01/21/2023 少し明るくなってきたな〜と思って窓の外を見たら、深い霧で真っ白。近所の家々の灯りがぼんやり浮かんでいてとても幻想的。 娘が日本に帰ってから10日が過ぎた。 早朝の便で、当日の朝5:15に家を出て空港に向かった。まだ真っ暗で路面が少々凍っていて運転するのが怖くて、高速にのってからは娘から何度か「もっとスピード上げないと」と言われた。そんなにゆっくり運転だったつもりはないのだが、なにせ周りの車たちが超スピーディー。それなりに合わせないと事故の元なのだ、わかっている、わかっちゃーいるがビビっていた。元々、夜の運転は好まなかったが、ここ数年は「苦手」になってきている。 娘は今回の帰省中に新たに運転免許をとった。コロナ禍で約4年ぶりに帰ってきたのだが、その間に運転免許が失効した。こちらへ戻ってきてすぐに取れたのはラッキーだったと思う。運転免許取得法も以前とは異なっていて、オンライン予約オンリーだとか人数制限があるとかで帰省中には無理かもしれない、と嘆いていた。でも持ち前の(?)執念でなんとか無事に取得。いざスキルテスト(実際に運転する試験)を受ける前には緊張していたようだが、こちらも難なく合格した。4年ぶりの運転ではあったが、やはり身体は覚えているものだな、と言っていた。わたしからすると、身体よりも「精神」が違うなーと思った。やっぱり「若さ」なのだと思う。 あの朝、空港へ向かう時に彼女は「わたしが運転しようか?」と言ってくれた。でも、彼女と別れた後にそのまま仕事へ向かうことになっていたわたし、少しでも慣れておいた方がよかろうと思って断った。「大丈夫、運転するよ」 空港を出た後もまだ暗かった。 少〜しずつ夜が明けていくような気配はあったが、それでも暗かった。 空港を出てすぐに娘からLINEが入った。ちらりと見たが、返事は打てない。なので、折り返し電話をした。愛車ゴルフと携帯が連動されているので運転しながらでも話は出来るのだ。何度かコール音が鳴った後、娘が「何?大丈夫?どうしたの?何かあった?大丈夫?」と言った。事故った、と思ったみたいだ。いや、大丈夫、text打てないから、と答えた。気を付けてね、ありがとね、なんてことを言って電話を切った。 そう言えば、空港へ向かっている時に夫から電話が入った。彼は仕事で出ていたのだ。まだ早朝の5時半。夫はわざわざ起き出して電話をしてきたらしい。娘と話す声は心なしか涙声のような、、、聞いているこちらがいたたまれなくなった。娘もちょっと泣きながら返事をしていた。 だからわたしも彼女をゲートで見送る時、感傷的になるだろうなと思っていた。でも、そうでもなかった。これからあの高速にまたのって職場へ向かうのだ、という気持ちの方が優っていたようだ。なんてこった。 でも、その日の仕事を終えて家に帰ったとき。あらやだ、もういないのね、、、と、淋しく感じた。犬たちも元気がなさそうな感じがした。 今はかなり普通に戻った。 ぼちぼち、日々の記録を始めようと思う。