悪魔
10月
8日
週末だったか、久しぶりにThe Exorcistを見た。TVで放送されていた。気付くのが遅かったため見られたのは最後の45分程だった。が、最後の45分は見逃せないシーンばかりなので文句は言わない。
最初に見たのはいつだったか、もう思い出せない。最初の最初は、怖ろしくて途中で見るのをやめたか、トラウマで見た内容を消し去ったかのどちらかだ。その後、かの有名な首が360度回転するシーンなどは色々なところで見ることになる。その印象が強過ぎて、この映画のテーマを深く考えることはなかった。悪魔憑き、悪魔祓い。そのイメージだけで、既に恐怖。
数年前に、The Exorcism of Emily Roseという映画が出た。この映画は帰国中にDVDで姉3、娘と一緒にみた記憶がある。怖い、というより、悲しくてでもあたたかいものを感じる映画だった。先のThe Exorcistとは違うなーとか思ったものだ。
が、この前、最後の45分しかなかったけど、久しぶりに見て、ああ、この映画も同じだったんだ、、、と感じた。
もちろんホラーなんだけど、怖がらせるためというのではなく、テーマはその対極で、神への愛・信仰を扱ったものだったのだなぁ、、、と、十分過ぎる大人になって、やっとわかった。気がした。
わたしが悪魔を初めて見た?認識した?のは、12歳か13歳の頃だったと思う。
神父さんの住んでいる建物の書斎部屋で、コーヒーテーブルの上に置かれていたかなり大きな聖書?図鑑?みたいな本をパラパラとめくって見ていたら、そこに悪魔の絵画があって、恐怖で凍りついて目が離せなくなった。茶色〜焦茶色の肌をしていて足先は蹄のようになっていて体つきは人間なんだけど、人間ではない異形の者。多分あれは荒野の誘惑の場面なのではないかと思う。
その晩に夢でうなされた記憶がある。そして、あの日以来、わたしの中の「悪魔」のイメージが固定された。高熱を出したりすると、あの悪魔が出てきて本当に怖かった。
Fox TVでやってたThe Exorcistも見ていたけど話の途中でキャンセルされてしまって本当に残念。わたしは好きで毎週楽しみにしていたのだが、話の内容に色々と盛り込み過ぎたのか?収拾がつかない感はあった。あれも一神父が神への信仰を見つめ直すことがテーマだったように思う。
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