複式学級、味噌甕
6月
27日
今日は姉の計らいで某小学校へ見学に行けることとなった。
そのため、朝は洗濯&犬たちの散歩を大急ぎでこなして準備し、10時10分前に自宅を出た。
途中、大型ディスカウントストアにて教室内用の上履きサンダルを購入。姉の待つ中学校へは約束の時間ピッタリに到着、姉と合流してから小学校へ向かった。
この小学校は過疎地区にある学校で、全校生徒が12名(!)ということだった。必然的に、クラスは複式となる。補習校でわたしが担当しているのは小学4年生の5人クラス。見学した学校は小3、4の複式で、3年生4人、4年生2人というクラスだった。複式クラスには以前から興味があったので、見学できるのは幸運だったと思う。
印象的だったのは生徒たちの集中力の素晴らしさ、尚且つ、担任の先生の的確な指示。これは、複式学級を継続している(しざるを得ない環境下である)学校運営の賜物でもあるとも思った。一教員の努力だけでは出来ないことだし、生徒たちの自主性を高めるには教員、生徒、そして(たぶん)保護者の理解や協力もあるのだろうなと思った。時間数では圧倒的な差があるとは思うが、補習校と通ずるところがあるなぁと思った。先生方のご厚意で、金曜日にもう一度見学できることとなったので、出来るだけ勉強させてもらい、向こうへ戻ったら他の講師の方々と共有したいなと思う。
見学へ行く途中、海の写真を撮った。梅雨明け間近かと思っていたのだが、もうちょっと先かもしれないな・・という空と海。
・・・
遅くなったが母のことも書いておこう。
昨夜、母は少し遅れて帰宅。
長兄からのメロンを切って出したところ、まだ完全に熟していなかったようで、皮付近が母には硬すぎたようだった。途中、外側をもっと深く切り落としてあげた。もうちょっと熟させてから切るべきだったーーー残念(中の方はとても甘くてジューシーだったけど!)。
帳面より「排便なし」という記録だったので酸化マグネシウムを1錠あげた。この方法でちょっと様子観察。
メロンのせいか後半、母は酷く噎せ込んだ。用意していた酸化マグネシウムを見た母は「これは胸のゼーゼーを取る薬?」と聞いてきた。やや躊躇ったけれど「うん」と答え、のんでもらった。
母、自ら「とぅくばってくり」と、8時半過ぎにベッドへ。噎せ込みを心配したが、ベッドに横になってからは落ち着いたようで、ぐっすり。
10時45分、母に呼ばれる。はっきりと「トイレ」と言うので、誘導する。
母、尿取りパッドに失禁なく、トイレで排尿。やっぱりちゃんとまだ尿意はあるのだな、とあらためて思う。
これで後はぐっすりと寝てくれるといいが・・・と思いつつベッドへ戻した。
が、昨夜の母はーーーーー忙しかった。
11時過ぎから3時頃まで、何度も何度も呼ばれた。1時半だったかな?もう一度トイレへ誘導するかと思い、ベッドサイドに座らせたのだが、「何をしたらいいの」という母に拍子抜け。トイレへ行きたいわけではないのだと知り、「眠っていいよ」と、また横にする。
ところで、昨夜の母はどうやら朝食の準備をしなくては・・という強迫観念(夢?)があったらしい。しきりに
ミソばカメちうつさんば
はがま ちかわさんば
あしゃばん あんな〜
後半は明らかに目をつむったまま繰り返すので、大丈夫、全部準備できてる、安心して朝まで寝てください、と答えておいた。
いやはや・・・おかげでわたしは眠れなかった。自分のベッドと母のベッドとの行き来で忙しい忙しい。
朝、そのことを姉に話すと、そういう時、姉は母のベッドの隣に布団を敷いてそこに横になり、母が呼ぶと起き上がらずに布団の中から(生)返事をするのだそう。母も寝ぼけているので、それで大丈夫なのだと言う。そっか、、、じゃぁわたしも今夜からはまた布団にするかな・・・と思う。
今朝、6時起床。母の声で目覚めたのだが、わたしが起き出した後、母はまた眠ったらしい。ゲンキンな母だ。
珈琲を淹れてほっと一息。
その後、6時35分頃に母が目覚めたので、声をかけて車椅子へ。
モーニングケアをして、パンを少々とゼリーをちょっと。夜中の母とはまるで別人。ゆっくりと十字を切り、手を合わせて目をつむり、心の中でお祈りを長いこと唱えてから、いただいていた。
お迎えが来たのは7時10分頃か?oさんが丁寧に声をかけてくれて母の表情も和やかだった。
行ってらっしゃい〜。
母の心が平和でありますように。