“crotchety old man Francis”
1月
9日
ローマ教皇の発言が話題になっている。→こちらも入れておこう。CNN:Opting for pets over children is selfish and 'takes away our humanity' says Pope Francis
最初にこれを読んだときには目を疑った。
本当にこんなことを言ったの???
教皇の発した言葉の端々を「切り取って」「仕上げた」とかじゃなく???
実際どのように発言したのか、教皇の発言内容の全文を知らないので、よくわからない。
でも事実だとしたら、それはおおいに間違っている、と、言いたい。
てか、大問題ですよ、あなた、ローマ教皇でしょう。カトリック最高峰でしょう。ダメじゃん、そんなんじゃ。
ということを夫に話すと、夫曰く、
ー彼ならそう言ったとしてもおかしくない。彼のことはもともと好きじゃない。
あら?そうだったの?
わたしも彼のことはよく知らないが、結構人気あると思っていた(←本当によく知らない)。
気になって色々と調べていたら、こんな記事 What did Pope Francis actually say about having pets or kids? を見つけた。
これによると、教皇は毎水曜日に一般聴衆に向けたカテキズム(要理教育)を行っていて、最近は聖ヨゼフについてのものだったと。
聖ヨゼフというのは、聖母マリアの夫で、イエス・キリストの養父とされている。
なぜに養父なのかというと、簡単に言ってしまうと、(教義の上で)聖母マリアの懐妊は神によるものであり、ヨゼフはイエスの実父ではないから。
というわけで、最近の教皇のお話は養父としての聖ヨゼフを祝うものであった、と。
それが第一。
加えて、ペットに関する言葉はoffhand comment 何気なく口にした言葉であり、要理に含まれるものではない、と。
そして、実際に、子供を持たないことは身勝手だとは言ってない、と、ある。
しかし。
First of all, this is coming from a guy who has chosen to not have children and is in charge of a bunch of people who do not have children. And I think a lot of people were hurt because childbearing is obviously a fraught issue.
まさにその通りだと思う。
教皇は子供を持たないことを選択した男性であり、その配下(と言っても間違いではないだろう)にある大勢の神父たち、シスターらも同様。
正直な気持ち、教皇さん、しくじっちゃったねー!
このことに対し、反論(或いは弁明?)したのかどうか、わたしが見た限りでは何も上がってこないので、沈黙中だと思うけど、自分の<不用意な>言葉は間違っていました、と言ったほうが良いと思う。
カトリック、神父さんもシスターも信者も減ってきてると思う。
これはカトリックだけに限らないのだろうけれど、宗教というものは危機的状況にあるのではないか?
はやく撤回(?)するなりなんなりしないと、ダメージ強いと思うけど。
わたしたちには娘がひとり(ひとりでいいや、と思ったのではなく、ひとりしか、授からなかった)。
そして、今いる犬たちはNo.5 & No.6です。
そら、お金かかってるわな。彼らがいなければ、その分、貯金も増えることは確か。
教皇にはペット(この呼び名は好きではないが、一般的な呼称として)を持たないから、わかりようがないだろう。
折しも、つい最近、同僚とペットを迎え入れることについて話した。
彼らは「子どもを持たない」ことを選択した夫婦で、最近、家を購入したのでやっと猫を迎え入れることを考えているのだと言う。
引っ越したばかりで、家の内外がまだ落ち着かないのもあり、アダプションは春頃の予定。
そんな話の中で、誰かが「子どもを持つことは考えていないの?」と訊いた。
何気なく口にした言葉なのだろうが、そんなプライベートなことを不躾にまぁーと、ちょっと憤りを感じた。
が、彼はそういうのに慣れているようで、自然に答えていた。
ー僕らはお互いに子どもを持たないことを望んでいるから。
そして、もし万が一、将来、子どもがほしいと思ったときには、フォスターペアレントになるつもりだ、と言っていた。
ー人間のアダプションは超高額だからね。
個人的に話の流れにちょっと付いていけなかった部分もあるが、彼の言葉はある意味、的を得ている。
養子縁組は、かなり高額。書類手続きも大変なものだと聞く。
が、それは当然のことだろう、とも思う。
動物のアダプションも、簡単ではない。
パス公のときは本当に大変だった。途中で挫けて、もういいよ、と思ったこともあった。
慎重になっていることは分かるが、まるで自分たちが悪い飼い主のように思われているような気がしたからだ。
でも、それくらいが良いのだろう。
先の記事で、もっとも共感した言葉を追加しておく。
I think another reason people are upset is because anyone who’s ever owned a pet and loved a pet knows that they are legitimate sources of joy and God’s grace in the world. We do treat them and love them like they’re part of our families. And I think that they can teach us things about how to be better humans.
God And Dog