7/8/2016 一昨日、姉と一緒に母のリハビリ担当PTと会った。 やはり、母をベッドから連れ出すのに苦戦されている様子、も、わたしたちがいたおかげで母を離床させリハビリルームまで行くことが出来た。 担当のPTは理学療法士としてのスキルはあると思う。母の下肢を重点として筋肉をほぐしながら筋力度を測りつつ、筋力アップへの運動を施してくれた。しかし、いかんせん、話術が、、、、コミュニケーションスキルに欠ける。もうちょっと母にわかるような言葉がけが出来たら、、、、と、願う。 だが、同行して見学させていただいたおかげで、久しぶりに母の歩く姿が見れた。介助バーを使って、おそるおそる歩く母。姉は嬉しくてそんな母の様子をパチパチと撮影していた。 リハビリ後、母は驚くくらいにゴクゴクとジュースや高カロリードリンクを飲んだ。喉が渇いたのだろう、かなり頑張って訓練に励んだのでね。 ホールで母とお茶を飲みながら、先の「とっちぶる」の歌の話になった。母の歌声を聴きながら、歌詞を書き留めた。 とっちぶる とっちぶる たっか泣かしゃん しぶりが 泣かさんば たっか泣かしゃん よぉねや わきゃちゃんが くびらしゅっと 泣くぅな 泣ぁくな とっちぶる ネットで検索にかけて引っかかった歌詞と若干違う。それは徳之島の方がお母さんだかおばあちゃんだかが歌っていたのを思い出して書いたものだった。島によって替え歌の歌詞も変わってくるのだろう。 が、ここで姉が母に訊いた。「とっちぶるっち、誰のことかい? 貧乏人のことかい?しぶりはぶぎんしゃちゅうことじゃや」 驚いたことに、この歌はただの替え歌ではなかった。とっちぶるとは、母の言葉を借りると、「ガサガサしち」人から蔑まれるニンギン、しぶりは「つるつるしちきょらきょらしゅん」ニンギン。 姉によると、島には古代からの奴隷制度が根強く残っていたらしい。この歌は、そういった身分の低い人たちが子どもをあやすのに歌われていたのだろう、と。 うわーーーーーー 深い、、、、、、! 思いがけず、とっちぶるの歌にまつわる、とっても興味深い発見であった。