animal sound
12月
31日
New Year's Eve, 大晦日。
5時前、びぃ坊に起こされた。外へ行きたいとき、うちの犬は決まってわたしを起こす。ダディではなく、マミィ。なぜに???
冷たい鼻でツンツンされるので、すぐに目覚めてしまう。
腕とか手ならまだしも、わたしの顔につんつんしてくることもある。寝たふりは効かない。
庭へ出してベッドに戻ったのだが、5分もしないうちにびぃ坊がワンワン鳴き始めたので、階下へ降りて呼び戻した。
パス公はすぐに戻ってくるのに(これだけは彼の素晴らしいところ!)びぃ坊はそうはしない。フェンス越しに(南側の)お隣さんのbackyardに向かって吠えている。
何度呼んでも来ないしトリーツの入ったボトルをガラガラさせても来ないので、昨日までの雪が積もっている庭をせっせせっせと歩いて迎えに行った。
まだ真っ暗なので、びぃ坊の姿もお隣さんの庭に何かいるのかどうかも見えない。
びぃ坊はわたしがやって来たので、やっとくるりとこちらを向いて付いてきた。というか、わたしを追い越して部屋に戻った。
雪の中、パジャマ姿で、ぶるりとするわたし。
そんな大晦日の朝。
昨日は犬たちを連れて湖のある公園まで出かけて行った。
湖の周りの小道は除雪されていて歩きやすい。
このところやっと寒くなってきて、湖もようやく凍りはじめた感。
休んでいる雁たちが沢山いたが、湖がすっかり凍ってしまう頃には彼らはどこかへ行ってしまうのだろう。
ときおり、いくつかの小グループが湖からぎーぎー言いながら飛び立って行った。
目で追うと、空中でゆるやかにVの字になる不思議。
どこへ行くのだろう。遠征に向けての練習なのか、ただ遊びたくて空へ向かうのか?
湖を半周する頃、ちょっとした木立の小道に入る。
木立を抜けようとする頃、雁たちの声に混じって何か別の声がした。
雁たちって人間の子どもみたいな声も出すんだね、と夫に言うと、人間の子どもだよ、と、彼が答えた。
「きっと24/7 Momが子どもを連れて来て遊ばせているんだろう」
木立をすっかり抜けると、広場になったところに子どもたちが見えた。10人以上はいたと思う。大人は3人。
24/7 momsの集まりにしては子どもの数が多過ぎる。
Day-Careか、或いは教会関連のキャンプかもしれない。
「いい?これから、みんなは、いろーんな動物になります!いろんな動物の鳴き声を出しましょう。大きな声で、いいですかー?」
リーダーのような若い女性が子どもたちに声を張り上げて伝えていた。
もう2人の大人(女性と男性)は、両手をポケットに入れたまま、子どもたちに混じって立っている。
アシスタント役なのだろう。
動物の鳴き声か。。。
と思いながら、逆だな、と思った。
「いい加減になさい、そんな声を出して。猿じゃあるまいし。」
というのは家庭でよくあることじゃない?少なくともわたしの時代はそうだった。
すっかり通り過ぎたところで、夫に言った。
夫は、しばらく考えた後に、確かにそうかもしれない。と言って、笑った。
わたしは、猿の鳴き声やら象の鳴き声やらを真似し、それを聞いたお母さんが「まぁあなたはなんてすばらしいの!本当に猿のようだわ!まるで本物の象ね!」と、喜ぶ様子をいちいち大げさに演技して見せた(←1人2役で)。
夫はクッククックと笑った。
動物の鳴き声を真似て遊ぶのは楽しいことだと思う。というか、めっちゃ楽しい筈だ、特に小さな子どもたちにとって。
なので、先の子どもたち(と引率者ら)のことを馬鹿にしているつもりはなく。
最近(ここ5年?10年?)、子どもたちへの接し方が教師的(?)になっている親が多いような気がする。
ストレートな表現を避けている。
例えば、「やめなさい」ではなく、「もし、これがこうだと、どう?」という感じ?
一概にそれが悪いとは言えないし、良いことなのかもしれない。
でも、過剰に曖昧にしている感も拭えない。
ーと感じるのは、わたしたち夫婦が歳だからなのかもしれないが。
明日は吹雪予報。そして極寒だと。
わたしの冬休みは今日を入れてあと3日。