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島の海

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07/28/2022









昨日(実際には一昨日の晩)、友人から海の写真が届いた。島の海。


どこの海だ?
しばらくその海岸線を眺める。海の色と砂浜を見る。奥にある岩山の形をなぞる。その先にある立神を見つめる。

安木屋馬(あんきゃば)?

と送ると、

屋鈍(やどん)

と返事が来た。
屋鈍か〜〜〜〜〜!!!


「ここはどこでしょう」とも言わず、写真だけを送る。それが島っちゅだ。


屋鈍の海岸には行ったことがあったっけか?多分、あったと思う。島の南のほう。あんきゃばとは逆方向だった。なんてこったい!


ひとしきり、友人と話した。
彼女は明日(今日か?)、東京に戻ると言っていた。
そして、
けど、3週間は長かったかも。と言った。

わーかーるー!!

笑った。そうそう、そうなんだよね。この感覚はなんだろう。
島に帰ると、ただの島っちゅになる。旅行ではなく、帰省だからなのか。
島の、あの、緩い、気怠い感じ。灼熱の太陽。入道雲。濃い影。スコール。
離れていると焦がれるほどに恋しい諸々が、一旦、島に帰ると、あっさり日常と化す。
観光客らを横目に、こんな陽射しの中で泳ぐなんて愚か過ぎる、、、とか、思う。

島っちゅはいつも日陰を探す。
観光客はアンブレラをさす。

この違いはどこに。


6月-7月をこちらで過ごした。
この夏は帰国するつもりはなかったので、そんなに淋しくはない。
でも、どこかで島の夏に浸れなかったことを想う。悔やんでいるとかではなくて、不思議な気持ちがする。


来年の夏は島に帰る。
3週間か4週間は島で過ごすことになるだろう。
そして、長過ぎた、、、と思う。かもしれない。











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