05/29/2020 古いスクーターに乗って学校へ向かう。 Cは今日も伴走してくれるのだが、もう歳だからいつまで続けられるかな、、、とちょっと心配になる。 雨が降ってきた。 もう使われていないトンネルのようなところで一休みする。 その後、ゆっくり走って近くのドライブインまで行く。そこも古ぼけたところ。今もやっているのか?と思ったが、どうやら営業はしているらしく、。ちらほらと客の姿が見える。 大型バスが来ている。 結婚式か何か?或いは観光バスなのかもしれない。 道路に出るのに混雑している。 進んでは止まる、を何度も繰り返す。 その度にわたしの古いスクーターはエンストを起こす。 あーもうこれもお払い箱なのか、、、と思う。その度にスタートボタンを押すのだがエンジンがかからないので、キックする。何度も何度もキックして、やっと、プスプスプススススススーっとエンジンが’かかる。 Cは我慢強くそれを待っていてくれる。 看護学校時代の友人が歩いている。 声をかけると、あー良かった、ちょっと乗せてね、と、後ろに乗ってくる。 あれ?車は? 訊くと、学校の手前に置いて来たのだと言う。 ちょっと野暮用で戻って来たのよ。そしたら雨が降って来て、、、ほんと、mちゃんに会えてラッキー! Cは黙ってわたしを見上げる。 ごめんね、Cちゃん、この人、後ろに乗せて行くよ。 その後もエンスト、キックを繰り返す。 たまらず後方にいた車の運転手がやって来て、スクーターを見る。 良くこんなのに乗ってるな・・という顔をして車に戻る。 友人は、 mちゃん、キック!キック! と、嬉しそうにしている。 バスがやっと動き出し、窓から何やら落ちて来た。財布らしい。 友人がスクーターから飛び降り、それを拾って届けに走る。 その姿を見ながら、わたしのスクーターに乗るよりも走ってったほうが早いんじゃないか?と、不思議に思う。 そんなことよりもCの様子が気になってたまらない。 ごめん、Cちゃん。 学校に着いたらまず休もうね。 と、しきりに話しかけている。