日付け
1月
29日
毎朝読んでいる新聞連載小説「本心」は、4日前のもの。
日付けというものは不思議なものだと思う。
4日前のものを読みながら、その日のことを思い出す。
Dがまだ生きていた頃は、ああこの日に獣医さんに連れて行ったんだ、とか、この日は調子が良かったとか、この日に亡くなったとか、そんなのがあって辛かった。
Bが来てからは、思い起こされたのは彼を迎えに行った日くらい。
「生きている」ということは、日々の色んなことをただただ「生きている」だけなのかな。
そこに意味を持たせるのは「生」が終わろうとする時からなのかな。
今日の(1月25日朝刊の)話は辛かった。
読んでてものすごく辛かった。
4日前の日付けのものを読むということと、この物語の底を流れる何かとがリンクする。