7月25日 6時過ぎから雨の音。夫が隣りで大きなため息をついた。まだ降り始めなのにもう心配しているのだ。損な性質だよなぁと思う。気に病んだって仕方なかろうに。 昨日の朝のあの水たまり。仕事へ行く前にはすっかり忘れていてbasementの床を調べることもしなかった。 3件目のクライアントへ行く前に家へちょっと寄ってランチをとった。そのとき夫は庭の芝刈りをしていた。あのぬかるみのところは芝刈り出来るのかしら?くらいに思っていたら、もの凄い形相で夫が家の中に入って来た。わたしはもう3件目のお宅へ行く時間だったのだけれど。 庭の浸水について知っていたか、と訊かれ、頷く。昨夜、雨が降ったんだっけ?そう答えるとじろっと睨まれた。なんで睨むのよ。 事の次第はこう。それは雨降りでもなんでもなく、お隣りさんが水を出しっ放しにしていたのだ、と。夫は気付かずに芝刈りをし始めたら一緒に庭へ出た犬たちが酷く汚れていて、それで浸水に気付いた、と。また、もう一報のお隣りさんのSも外へ出て来て、彼女の庭も酷い浸水で怒っていた、と。ふたりで調べたところ、水の出しっ放しが発覚したのだ、とか。 原因の家の人達は仕事で不在だったので、何も言っていないらしいが、「言いに行く」と言っている。うっかりミスなのだろうが、これまでに何度かbasementが浸水しその処理に翻弄された夫にしてみれば本当に許されない出来事だったのだろうと思う。おまけに今日の予報は雨、そして現実に朝から雨が降っている。 ふーーーーーっ。 今朝、早くに起きて外回りをチェックしていた夫、わたしを見てこう言った。I hate this house! 馬鹿みたい、と思う。彼にしてみたら完璧な家なんてないのだ。どんな家に住んだって、満足はしない。自分たちで管理しなくて良いapartmentに行ったって同じだろう。クレームを出してすぐに処理してくれるとは限らない。コンドはどうか?まぁ似たようなものだろう。じゃぁどうしろと言うのでしょう。言わせるだけ言わせて、知らん顔。それしかないな、と思っている。