Tの家はコンクリート塀を挟んだ隣にあった。それほど高くない塀だったので、カーテンを開けていると、窓から双方の家の様子が良く見えた。なので、Tはうちの「色々」に詳しかった。mたち昨夜は〜してたろう、なんてことを皆の前で言われて、恥ずかしい思いをしたり嫌な気持ちになったりしたものだ。
 
Tは大人になって、うちの家の前に家を構えた。今度は道路を挟んでのご近所さんである。
中学の頃まではそれなりに親しかったが、わたしが中3の途中に島を出てから(東京に引っ越しした)少しずつ疎遠になっていった。いつだか、同窓のCと結婚したと聞いた時には心底驚いた(本当に意外だった)。
 
帰島する度、TとCが道路向かいの家に住んでいるんだよなぁ・・と思うのだが、わざわざ挨拶に行くこともなかった。たまに会うと、「おう」とか言い合う程度。不思議なことにCとは一度も顔を合わせたことがない。もしかすると会っているのに気付いていない、ということもあり得る。
それくらい、疎遠になった幼馴染。
 
が、玄関に立っていた。
 
「おう」
 
と言われて、うわ、どうして、、、!と、ドギマギする。
Tは、「もうすぐ帰るっちゅうこと聞いたから」と言い、一升瓶の焼酎を1本わたしに渡し、続けて、また帰ってきた時には飲もうや、と言ってにこやかに手を上げ、出て行った。
 
お、お茶でも、、、
 
と、言いかけたが、Tは既に出て行った後だった。
 
びっ くり したーーーーーーーーー!!
 
そう言うと、弟は「良かったがな」と言ってニヤリと笑った。
弟はわたしと違って、島に帰ると島の友人らと会うのに忙しい。家にも良く連れてくるので、わたしは自分の同窓生よりも弟の同窓生や後輩らとよく会うほどだ。
 
混乱しながらも夕飯の準備に戻ると、またドアベルが鳴った。
mー 弟に呼ばれて玄関へ行くと、これまた同窓のYが立っていた。
 
Yはその昔、ナポレオンというあだ名だった。小学2年の時、関西のほうから島に引っ越してきた「転校生」だ。髪が天パーでクルクルしていて、彫りの深い顔にまつ毛の長い大きな目、肌が白く、島ユムタ(方言)を喋らない。よって、「ナポレオン」。
子どもというのは残酷だ。
きっとYも嫌だったろうなぁ。
でも、誰もあだ名で呼ぶことはなかった。他の島っちゅ同様、名前(ファーストネーム)で呼び合った。Yは少し発音しにくい名前だった。
 
そのYが玄関に立っていた。
そして、彼の後ろ側に、N。
 
「帰るっち聞いたから」
 
Tと同じようなことを言うので、誰かがそういう情報を共有したのか?でも、どうして?と、不思議に思う。
それよりも、なぜにN?Yと結婚したのはーーーーー確かーーーー確かーーーーーええ?思い違いだったのか?
 
昔、Nの父親が恐ろしくて仕方がなかった。
Nの父親は町の商工店(わたしたちはコーバイと呼んでいた)で働いていて、2箇所あるコーバイのうち「下のコーバイ」と呼ばれる、上の店より大きいお店(いわゆる本店)で働いていた。我が家からは上のコーバイの方が近いのだが、取り扱う商品が少ないため、下のコーバイまで行かなければならないと判明した時には、ものすごく緊張した。
ノブがいたらどうしよう、、、、
Nの父親は子どもたちから(陰で)「ノブ」または「コレノブ」と呼ばれていた。そういう名前なのか、それとも子どもにそう聞こえただけの名前なのか、わからない。ノブは、子どもたち全員にとって恐怖の存在、大魔王だった。
 
だから、実をいうと、わたしはNのこともちょっぴり怖かった。豪快に笑うさまなどはノブを思い出させた。なので、Nとは仲良くもなかったが、かと言って全然話さない、という間柄でもなかった。子供心ながら、問題を起こさない程度の距離で付き合っていた。子どもというのは弱く、かつ、狡賢い。
 

なんでNと一緒に、、、と言うわけにもいかず黙っていると、Yは昔と同じ涼しげな顔で、「じゃ、また次に帰って来た時に」と言って、出て行った。Nはわたしに軽く会釈し、何も言わずYに続いた。
 
Y x x x x x x x x ーーーー!
 
 
Yの発音しにくいその名前を声に出したところで、目が覚めた。
そして、Yと実際に結婚した同窓生の姓名を不意に思い出し、口にする。
彼らと最後に会ったのは、いつだ?
沖縄で会ったのが最後だったような気がする。大昔だ、、、、、。

 
 
 
どうしてこんな夢を見たのだろう?
 
というか、わたしの夢には、相変わらず兄弟姉妹の登場率が高い。もう充分すぎる大人なのに。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
m_a

#ユメモ #日記

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