黄色の毛糸
12月
8日
姉3と最近またやり取りするようになった。
先週、いきなり毛糸の帽子の画像が送られてきて、それは姉の手編みのものだったのだが、形と良い雰囲気といい色使いといい、姉らしい素敵な帽子だった。返事をするとよほど嬉しかったのか、こんなのもあんなのも作った、と、マフラーの画像も送ってきた。マフラーはボタンで真ん中を留めるようになっていて、パッと見、大きな襟のよう。すごくかわいい。
わたしの分も作ってやる、と言うので、頭が大きいから緩めの帽子にしてくれ、と頼んだ。娘がこちらに来る時に持たせてくれると言う。彼女はあと2週間ほどで日本を発つので、間に合うのかどうか心配下が、大丈夫!と自信満々。なので楽しみに待っていようと思う。
帽子はすでにいくつか編んでいたので、4姉妹分ね、と言うと、まんざらでもなさそうだった。母の介護のことで姉たちの関係がなんだかギクシャクしていたので、末妹のわたしとしては気を揉んでいたのだが、少しずつ良くなりそうな気配。ずっと母の介護をしていた姉3は、物理的に母と離れることで、やっと自分自身を取り戻せつつあるのかもしれない。追い詰められていたから。それは姉1も同じだけど。
娘の話をしていた時、「cねえちゃんに嫌われてると思って悲しんでる」と姉に伝えた。姉は、は????と、寝耳に水だったよう。いやマジに。本人いたって本気。そう言うと、さらには????後は自虐的に笑っていた。cねえちゃんは一人ぼっちでもう誰も相手にしてくれないんだけど〜ってね。
娘と姉の関係もこれで少し改善(ってほどでもないが)してくれると嬉しいなぁ。
姉は来週から母の所へ行くらしい。姉2と母からビデオ電話はあった、と笑っていた。頼られて嬉しい様子だった。
こうして、素直に頼って、頼られて、みんなで協力して、母の介護を続けていけたら、と願う。
姉はわたしが大絶賛した黄色の毛糸の帽子を姉2に上げるのだと言う。「黄色が良いって言うから〜」
うん。姉2には黄色が似合うだろう。そうしてください。わたしは何色でも嬉しいです。
それから、母には、あの大きな襟の形の素敵なマフラー。藤色だそうです。