04/16/2023 某オンラインクラスに出席すべく、日曜日だというのに5時45分に起床。 外気温36F(2.2C)、寒い、、、 レンジで温める湯たんぽをお腹部分に当て、その上からハーフブランケットをかけ、6時から約1時間45分のクラスに参加した。 9時、天気が悪くなる前に犬たちを連れて散歩へ。 外気温は37F(2.7C)、風が強く体感はもっと低かったと思う。しばらく前に冬物をしまったのだが、また引っ張り出して防寒に励んだ。革グローブもニット帽も復活。それでも散歩後半は耳が痛くなったし、リーシュを握るので指先が冷たくなって大変だった。一昨日までの陽気が嘘みたいだ。旅行中のコロラドの天候を心配していたが、家に着く頃には雪が降り始めた。なんてこったい。 ・・・ 昨夜は我がハイスクールのミュージカル劇"Beauty and the Beast"を観に行った。 7時開演、も、開始5分後スモーク(ドライアイス?)に会場のアラームが作動してしまって中断(前代未聞)、安全確認作業後に再び開演となったのは30分程経ってからだった。 以前は良く観に来たものだが、今回はコロナ以来、3年ぶりの観劇であった。毎回、ハイスクール生のレベルの高さに感心させられるのだが、今回もまた素晴らしい。特にBelle役とMrs. Potts役の歌唱・演技力に心奪われた。何より、純粋に心を込めて力を出し切ろうとしている高校生たちの姿に大感動。エンディングでは涙腺崩壊、拍手喝采。 名のつかない役柄(エクストラ)の中に見知った男子生徒がいた。 彼はいわば特別支援教育を受けている生徒。その彼が他の生徒と一緒に劇に出ていた。最初に気づいたとき、彼は最後方にいたのだが背が高い、皆が舞台から客席に向かっているときでも彼だけ壁に向いていたので目がいった。 彼の障害が何なのかはわからない。去年度はエイドの教師が同伴していたが、今年度になってからは他の生徒と混じってランチにやってくる。発語は殆どなく、たまに喃語が聞かれる。そして、無表情。 舞台の上の彼もまた、無表情であった。でも、両手の指先までしっかりと伸ばし、片手をあげたり両手をあげたり、時に体を揺らしたり、各シーンに合わせた振りをしっかりと行っていた。舞台の後方から右側へ移動したり前方へ行ったり、また後方に戻ったり、そういうことも出来ていた。頑張れ!!そう願いながら見ていたけれど、最後はすごいすごい!!心を打たれた。最後までちゃんとやりきった。幕が降りた後のカーテンコールでも、他のエクストラとともに挨拶していた。その時、隣にいた女生徒が彼の手をしっかりと握っていた。心動かされた。嬉しかった。素晴らしい、、、、涙が出てきた。 彼がこの劇に参加することに関わったであろう全ての生徒たち、特別支援教育の教師、エイド、両親、そして何より彼自身。彼が何をどう感じているのか、彼の表情からは伺えない。でも、まっすぐに伸ばされた腕、指先、音楽に合わせた足踏み、ダンス。表情に表れていなくても、彼の心はきっと踊っていたのではなかろうか。きっとご両親も観劇されていたことだろう。どれだけ嬉しかったろう、どれだけ幸せだったろう。 終演は10時。 風が強く雨も降り始めたとても寒い夜だったが、高校生の清浄かつエネルギッシュな熱を胸に感じながら、夜道を急いだ。