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手紙日記

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3/17/2016









4月から小学4年生の担当となる。
小4というと、高学年として括られる。4月にはまだ幼さが残っているだろうが、1年でぐんと成長する時期だろう。

小6クラスを受け持ったのは8月(2学期)からだった。それまで担任されていた講師が転居のため、わたしに声がかかったのだった。3月に常勤講師から代行講師に変えてもらったばかりだったので即答できずしばらく悩んだのだが、お引き受けした。
前担任の指導により彼らは4月から「続けよう」と称した「12歳の言葉を残そう」という取り組みを行っていた。それは、1年を通して続けるもので、通常日記でも一言日記でも良いし、読書日記でも良い。一言日記は毎日、通常日記は最低でも週に2日、読書日記は本を読み終える毎に、など、自分のペースで進められていた。
しかし、一言日記を選んだ生徒の記録を見ると、「楽しい日だった」の他「つまらない日」「特になし」という言葉が目立ち、これでは継続する意味がないのではないか・・と考えさせられた。既に1学期がそういう状態で続けられていたため、軌道修正は困難だった。「後で読み返した時にわかるような一言にしたらどう?」など、促してはみたものの、「読み返すことはない」「先生に言われたからやっているだけ」「一言でいいと言ったから一言だけ書いている」など、まぁ生徒の言うこともよくわかる。最初から、この取り組みに「価値」を見出さなかったのだ。今更モチベーションを上げろったって、無理だろう。
反面、真面目に(?)取り組んでいる生徒もいた。彼らの場合、自分なりにこの取り組みに対する何かしらの「意味合い」を感じていたようだ。それに、続けることによってさらに「情熱」のようなものも生まれてきたのだと思う。そういう生徒の記録は、見ていて心が熱くなる。文章力に長けている、というわけではない。だが、「本物」だと感じる。彼らの素直な、正直な心があらわれているからだ。


前置きが長くなった。

生徒らに宿題として日記を書かせるのはどの講師も行っている。特に小学生。宿題としなければ日記を書く生徒はいないだろう。それに補習校という特殊な環境であるため、そうでもしないと日本語(日本語の文章)を書く機会がなくなる。学齢的にもある程度の強制的な指導(=宿題)は必要だとも思う。

ということで、やはり日記を書かせることを決めた。が、小6クラスの「続けよう」から感じた反省点(?)を生かし、もっと何か工夫しないとならないだろう。そうでないと、通り一遍の、

 『今日、○○ちゃんの家にスリープオーバーに行きました。とても楽しかったです。』

みたいな文で終わってしまうだろう。子供にとっての毎日というものは、学校のある日・ない日の違いこそあれ、勉強、習い事、遊び、などが主で、それらが毎日繰り返される。すると、特に「書くことないなぁ〜」になってしまう。
小3クラスの時に、「自分の気持ちを書きましょう」と、よく言ったものだが、最初の頃は「楽しかった」「悲しかった」が大半で、中盤からようやく「ドキドキした」「怒った」なども登場してきた。
しかし、ある単元で「豆太に手紙を書きましょう」というのがあったのだが、そこでの生徒たちの生き生きとした文章に驚かされた。

 『豆太、こわかったね、でもがんばった豆太はすごいと思うよ。』
 『豆太、これからもあの時の勇気を思い出して。そうしたらきっといつか一人で行けるよ。』


つまり、日記となると書けない。が、誰かへ宛てた手紙であれば、書ける(書きやすい)。

じゃじゃじゃーん。

よって、小4クラスの宿題は、日記改め「手紙日記」とすることに決定。わたし(講師)への手紙でもいいし、自分で決めた架空の友達でもいいし、未来の自分へでもいい。そのあたりは生徒らと話し合ってみようと思う。



最後にもう一つ。

わたし自身、このブログルに日記を書き綴っているのだが、途中、何度かサボった。サボり癖がつくと、なかなか再開するのも難しかった。「書くための」日記というのが目標だった。ただ、書く。でもそれでは、何があった、あーだったこーだったの羅列になってしまう。それでも良いと思っていたのだが、それだからサボる癖もついたのかな、と、今更ながら気付いた。
もうちょっと意味をもたせた方が良いのかもしれないなー。肩肘張らず、気楽に続けるためにも。わたしもこれを「手紙日記」とした方のが良いのだろうな、未来の自分宛て?



・・・追記・・・
HTMLタグ使用可能とされているが、文字を斜体にできないのはなぜだ?













#日記

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