08/13/2020 先日、娘から身元保証人の書類が届いた。転職先の会社への提出物だ。 夫は、自分は日本人じゃないけど良いのか?と訊く。うむ。確かに。 そこで娘に確認すると、それで良いのだと言う。 「身元保証人は親しかいません」ということで通すらしい。まぁそれで通るのであれば良い。 ○で囲まれた判というところの横に、フルネームでsignatureをしてもらった。アメ人だから判子を押すワケにもなぁ。 でもわたしは日本人なので、判子を押した。 結婚した当時、まだ日本に住んでいたあの頃に作ってもらった。 ハンコ屋さんに行って、注文した。眼鏡をかけた、ザ・職人!という感じのお爺さんだった。 こんな風になります、と、わたしのカタカナの苗字を2行に分けてのデザインだった。 面白い!! と思ったのを覚えている。 職場とか役場とか色んなところで必要だったので作った。でも、こちらに来てからはすっかりご無沙汰だ。使う機会がないので、パスポートと一緒に保管している。使うとしたら日本に帰国するときくらいだから。 娘は自身の箇所に記入・押印済みだった。 彼女の印鑑はわたしのよりも大きい。そして、カタカナのその文字の取り方が違っていた。 わたしのは最初の二文字が右側で、残り四文字が左側の縦書き。 娘のは最初の三文字が右側で、残りの三文字が左側。こちらも縦書き。 どっちが良いというものでもないが、なぜにそうなったのだろう?と、ちょと不思議に思った。わたしはあのお爺さんのセンスにお任せしただけだが、英語的な面からすると、わたしの判子のデザインの方が正解、な気がする。 あーでも以前にEテレで外国人のハンコ事情みたいな番組があってたまたま見たのだけれど、印鑑にする時には苗字と決められているのではなく、なんだって良いのだそうだ。苗字に限らずファーストネームでも良く、また、長い苗字を短くすることも可能だとか。それを見たとき、なんだじゃぁわたしのハンコも下の名前にすればよかった!とか思った。二文字の漢字。なんかカッコイイではないか。或いは2行にせず苗字の最初の二文字をカタカナで、でも良い。なんかの商標みたいだけど。 そう言えばこちらのサイン(signature)も略したりしても良いらしい。てか、読めない(スペルが判読できない)のが多いから略しているのかどうかも不明だが。 娘の印鑑はどこで作ってもらったんだったっけかなぁ、、、 印鑑が必要だから作ることになったんだけど、という相談を受けた時に自分の時代はこうだった、と伝えたが、確か印鑑屋に行かずにネットで出来るとかなんとか言ってたような気がするけど、思い出せない。