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バス→フェリー

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10/28/2020







今日は仕事。
なのにギリギリまでゆっくりしていたおかげで時間がなくなった。姉たちが一緒だといつも調子が狂う。

姉3が、母の形見の着物だと言ってわたしにも分けてくれた。着物は保管が難しいからな、、、と思いつつもありがたくいただいて、小さなスーツケースに入れた。カラカラとそのスーツケースを引きながら歩いていると、目の前をバスが通り過ぎて行った。あああああ、わたしのバス!!
姉たちは、走れ、m!走れば間に合う!と言う。でも、バス停まではかなりある。間に合うわけないじゃないか、と悲しくなる。それに仕事用の靴を忘れた。わたしはアンクル丈のレインシューズを履いていた。「靴!靴も忘れた!!」
すると、あちこちから数人が同じようにそのバスを追いかけて走り出した。仲間だ。わたしも奮起して走った。靴はどうにでもなる。「乗ります!乗りまーす!」とまで叫んだ。


が、そのバスは誰もいないバス停をそのまま過ぎて行った。
やっぱりダメだったか、、、、と思ったそのとき、別のバスがスーッと来て停まった。どこ行きのバスかわからない。どうするか。すかさず姉が「乗れ!アギナ行きだから大丈夫!」と言う。

アギナ???へ?そうだっけ?
島の地図を思い出す。あれ?アギナに行くのに通ったっけか?と思うのだが、仲間たちはどやどやと乗り込んだので、わたしも慌てて乗った。


辛うじて最後方の席に座る頃、バスは発車。姉たちは大きく手を振っている。相変わらず脳天気な連中だ。と思いながら手を振り返した。
さて、行き先を今のうちに確認しておこう、と、荷物を置いて運転手のところへ向かった。
「あの、アギナに行くのに・・・」
言いかけると、運転手がいきなり立ち上がり、一番後ろの席の見えないところへ隠れた。ああああ、あの、、、!!

「しっ!!ダメだ、このままだと班長に見つかる!」
と運転手は言った。班長???訊き返すとその人物の名前を言う。もちろん聞いたことのない名前。
「大丈夫です。その人が来たら、わたしが運転手さんを必ず守ります!」
わたしはそう約束した。
膝を抱えながら座っていた運転手さんは、わたしを見上げて「本当に?」と訊き返すので、絶対に!と自信を持って答えた。「それより、自動運転だと困るので、ちゃんと運転してください。ほら、海岸線はカーブが多いでしょう?」わたしがそう言うと、彼は「それは大丈夫」と言いながら席を立ち、運転席へと戻った。

そのあと彼はマイクをオンにして、その海岸線にまつわる四方山話を始めた。途中、ガードレールのない箇所が長く続き、そのときはバスを大きく海側に傾かせて、下側がどのようになっているのかを見せてくれた。崖と、青く透明な海の底が見えた。かなりの高さだったので怖ろしくなったが、運転手さんは余裕だ。ちらりと見るとまだ自動運転中で、彼は得意げにマイクを握っていた。

ちゃんと職場に着くのだろうか、、、、とちょっと不安になった。


ここで、いつの間にか場面は変わって、わたしは大きなフェリーの中にいた。

友人hからtextが入る。
m、わたしわかった!mの口癖は「確かにそのとおり、かもしれない。」で、eとjの口癖は「・・・行きました。」
それを見て、eは・・・・確かにそのとおり、かもしれない。と思った。ここで、あ、わたしの口癖合ってる!とも思った。でも、jはそうだっけか???と考える。ま、どっちでもいいか。


「mちゃん、わたしたちもうこっちにいるから、着いたら教えてね」と、eからtextが来た。彼女はわたしをちゃん付けで呼ぶ。eのほうが年下なんだけど。あ、年下だからこそ、ちゃん付けしてくれるのか?
eは家族と一緒に来ていてボディボードだかウィンドサーフィンだかするらしい。マリンスポーツ一家。わたしは、海に行ってもそのようなことをしたことがない。なので、いやー困ったな、、、と思う。わたしが行っても楽しめないんじゃないかな???でもeはそんなことは気にしないのはわかっている。


そろそろ海底に沈む頃だな、と思う。海底に入ったらWiFi繋がるんかな?きっと無理だよな、と思う。今のうちにhちゃんに返信しとかなくちゃ。
それにしても、何かを忘れて来たような気がしてならない。







#ユメモ #日記

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