反論
12月
23日
夜中からあけがたにかけて娘とやり取り。
何やら、フライトが遅れると言う。
「これか搭乗します!」という明るいメッセージの後、事態は急転。
「なんか故障が見つかったとかで調整するから遅れるらしい」
「どれくらい時間かかるのやらわからない」
「飛行機から降りろ、って言われた。それくらい時間かかるみたい」
メッセージが来るたびに状況悪化な感じで、最初は「心配しなくても大丈夫だよ!」と言っていたわたしも、まぁしょうがない、様子みよう、と言うしかなかった。
結局、当初より2時間遅れで出発した模様。シカゴでの乗り継ぎには間に合わないだろうなぁ。。。さっき、シカゴからのフライトスケジュールを見たら、辛うじて後3本はある。こう言う場合、航空会社を変えてでも乗り継ぎさせてくれるだろうから、今夜中には到着できそうかな、と言う感じ。遅れてもいいから無事に到着しますように!
娘から聞いた話で面白いことが。
飛行機から降りるようアナウンスがあった後に機外へ出ようとしていたら、娘は某CAから怒鳴られたのだと言う。
"you need ALL your luggage and your boarding pass with you I just said so on the announcement"
え?何?luggage持ってかなかったの?と、わたし。娘曰く、いや、搭乗券をシートのポケットに入れたままだった、と。
"You could be a little nicer... We're all waiting." と返した娘に、そのCAは謝ったらしい。まぁCAもfrustratedなのだろうけれど、お客さんに対して怒鳴るのは良くないわなぁ。しょうがない、アメ人CAでしょ、とわたしが言うと、驚いたことにそのCAは日本人(と言うか、アメリカ在住の日本人、多分アメリカ市民)だったと言う。"They have to get tough you know." うむ。確かに。しかしながら、しっかり主張(反論?)したあなたもアメ人だわね、と、笑う。
Lol yeah but I was really nice about it lol
I did good lol
さすが我が娘。笑。
そういえば昨日、夫と話していた。
まだ娘が車の免許を取りたてだった頃のこと。わたしと彼女は買いものへ行ったのだが、開店したばかりのトレーダージョーに寄ることにした。そこでレーン変更をしたのだが、それを気に食わなかったのだろう。トレジョーの中で、いきなり某男性がわたしに対して怒鳴ってきた。「一体、何を考えてるんだ!あんな運転をして危ないだろう!」
ちなみにわたしは運転していなかった。それから、無理やりなレーン変更ではなかった。ただ、その人が快く思わなかったのだなということはわかった。ただ、そういう人に反論したって、その人の気持ちが静まることはない。なので、わたしは知らん顔をした。怒鳴ってるわー信じられない、と心の中で思いながら。
と、その時、娘がその男性に向かってこう切り返した。
「失礼ですが、運転していたのは彼女ではありません。わたしです。まだ免許取り立てで運転が未熟なことは認めます。そして謝ります。ごめんなさい。けれども、このエリアまで初めての運転だったんです。」
わたしは呆気に取られて娘をじーっと見つめてしまった。なんてこと。なんでこんな怒鳴るような奴に向かってくの???
驚いたことにその後、彼は言葉を失い、うううううう、わ、わかった。。。とだけ言って、彼の連れ(奥さんだと思われる)のところへ戻っていった。その女性は、ものすごい形相でわたしたち二人を睨んでいたけれど。
「まさか言い返すなんておもってもなかったよ」びっくりした、と娘に言うと、彼女曰く、
「あのね、運転していたのはあの奥さん!彼じゃないの!!あの奥さんが旦那さんに文句言ってこい!って言ったんでしょ、きっと!しかもあなたが運転してたと思ってたわけでしょう、ちゃんと見てなかった証拠じゃない!わたしはちゃんと見てた、運転してたのは、彼じゃなくて、女性の方!」
娘はわたしにも似ているのだが、こういう時、夫に似ているなぁと思う。やっぱりアメリカ人なのだ。主張するところは主張する。
そういう思い出話をちょうどしていたところだった。
ただ、娘も成長したのだなと思う。反論する時には感情を抑えて、丁寧に言う。
ま、そちらの方が凄みがあって説得力もある、ってことだが。笑